alt Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.16 )

日時: 2008/07/13 12:17
名前: 真珠

HUNTER:2 【目的】




「…オ……ネオッ!!」

「えっ!?」

「また朝礼に遅れます!!」

「うわぁぁっ!!」

毎朝,寝坊しリノに起こされる…それがネオの日課だった。

朝礼にはなんとかいつもギリギリセーフで間に合う。今日も間に合った。しかし,なんだか今日は様子が違かった。

「ねぇ,何?この雰囲気。」

ネオはとなりにいたモニーにひそひそ声で話しかけた。

「重大な任務の発表が,ボスから直接されるのよ。だから,みんな緊張しているのよ」

そう言うモニーも,真剣な顔だった。

ネオもボスが上がる朝礼台をまっすぐ見つめた。ボスはまだだ。朝礼台の横には,幹部3人が立ってじっとしている。

(それだけ重要な任務なんだ。)ネオはそう思った。

それから10分後,ようやくボスが到着する。そしてゆっくりと台の上へ上る。

「長らく待たせたようだな。では,重大な任務を発表しよう。」

その場がしんとする。

「我がPHは伝説のポケモンをハントしようと活動している。そして,今のねらいは【シンオウ神話伝説】にも記されている【ディアルガ・パルキア】。」

周りがザワザワする。【シンオウ神話伝説】はシンオウができた頃の神話が記されている,シンオウで最も古い書物。その書物をシンオウで知らない者はいない。

ボス……ネシアはコホン,とひとつせきばらいをすると,

「【ディアルガ・パルキア】を入手するためにはシンオウの3つの湖に住む3匹の伝説のポケモンが必要なのだ。先日,リッシ湖へ調査に行ったのもそのため……。しかし伝説のポケモンはいなかった。」

周りがしんとする。

「よって,何者かに先に奪われた可能性があるのだ。見当はついている。




  
  ギンガ団だ。」


そして,また周りがざわつく。ギンガ団……誰も知らない,謎の組織。

「そして,我らはギンガ団の情報を徹底的に調査することを試みた。伝説のポケモンをギンガ団から奪うのだ。」

朝礼は終わった。

各自PHはギンガ団について調べることなった。ネオも,リノも。

「ネオは知らないんですか?ギンガ団。」

「全然。どんな人物がいるのかさえ分からない。見たこともない。」

ネオはパソコンはガチャガチャいじって,ギンガ団のことを調べている。

「アジトがトバリシティにある?うそ……。」

ネオはふと,リノの机の上にあるボールを見た。

「そういえばリノ,このボール,何?こんな真っ黒いボール見たことないんだけど。」

「ああ,それは私が作ったんですよー!初の研究作品です。」

「ええ!?」

「ブラックボール……通称【Bボール】!!」

(……ネーミングセンスなし……。)

「どんな効果があるの?」

「敵のポケモン・野生のポケモン……自由に捕まえられるボールなんです。ですけど……。」

「何?」

「コントロールがすごく難しいんです。私には操れませんでした。」

リノはため息をつく。

「それで,今持っているのは?」

「あ,発信器とモニターです。なんか,たくさん作れるんです,最近。ネオががんばってるから私もがんばろって思うんです。」

「発信器!?」

ネオは,いいことを思いついた。


「明日,トバリシティに行ってみる!」






*ヒトコト*
久々の更新となりました。HUNTER:2です。ここではギンガ団とかロケット団が出てくるようです。あとは(HUNTER:2の)題名にもあるようにPHの目的です。



(20008.7.13修正)
メンテ

alt Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.17 )

日時: 2008/05/27 18:12
名前: 真珠





次の日,ネオは予定通りにトバリシティへ向かった。今日もまた朝礼に遅れたが,気にしていなかった。

――ギンガ団のアジトに潜入できる……

そう思うだけでワクワクした。

「でも,潜入ってほどじゃないんじゃないですか?」

「そうかも。けど,スリルはあると思う。」

2人はトバリシティへと向かう。

トバリシティにはギンガ団の倉庫・ビルがある。

ネオはリノがつくった発信器を,カギをさしこむドアノブにつけることにした。

「一応発信器は2つあるから。倉庫とビルの両方につけよう。」

ネオとリノはもちろんPHの制服ではない。街に行くのだから,怪しまれたら警察にでも捕まってしまうだろう。それに,ギンガ団もPHには十分警戒しているはず。

まず倉庫の前に来た。

「カギを差し込む穴はここ。じゃあ発信器を……。」

「まって,ネオ。いくらなんでも手に発信器をつけたら気づかれるんじゃない?しかも,ギンガ団が手袋をはめていたら,手袋についたまま洗濯されてしまうかもしれない……。」

「あ……考えてなかったな。どうしよう」

どうにか,手以外に発信器をつける所はないだろうか。

ドアを観察してみる。時間はない。

「……あ。」

「えっ,どうかしました?ネオ。」

「このドア,小さい気がする。」

よく見てみると,ドアの高さはネオの身長より10cmほど上で,そのまま入っていったらぶつかりそうだ。

「この方法にかけてみよう。」

ネオはドアの上に発信器をとりつけた。

ビルの方は,暗証番号だったので,“5”のところに極小の発信器をつけた。

人目につかずにできたので,とりあえず一安心だ。

「あとは本部に戻ってモニターをよくチェックしなきゃ。」

モニターには発信器が見ている映像が流れる。

「動かない。」

「まだみたい……あ。」

映像が動き始めた。計画通り,発信器は帽子についているようだ。

発信器のカメラは進む方向と同じ向きにとりつけられているから,発信器をとりつけた人の目線が分かる。

ただ,帽子の向きを変えない限り。

一方,ビルにとりつけた発信器も動き出している。しかし手についているようだから,周りの景色はあまりよく見えない。

ネオとリノは倉庫の方の発信器の映像をたよりにすることにした。

発信器がとりつけられた人物は「マーズ」というらしい。発信器にはスピーカーもついているから,声も音もよく分かる。2人は,耳を澄ます。

『マーズ。あんた普段は帽子かぶっていないわよね』

『ええ。ファッションよ。それより,ジュピターはハクタイビルでの任務おわったのね』

『楽勝だったわ。だけどね,伝説のポケモンはいなかった。情報なら手に入ったけど』

『え?情報って……』

『シンオウ神話伝説よ。やっぱりディアルガとパルキアを捕獲するには湖に住む3匹のポケモンが必要なようね』

『やっぱり湖か……』

『リッシ湖は捕獲済み。まあ“ロケット団”とかよりは先に手には入ったからラッキーよね♪』

『最近,ポケモンハンターとかいう組織が……いるような噂を…』

プツリ

発信器の音の通信が切れた。

「もう。なんでこんなときに調子が悪くなるのよ。」

「音は2分間しか聞けなくて,次の音が聞けるまで3分かかります。」

「性能悪いわよ。でも……,有力な情報を手に入れたね。」

まずギンガ団には“マーズ”と“ジュピター”という女の人がいるということ。

PHと目的はほぼ同じということ。

ロケット団を意識しているということ……。

また,PHの情報も入りつつあるということだ。

「次にまた声が聞けるまで3分……。もっと有力な情報が聞けそうな気がするわ。」









*ヒトコト*
前にも書きましたが,一応。PH本部はシンオウ地方のPHだけが住む島にあります。名前はまだ知られておりません。



メンテ