Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.10 )
日時: 2008/07/13 12:16
名前: 真珠
リッシ湖へは現地集合だったので,ネオは遅れないように急いだ。名無しの新人が遅れたらそれこそ大変だと思ったからである。
到着したのはAM10:00。ミッション開始はAM10:30だから,30分も余裕を持って着いた。
リッシ湖のほとりには,ネオの他のしたっぱたち,さらに今日のミッションリーダー,シドもいる。
AM10:30。ミッション開始だ。
シドはしたっぱ達を引き連れリッシ湖の中へと向かう。
「ネオ…お前とあと…モニー。2人は入口で見張り。」
シドにそう言われた。
「…。」
少しの間,言葉が出なかった。(中で調査できないの!?)
「「はいっ!」」
「じゃあ,誰か来たらバトルして追い出すようにな。もし誰か入ってきたらお前らもう後がないかもな。」
シドはさらりと台詞を言ってほかのしたっぱ達と中へ入っていってしまった。
ネオはしょうがなく,見張りをすることにした。
…とはいっても誰も来ない。 ヒマ。 ヒマ。 ヒマ…。
ネオは暇なことが大嫌いである。
「ねぇ,あなた,名前は?あたしはモニーってんだけど。」
「え?」
となりで一緒に見張っているモニーが話しかけてきた。彼女もさすがにヒマなのだろう。
「ネオ…っていっても知っている人はいないと思うよ。だって…」
「新人さんでしょ。」
「えっ,まぁ,うん…。」
モニーははつらつとした元気な人だった。気軽に話しやすくていい感じだった。
「あたし新人2年目なんだけどさ,専属研究員が未だ現れないの!ネオもさすがにいないよねぇ?」
「専属研究員?いるよ。」
「えええっ!!マジでぇ!?うっそ!誰?」
「リノって子。私と同じような人生を歩んできた人だったの。だからその子しかいないって確信したの。」
「ふぇー。スゴイじゃん。で,同じような人生って…。」
「“PH”だな!?」
「!?」
いきなり黒い集団が現れる。PHの制服は赤紫色×青色だから明らかにPHではない集団。だとしたらまさか…。
「ロケット団っ…!!」
「ロケット団!?誰!?それ!?」
モニーは戸惑っている。
ネオはロケット団を知っている――――。昔,旅先で何度も絡んできた奴ら…悪い奴ら…。
「あんたら!調査のじゃましたらただじゃおかないから!」
「そ,そーよ!あたしらのPH生命もかかってんだから!」
「PHども…よぅく見たら弱そうでちっぽけな2人。さぁやるぞお前等…!!」
ロケット団の今そこにいる人数はざっと20人程度…。2人で倒せるか…。
「いいわ!ひとりひとり相手してやろうじゃない!モニーも!」
「ええ。」
「フッ,こんな奴ら俺一人で十分だぜ。アーボック,いきやがれ!」
「いけっ!ブイゼル!ソニックブーム!」
《ブイ,ブイッ!》
ソニックブームは見事アーボックに命中。まだまだ体力はある様子。
「じゃあ,こっちも行こう!いけっ!ラルトス!」
《ラル〜》
(え!?ラルトス?)
ラルトスは,エルレイドの進化前…。ネオはエルレイドのことを思い出してしまう。
「っ…。ブイゼル!片付けちゃえ!アクアジェット!」
《ブ〜イ〜!》
「うぉぉぉおお!」
《ブイッ!》
「ぐわぁっ!」
《ブイブイブイ!》
「うぇっ!」
《ブイ〜ッ!》
「うわぁぁ!」
「ふぅ。」
ネオは一人でなんとか10人倒した。そしてモニーの方を向く。
ラルトスが…今にも倒れそうだった。でも…。
「よっしゃぁ♪勝ったよ!ネオ…?」
「あ,うん…。これでロケット団も去ったし,一安心。」
** ** ** ** **
「調査は終了した。見張り,ご苦労だった。」
「「ハイ。」」
「では,本部へ戻ることにしよう。調査報告は俺からボスへ伝えておくので各自,用を済ませて夜11:00には就寝だからな!守らないと俺が怒られるから注意しろ!では解散!」
ネオとモニーは本部へ戻った。
「じゃ,あたしこっちだから…。」
「またね,モニー。」
「バイバイ,ネオ。」
ネオが部屋に戻るとリノは…寝ていた。
(つかれることしたのかい…)
と,リノの机に目をやると,一個のボールが転がっていた。
「何コレ?」
このボールのことは,明日聞くことにしよう。きょうはとりあえず休もう…そう思い,ネオはゆっくりと寝床についた…。
HUNTER:1 終わり HUNTER:2 に続く
*ヒトコト*
新キャラ登場ですね!「モニー」です。
2人の関係が今後どうなるかチェック!です♪
(20008.7.13修正)
