alt Re: ポケモンワールド 〜第二部 武器と依頼と友〜 一部終幕  ( No.41 )

日時: 2008/06/10 21:54
名前: パンツァー ◆2DziEbwxa6

第六話  炎をまとう鳥



ここは・・・・・・。

コハクは目を覚ました。

辺りは暗く、トーチの灯火だけで暗い空間を照らしている。

身体が動かない。

手足にはロープが縛られていた。

トーチの傍にポケモンがいるのを見つけた。

ラフレシアだ。

小さい頃よく絵本を見ていたのである程度のポケモンのデータは覚えていた。

しかしそのラフレシアは何かが違った。

花だ。

花の模様が普通のとは違う。

よくみればあちらこちらにも模様違いのラフレシアがいる。

「目を覚ましたようだな。侵入者め。」

その中で一番老けたラフレシアが出てきた。

コハクはあわてて反論した。

「侵入者ではありません!ボクは・・・ボクは・・・。」

「ボクは・・・なんだ?」

ラフレシアが問う。

「ボクは・・・・・ポケモンシティの王子なんです!」

ラフレシアたちは唖然としていた。

「王子だと・・・?証明するものは?」

証明するものなどコハクにはない。

コハクは背中の雷神剣に目をやった。

「あ。これが、王家の者のみが持つことができる雷神剣です!」

嘘だが嘘でもない。

なぜなら勇者の血を継ぐ者だけがもてるのだから。

「だから触った時熱くなったのか・・・。」

ラフレシアが納得しているのをみて、コハクはほっとした。

「あ。王子!これは失礼なことをしてしまって申し訳ありません!」

コハクはロープが切り落とされて自由になった。

「ところであなたたちは?」

コハクが何気なく問う。

「私たちはフラワー族というラフレシアの民族です。その証がこの模様違いの花でございます。ちなみに私がこの民族の長であるパンジ、パン爺とでも呼んでください。」

パンジは深々と頭を下げる。

「王子はどの様なご用件でこの孤島へ?」

今度はパンジが質問する。

「さっき言った侵入者のことで来ました。その侵略者の暴走を止めるために仲間を連れて・・・。」

「その仲間とははぐれてしまった・・・。」

しみじみとパンジは言った。

「分かりました。我々フラワー族も全力を尽くしてお仲間を捜し出します!」

パンジが指示を出すとたくさんのラフレシアが流れていった。

その時初めて、ここが洞窟だと気づいた。

コハクはパンジたちの言葉に甘えてくつろいでいた。

すると一匹のラフレシアがあわてて戻ってきた。

「大変です!大変です!炎をまとった鳥がジャングルを!」

コハクは急いで外へ出た。

いきなりもの凄い風圧がコハクを襲う。

風が強くてまともに身動き一つ出来ない。

「クククククク。お前が孤島へ来た愚か者か!」

その鳥は火炎を噴き出した。

くちばしから勢い出てくる火炎の熱気にただただ立ちつくしていた。

その時、

「ボーッとつっ立ってんじゃねぇ!」

バルドがダークネスブレイドを盾にコハクを守る。

「オレが防ぐからお前はその間に・・・!」

火炎の勢いが増し、バルドの足が曲がる。

「急げ!!」

コハクは頷くと火の鳥の横に立った。

そして剣を取り出し斬りかかる。

迷いがあったのかかすり傷しか与えれなかった。

そのポケモンが気づき、コハクに標準を変えた。

「我が名はファイヤー!火炎の鳥なり!」

火を思い切り溜めている。

「逃げろ!早く!」

バルドの声が聞こえる。

しかしコハクは分かっていた。

この火炎は大爆発する。

例え逃げたって巻き込まれて助からない。

「チッ!」

バルドがファイヤーに剣をブーメランの様に投げる。

それが刺さるがビクともしない。

「貴様たちもここで終わりだ!」

ビリビリッ

ファイヤーの足に電撃が走る。

さっきコハクが斬ったところだ。

「うぐっ!」

ファイヤーがよろめいたとき、ラフレシアたちが一斉に技を仕掛けた。

コハクも斬りかかった。

そして大きな体は地面に倒れ込んだ。

ファイヤーは塵になっていった。

一匹片づいた・・・。

しかしあと何匹いるのだろう・・・。

みんなは無事なんだろうか・・・。

この戦いは正しいのか・・・。

コハクは考えることで頭がいっぱいだった。



コメント
ファイヤー撃退!!
可哀想・・・。
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