alt Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.1 )

日時: 2008/07/13 12:15
名前: 真珠

HUNTER:0 【PH】


ポケモンハンター,略して「PH」。

彼らは,人のポケモンを奪い取り,世界を支配しようとする悪の組織。

彼らの敵は,ロケット団,ギンガ団。この組織達より早く世界を支配しなければならない。

そんなポケモンハンター達が多くいる,「ポケモンハンター本部」。

ある日,ここに一人の少女がやってきた・・・。


「失礼します,ボス。お客様がお出でです。」

「中に入れろ。」

ボスの名はネシア。普段は人前に姿を現さない,謎多き男だ。

「こんにちは。」

ドアをあけて入ってきたのは少女―――。

「名は?何をしにここへ?」

ボスは尋ねた。すると少女は

「私の名は,ネオと申します。ポケモンハンターになりたくて,ここへやってきました。」

「ネオ・・・。そうか,お前は“PH”になりたいのだな?」

「はい,そうです。」

「まあ,今日は気分が良いし,特別に部屋をかそう。今は忙しいから,他のPHに場所は聞いてくれ。」

ボスはそれだけ言うと,仕事を始めた。

「は,はい・・・。」

ネオは,案外すんなりとPHになれたのが,少し不思議になった。

部屋を出たとき,誰かとぶつかった。


「いった・・・!!ちょっとアンタ,気をつけなさいよ!」

「す,すみません。」

ぶつかった人は気が強そうな女の人。その人は転んで倒れているネオをじろじろ見た。

「見慣れない顔ね,アンタ新人でしょ」

「そうですけど・・・。」

「新人,一つ覚えておきなさい。私の名はクレモナ。第3幹部よ。“幹部”はとてもエライ存在なのよ。だから逆らったらどうなるかも分からないわ。それだけよ。」

クレモナはさっさとどこかへ行ってしまった。

ネオは新人というだけあって,なかなか他のPHにも相手にしてもらえず,部屋の場所を探すために本部内をうろうろしていた。

そして,ようやくたどり着いた。

「新人ノ部屋」

誰もいない,個人の部屋――――。新人なのに,いいのだろうか。

ネオはまた不思議に思いながらも荷物を下ろした。と,そのとき,誰かがこの部屋を覗いた。

「あら,こんにちは,新人さんね?」

「はい,ネオと言います。」

ネオは立ち上がって挨拶をした。また偉い人そうな気がしたからだ。

「私は第1幹部のセロナ。よろしくね。」

さっきのクレモナとは違う,大人なひとだった。

「あの,第3幹部と第1幹部で,どう違うんですか?」

「ああ,幹部の中でも,1から3まであって,1の方が偉いのよ。自分で言うのもあれだけど,私はボスの次に偉い存在になるわ。」

「え,そうなんですかっ・・・!」

「まあ,がんばって。そういえば,パートナーポケモンは捕まえたの?」

「パートナーポケモンですか・・・?」





*ヒトコト*
登場人物は多いんですよね。覚えにくいかも知れないです。という私も,覚えてないです><


(20008.7.13修正)
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alt Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.2 )

日時: 2008/03/22 15:02
名前: 真珠




「パートナーポケモンは,“ハント”をするときに手助けしてもらうためのポケモンよ。」

ネオとセロナは歩きながら話した。セロナは話を続けた。

「ハント・・・ですか?」

「“ハント”=捕まえる よ。ハンター用語ね。――そういえば,ボスから何も言われなかった?」

「いいえ・・・何も。」

「そう,じゃあ捕まえに行ってきたら?」

セロナはにっこりと言った。

「え・・・でも。」

「ボスには私から言っておくわ。それじゃあ,また後でね。」

ネオはセロナと別れ,本部の出口へとむかった。

一応,外へ出てみる。さっき来た道なのに,初めて見る気がした。



――――ここは,シンオウ地方。シンオウ地方のとある島。

名は知られていない。“PH”だけが住んでいる島だ。

とりあえず船に乗り,島をいったん離れることにした。

一番近い街を,地図から探す。

「―――ソノオタウン」

“街”というより“町”ぐらいの小さな町。

ソノオタウンといえば,花畑で有名。

数分後,すぐに着いた。花の香りが,そこら中からにおう。だけど,花の香りはネオは嫌いではなかった。

フラワーショップに立ち寄って,何も買わずに花畑へと向かう。

誰もネオをあの極悪な“PH”だとは思ってもいないだろう。

まだ新人,しかも今日入ったばかりの。“PH”の制服すら着ていない。

ゆったり,のんびりと花畑で時間をつぶす。見た目からして,もちろん“PH”には見えるはずがない。

花畑をゆっくり歩いていると,池があった。きれいな池。

水面をじーっと見ていると,水草のかげで何かが動いている。

(何か居る・・・!)ネオはゆっくり体をあげて,水草の後ろをのぞいてみる。

おそるおそる目を見開いて見てみたが,何もいなかった。

「あれ,おかしいな。何かいると思ったのに。」

すると,また水面が揺れる。

「そこだ!」

手で,生き物を思い切りつかむ。生き物は,手の中でじたばたと動き,暴れた。

生き物のしっぽから水しぶきが飛んできて,顔にかかる。

おかげで,目の前が見えない。生き物の正体も分からない。

ついに,生き物は逃げてしまった。せっかく捕まえられたのに,正体が分からずじまいだった。

「あーあ。」

ネオは生き物を捕まえるのをあきらめた。きっと,ポケモンだったかもしれない。いや,ポケモンしかいない。

ネオはあきらめて,ゴロン,と寝転がった。

「ポケモンは出てこないし,これじゃあもう“PH”失格かなあ。」

“PH”と言ってしまったことに後から気付き,あわてて口をおさえた。運良く,近くには誰も見あたらなかった。

「セーフ・・・。」

“PH”新人なのに,正体がばれてしまったらだめだ。“PH”としての立場が危うい。

もう,ポケモンを捕まえるのもいやだ,そう思ったとき――――――――――。

バシャァァッ

水の中から何かが飛び出してきて,ネオの寝転がっている真上を通って,横に着地した。

ネオはびっくりして起きあがった。

「このポケモンは――――――――ブイゼル」







これが,ネオとブイゼルとの出会いだった。




*ヒトコト*

「セロナ」と「シロナ」って名前似てますね。同一人物じゃありません。一切何の関係もありません。



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alt Re: † ポケモンハンター 【NEO】 † ( No.3 )

日時: 2008/07/13 12:15
名前: 真珠




「ブイゼル!さっきはよくもやってくれたじゃない。」

ネオは,さっきの生き物に恨みを持っていた。

「おかげで服がびしょぬれっ!!」

その生き物が本当にブイゼルだったのかは分からないが,ネオがさっきつかんだ生き物は細かったし,しっぽもあった。その体型は,ブイゼルに当てはまる。

ブイゼルはネオを見て,「フッ」と鼻で笑った。ネオは,ブイゼルのその態度にむかついた。

「ポケモンのくせに・・・!ヒトをなめないでよね!こうみえて新人“PH”なのよ!こらしめてやるんだから!」

突然,ネオの魂に火がついた。ポケットに手を突っ込んだ。

「ボール・・・ないんだっけ。」

手持ちのポケモンはいなくても,なんとか捕まえられる。ネオはそう思い,ブイゼルを追いかけ始めた。

一度は手でつかめたが,さっきと同じようにしっぽをばたばたさせて,逃げられてしまう。

「〜〜〜っ!!!すばしっこいポケモンね!!」

それでもネオは根気よく追いかけ回す。ブイゼルの方は,「しつこい」と思っているだろうが,ネオはそんなことおかまいなし。

しつこく追いかける。


――――――― 数分後 ―――――――


ネオもブイゼルも,ほとんど体力が残っていない。

ブイゼルは,さっきまで元気に走り回っていたのに,歩いてしまった。そのチャンスを待っていたネオは後ろからゆっくりとブイゼルに近づく。

そして・・・

がしっ

《ブイ,ブーイ!!》

ネオはブイゼルを差し押さえた。

「ちょっと乱暴だけど・・・。やっと捕まえたよ。ブイゼル,強いね!ねえ,仲間になってよ!ダメ・・かな?」

ネオはブイゼルに向かって言った。ブイゼルは,自分が捕まってしまったことに驚いているらしい。そして,ネオを見上げる。

《ブイ,ブイ!》

ブイゼルが笑った。どうやら,ネオのことを認めたらしい。

「や・・・やったっ!!ブイゼル,仲間だね!」

そして,天に向かってガッツポーズをした。




ようやく,パートナーポケモン,ブイゼルをつれて“PH本部”にたどり着いたときにはもう夕方だった。

そこで念のため,ボスに報告をすることにした。

「失礼します,ボス。パートナーポケモンのブイゼルです!今度からは2人(?)でがんばっていこうと思います。」

ボスは立ち上がり,ネオに何かを渡した。

「パートナーポケモンを捕まえられたのだな。これは,“PH”の制服だ。まだまだ下っ端だが,ネオには見込みがある。がんばりなさい。」

「はい!」

ネオは部屋に戻っていった。部屋で,ボスからいただいた制服をながめてうっとりしていた。これでようやく,自分も“PH”だということが,とても嬉しかった。

「調子に乗ってるんじゃないわよ」

部屋の外から声がした。あの,クレモナだった。

「フン,制服もらっただけで喜ぶ“PH”は世間では通用しないわ!そのうち除け者になるだけ・・・・!そんなあんたの姿が目に浮かぶわ!!」

そう言って,笑いながらクレモナは去っていった。

ネオは,クレモナが気に入らなかった。あんな幹部さえいなければ,もっと喜べたと思うのに,と思った。


そしてブイゼルに話しかけた。

「いよいよ明日から仕事だよ!がんばらなきゃね,ブイゼル!!!」

《ブイ,ブイ!!》





HUNTER:0   終わり

HUNTER:1   に続く



*ヒトコト*
もうお気づきかもしれないんですけど,登場人物の名前,実は・・・。これはまた今度言うかもしれないです。


(20008.7.13修正)
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