alt Re: えるえるえ〜る ( No.29 )

日時: 2007/11/06 01:17
名前: OKI

第2章
第5話(第18話)「魔王四天王」

わーーーーーーきゃーーーーーーーーーにゃーうわぁーーーーー・・

悲鳴の元へと走り近づく程声が大きく聞こえてくる、その悲鳴に耳をふさぎたくなったが、受け入れなければいけない現実だと思い、俺はふさぐ暇があるなら、そのぶん急ぐ事にした

俺と歩は会場内に入る

そこはまるで闘技場のような場所・・
ソコではすでにモーチルとリリーが牛の頭をした鬼のような・・ミノタウロスを聞いた事をあるなら真っ先にソレだと思うような魔物と応戦していた

「遅いわよ!・・邪魔よ!」
バチバチィ・・ドシャーン 
ぶももぉぉーーー

魔物に雷撃を放つモーチル、魔物が悲鳴をあげる

「はっ!やぁ!!」
ブワッベキャッッ! 
ぶふぉもぉ〜〜〜〜

雷撃をくらい、しびれて動きがにぶくなった魔物の腕に回し蹴りを放つリリー、魔物がまた悲鳴をあげる

シュバババババっ!!
突然、何かが飛んできた

「うぉわっ!!あっぶねぇ・・」
俺はとっさのバックステップでソレを避けた

「・・大丈夫ですか?アキラ」

「おうって!!うぉわ!いやいやいやっ!!お前が大丈夫かよ!?ロリロリ!?」

「・・・大丈夫です・・・これはクナイですね・・」
ズボッピュ〜

そう言って、飛んできて頭に刺さった赤く染まったクナイを引き抜くリリー、抜いた瞬間ちょっとした洒落た赤い噴水が吹き出てきていたのだが・・・
本人が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうな、凄い赤い以外はいつもと変わらない表情してるし・・・

シュバッ!タッ!
何かが降って来た

「我は魔王と意味と同じ『レアル』の名を貰いし、魔王四天王が一人!レアル・カナデ・リ・アルナ!・・命が惜しくば早々に立ち去るが良いぞ!・・・で御座る」
語尾の『御座る』と服装で忍者っぽい感じでなかなかにグラマラスな女の子が目の前に現れる
どうやら降って来た何かはこの魔王四天王と律儀にも自己紹介してくれたこの女の子だったようだ

「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」

あまりの突然な自己紹介と出来事に皆沈黙してしまった、最初にその沈黙をやぶったのは

「御座る・・・御座るって・・御座るって言ったね、忍者なのかな?あの人」
以外にも歩だった、『御座る』が凄い気になってる御様子だ

「・・やっぱお前もソコが気になったか、実は俺もだ!」
本当なら、『魔王四天王』という所に反応する所なんだが・・『御座る』とかいう珍しい奴、初めて見たからなぁ・・

「実は・・私もです」

「えぇー?とか言って実はボクもー!」

「何でこうあんたらバカばっかなの!?あんなの『御座る』なんてベタなセリフ言わなくてもっ!服装からして忍者に決まってるじゃないっ!」

「・・・満場一致で魔王四天王という、凄い事実については・・その〜・・眼中に無しで御座るか、おぬし等?」
何故か控えめな態度になる魔王四天王、なんとなく不憫な子っ的空気を感じる・・・

「おうっ!!」
魔王四天王には不憫な気がしたが、自信満々にそう答えてやった、しかもナイススマイル!のオマケ付きで

「・・・うぬぅ・・まぁ・・良い、それよりもおぬし等、先ほどの話の内容は覚えておるで御座るか?」
その言葉に俺達はさっきまでこの人が何かを言っていたのかを思い出す・・・

「・・・御座るって言ってたな」
「・・・御座るって言ってたよね」
「・・・御座るって言ってたね〜」
「・・・御座るって言ってました」
「・・・御座るって言ってたわ」
全員大体同じタイミングでそう答えた

「やっぱり満場一致で『御座る』だけで御座るか!?くぬぅっもう良い!!おぬし等の首、この魔王四天王が一人っ!カナデが貰いうける!!」

シャキ、ババッ
「ニンッ!!来たれっ!風神っ!!」
腰に指してあった、左手で短刀を逆手になるように抜き、右手で忍者っぽい印を結ぶ動きをした後
天高く右手を掲げ、カナデが『風神』と呼ばれる物を呼応する、その声と共に・・・

ぢゅるん

良くわからないけど、とにかく、嫌な音を奏でながら、篭手が出現し、それが腕に絡んだ

てか、どうでもいいかもしんないけど、忍者だからって「ニン」とかベタすぎじゃないか?

・・・グッ!!

そのまま、ゆっくりと左足を前に出しながら、短刀を持った方を俺(明)から見て前方へと突き出し、
短刀の切っ先を俺へと向ける
天高く掲げた手は力強く握り締め腰のくびれあたりで止め
それっぽい構えをとった

バッ!!
「いざっ!!参るっ!!」
構えた瞬間その言葉を発する前に俺目掛けて襲いかかるっ!!

「そういうのは言いきったあとに行動しろってのっ!!来いブレイバー!!」

ブゥウン・・グッ!!

俺の右手にブレイバーが出現する、俺は強く握り締める

そして、間一髪の所で俺はカナデの襲撃を・・・

ザグシュー・・・

「へっ不意打ちご苦労様っけど、残念だったなっ!」

「・・・いや・・・お主良く見るで御座るよ・・その〜・・・刺さってるで御座るよ?」
んなわけねぇだろぉっ・・てっ!!

「アレェッ!!!?刺さっとるがなーーー!?」
見事に間一髪でもないかもしれないほど見事に刺さっていた・・

ブレイバーが縦になるよう突き出して防ぐつもりだった俺だったが、突き出した手とブレイバーと俺の腹の間にカナデが手にした刃が突き刺さっていた・・

「まさか、防げぬとは思わなかったで御座るが・・・いや、しかし、コレは好機っ!さぁどうして欲しいで御座るか?引き抜いて出血多量で逃れられぬ死ぬ運命の時を引き伸ばそうか?いっそ、更に刺して傷をえぐり、早々に殺してくれようか?選べっ!!」

何気に怖い事言っちゃってる魔王四天王の一人、ご丁寧に死に方をチョイスさせてくれるってんだから・・いや、親切ではねぇか・・・
俺は死を覚悟しそうになったが、一応命乞いをする事にした

「悪いけど、できれば・・さっきのシーンカットして、テイク2希望で」
果てしなくムリそうだが、一応思った事をそのまま言ってみた

「かっと?ていくつー?何を言っているので御座るか?お主?」

・・・やっぱダメか


続く



いつもより、短く終わるようにしてみました、いつも終わり所が見当たらず長くなってましたので・・
メンテ