alt Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.44 )

日時: 2009/01/11 16:53
名前: 真珠





 そうして、見事「祈祷師」に変装したネオは聞き込みすることにした。


「聞き込みって、例えば何を……?」


 ネオはセロナに聞いてみた。


「ああ、えっと……。カンナギタウン周辺の道路について何か思い当たることがあったら教えて欲しいって聞いてみてくれる?」

「分かりました」

「……それにしても。その格好似合ってるわね」


 セロナは笑って言った。

 他のメンバーも笑いを必死にこらえている様子だった。

 ネオは恥ずかしくなり、


「じゃ……っ、聞き込み行きます!!」


 と走ってロストタワーの方へ行った。








「すいません、ちょっとお伺いしてもよろしいですか?」


 セロナは冷静かつ慎重に……

ポケモンセンターのジョーイに聞く。


「どうかされましたか?」


 ジョーイは不思議そうな顔をした。


「……カンナギタウン周辺の道路で、霧が一番深い所って……何処だかご存じでしょうか?」


 セロナはジョーイを見つめる。
 
 ジョーイはうーんと考え込んで、


「そうねぇ……。橋の下あたりかしら……?

特に視界が悪いって聞きますけど……」


 そう言った。

 セロナはお礼を言って、

足早にポケモンセンターを去った。




(橋の下……。見てみる価値はありそうね……)








 一方、祈祷師に変装しているネオは、こんな姿で人に話しかけるのが嫌で、ロストタワー内に逃げ込んでいた。


 祈祷師が普通に人に話しかけるなんて、ネオ的にありえないと思ったからだ。

 
 かといって、わざと声を変えて話しかけるのも自分のプライドが許さなかった。



 ロストタワー内は薄暗く、幽霊が出るだけある塔だな、とネオは思った。




「……どうしよ」




 そうつぶやいて、ひらめいた。


「ポケモン補聴器!!」


 ポケモン補聴器は、前にリノが発明した、耳に付けるとポケモンの気持ちが分かるという道具。

 初めはインチキだと思っていたが、これをつけてブイゼル――フローゼルの気持ちが分かった。




 ネオはポケットから補聴器を取り出すと、耳に付けた。


 これで、幽霊たちから何か手がかりがつかめないか――そう考えていた。




「……誰かー……。教えて欲しいことがあるんだけど……」




 小さめの声で、そう喋ってみた。


 ……何も起きない。




「……教えてやってもいいよ? で……何を?」


 どこからか声がした。


「……え?」

「だから、何を教えればいいんだ?」


 声の主は分からない。……ネオはごくりと唾を飲み込む。


「カンナギタウン周辺の道路の事……なんだけど」

「そうか。ズイやカンナギの事は何でも知ってるからな。教えてやるよ――ただし、条件が一つ」


 声の主は少年のようだ。


「条件……何?」

「僕……此処にいてずっと暇なんだ。勝負する相手を見つけても逃げられちまう……。

だから、僕と勝負しろ! 勝ったら教えてやってもいいぞ」


 すると、天井の近くからすぅ……っと何かが浮かび上がった。

 ……それは、少年の姿。

 ふわふわと宙に浮いている。

 そして、ニッと笑った。




「きゃああああ――――!!?」









*ヒトコト*
久々の更新ですー
ネオ、意外にプライド高し&幽霊嫌い!?

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