alt Re: えるえるえ〜る ( No.22 )

日時: 2007/05/20 01:31
名前: OKI

一章 最終話(第13話)「正義の味方?」

「つぅかぁれぇたぁ〜〜」
「お嬢様がワガママ言うなよ」
いや、お嬢様だからこそ、ワガママ言うものなのか?

「じゃぁ、ここらで休憩しよっか?」
「・・・甘やかしすぎ・・・」
「俺もロリロリに同意〜さっき休んだばっかだっろ〜?」

俺達はイドルスの街を出て1時間ぐらい程度の所でツンデレが休憩要求・・・30分前に休んだっつ〜のにだ・・・

「じゃぁ、アンタ疲れてないワケェ?」
「おぅよ」
「・・・・元気が一番・・・」
「えっ?何?ロリロリちゃん?」
そう歩が聞き返すとロリロリはあわてたように両手を前に出して広げ、左右にぶんぶんと振ってみせた『なんでもないよ』っていうジャスチャーだ

「しゃーねぇ〜なぁ〜俺がおんぶしてやろうか?」
「えっいいの〜?」
「・・な〜んでソコで歩が出てくるんだ?」
「え〜と何となく・・・」
・・・お前もおんぶして貰いたい年頃なのかい?マイシスター?

「じゃぁ、お嬢様だっこするんならソレでいいわっ」
・・・お姫様だっこならともかくお嬢様だっこ・・・?
う〜む世界は広い・・・

「・・・そのお嬢様だっこって何?どうやるんだよ?」
「アンタそんなのも知らないの〜?いい?まず・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺はツンデレを肩車しながら、コンパスの赤い矢印が指す方向へと、歩いた・・・途中休憩しながら・・・雷撃を喰らいそうになりながら・・・
そして、結構空が暗くなってきたので、マヤネカという街の宿屋に泊まる事にした・・・

「はぁ〜いくら軽くても疲れるもんは疲れるな・・・」
何しろ、AM10時ぐらいからPM7時の9時間ぐらいだからなぁ・・・つ〜か肩車のどこが『お嬢様だっこ』なんだか・・・

「そろそろ8時だからメシか・・・」
俺はメシを調達しに行く事にした・・・ちょうど労働基準法(労働基本時間8時間)をムシされた残業手当てなしの重労働のおかげでハラヘリだしなぁ・・・

「ボクッそんなんしないってっ!言ってるでしょっ!!」
どこぞの酒場に入った瞬間、どこか懐かしい声で怒声が飛んできた

「いいじゃねぇかよ〜付き合ってくれてもいいじゃ〜ん」
「そうそう〜へへへ〜」
見た所よっぱらいに女の子が絡まれているようだ・・・
こういう状況での選択肢はただ一つ・・・「颯爽と救いあげ、あわよくばデートまで持ち込む」だ

「おいっお前らっ!その娘が嫌がって・・・」
ソコに居たのは・・・居るはずもないはずの・・・

「えみるっ!?」
「げっっ・・アキラっ!?」
何故えみるがっ!?そして『げっ』って言われたのでダブルショッキングッ

「なんでぃ、お前ら知り合いなんか?」
「おぅ、まぁな、いや〜悪いなウチのえみるがご迷惑かけて・・・?」
俺なんか言い方おかしくないか?いや、全てがおかしくないか?

「え〜〜?ボク、迷惑かけてないよっ!そっちが迷惑かけてきたんだよっ!」
「あ〜まぁ、ソレもうどうでもいいじゃん、とにかくとっとと出よう」
「良くな〜〜い」
未練タラタラなえみるを俺は外野へとレッカーした

「しかし、何でえみるがこんな所にいんだよ?」
「さぁ?何でかな?いつのまにか、ココに来てたんだよ〜」
「そうか〜苦労したんだろうな〜」
たぶんアホの女神様の手によって・・・

「う〜ん・・・まぁまぁ、苦労したけど、楽しいよっ!ココの世界っ!ファンタジーなゲームの世界みたいなんだもんっ」
「・・・・まぁ、本人が楽しんでいるならどうでもいいか・・・」
このメガネっ娘ゲーム好きだったのか・・・

そんな夢見てる少女のごとく目を輝かせているえみるに現実って奴を教えてやった

「ここは夢の世界じゃねぇぞ?現実だぞ?」
「わかってるよ〜」
一応夢とは思ってないようだ・・・一安心・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は歩とロリロリとツンデレと合流し、えみるを俺達「魔王しばき隊」の仲間に加えた、ロリロリはしばし、えみるの抱きつき攻撃に耐え、歩はひたすら苦笑い、ツンデレは緊急回避で逃亡し、俺はその光景を生暖かい眼差しで見ていた・・・
そんなこんなで次の日・・・・

「魔族狩人コンテスト・・・?」
俺は宿屋近くにある看板に気づき、看板描かれている内容を音声にして読んだ

「あぁ、ソレはようは時間内にどんだけ魔族を狩れるかっ?ていうお遊び大会だよっ」
「・・・なんでえみるがソレを知っているの?」
「えっあっえっえぇ〜とボクがねっソレでお金稼いでいたからだよっだからっね?アハハ」
えみるはあわててすこししどろもどろにそう答えた

「ふ〜ん、なるほろね〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

俺達は俺が新チャンピオンになった時得た資金はまだあったから、このお遊び大会に参加するつもりはなかったのだが、ソレに対し、『ロリロリが目を輝かせているように見えた』とえみるが言っていた、隣にいるロリロリは首を横にプルプル振っていたワケなんだが・・・・
そして何故か『ちびっこの夢を壊したらアカン』という結論が出て、参加する事になった・・・

「まぁ、死なない程度に頑張れよ〜」
俺は参加する気はないので、見学する事にした・・・
したかったのだが・・・

「アンタも出るのっ!」
そう言われ、グイグイとチョコチョコと俺はレッカーされた

「お兄ちゃん頑張ってね〜」
「はぁ〜?何言ってんの〜?あんたも出るのっ!」
「え〜〜〜っ?」
結局、ワガママお嬢様モーチルのせいで強制的に全員参加となった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ぐえーーー」
「きぎゃーーー」
「けぎゃーーーー」
遠くから人ではない悲鳴が聞こえてくる

「お〜ぉあっちはヤリまくってるみたいだな」
文字だけなら勘違いしそうな事言っちゃってるなぁ俺・・・

ドゴォォオオン

「なっなんだっ!?爆発音!?」
俺は爆発音がした方へと走った

「歩っリリーッえみるっモーチルッ無事かっ!?」
爆発音がした方へ向かってついた先には・・・皆が倒れていた

「お兄ちゃんっ」
「あっアキラ」
「あっ目付き悪男」
「・・・爆風で吹っ飛びましたが、大事ないです」
爆風で吹っ飛んだだけか・・・っておぃっ!全然安心できねぇっつ〜の!!しかし、皆無事そうで何よりだ

「一体何があったんだ!?」
「わからない・・・いきなり爆発が起こって・・・それで吹っ飛んで・・・」
「そうか・・・けど、ケガはなさそうだな・・・」
いきなり爆発が起こったというのは今の場合のみ、適した表現だったらしい・・・混乱している人達があちこちに見える
とりあえず落ち着かせる必要がありそうだ
そう思ったのが、天に届いたらしい・・・天からある男の声が聞こえてきた・・・

「武器を捨て、この狩り場からすみやかに出ていけ」
この声のおかげで皆が静まりかえった・・・
だが、それはほぼ一瞬って言っていいほど僅かな時間だった

「レッ・・レアルだーーーー」
誰かが、そう叫んだ・・・レアルって確か・・・アレだよな・・

「「「「「魔王っ!?」」」」」
俺達は頭に浮かんだ言葉をそのまま言葉出した、頭に浮かんだ言葉は全員一緒だったらしい、見事にはもった

「なんで魔王がんなところに・・・」
もしかして、このお遊び大会の賞金目当てかっ!?いやっ待てっ『出てけ』って言ってるような事言ってなかったか?という事は賞金目当てじゃない?

「ぷくく・・・」
「チルチルちゃん・・・どうしたの?」
「・・・嫌な予感・・・」
おかしな状況だから、おかしくなったのか?

「アーハッハッハッハッ〜飛んで火にいる夏の虫とはまさにことっの事よーーっ!」
「えっ?」
「ええっ!?」
「・・・やっぱり・・・しかもセリフ噛んでる」
どうでもいいとこつくなロリロリ

「・・・・はっ!!」
モーチルの言葉の意味に俺も気づいた

「まさか今日がこことのさよならの日になるとはな〜」
「えっ!?お兄ちゃん!?」
「ふ〜ん、あんたも私の言いたい事わかったみたいねっ」
「おうよっ!魔王が出たんならさっさとしばいて魔石奪いに行くぞっ!皆」
「あっ」
「えっ」
「・・・・・・」
「なんだよっノリ悪いなぁ、こういう時は「ウィームッシュっ!」だっろ〜?」
「うっうん・・・うぃーむっしゅ〜」
「ウイームッシューっ!!」
「うぃ・・・・むっしゅ・・・」
「いやいやっ!今のはツッコム所だっろ〜!まぁ、いいや、さっさと魔王しばきに行くぞっ!」
その言葉に平民共が反応した

「お前ら、レアルを倒しに行くのか?」
「おぃ、大丈夫かよ?あいつら」
ざわざわと期待と不安が漏れなく聞こえてくる・・・俺はそいつらに一喝した

「まかせときなっ!あんなの燃えないゴミの日にくるくるまるめてポンっだっ」
コレ決め台詞、マネしてい〜ぞ?

「ホントーに大丈夫か?頭が・・・」
「大丈夫か?頭が・・・」
「おいおぃ・・・頭が・・・」
クソっ最後に頭ばっか言いやがってっ・・

「ふふん、バカはともかく、私達には女神から貰ったてんけーえいゆーしょーかんきーがあるんだからっ!負けるワケないわっ」
バカいうなっ
つ〜か、な〜んか俺かませ犬っぽいなぁ・・・

「天恵英雄召喚器!?」
「こんな奴らが天恵英雄召喚器を扱えるのかっ!」
どうやら天恵英雄召喚器はこの世界では凄い代物らしいな・・・
事実は通販商品なんだけどなぁ・・・

「そうよっ!だからってんけーえいゆーしょーかんきーの正義の鉄槌の前に魔王なんてねじふせてやるんだからっ!だから、アンタ達はこの正義の味方様にポジションおいてる私達に任せればいいのよっ」
いや、正義の味方は関係なくねぇ?

「おお〜〜〜」
「頑張れ〜正義の味方〜」
ノリいいな〜この人達

「まぁ、いっか、うっしっ!んじゃぁ魔王狩りだっ!」
「せ〜のっ!」
「「「「「ウィームッシュッ!!」」」」」

俺達は正義の味方となってさっさとラスボス(魔王)を倒す決意を固めて魔王の元へと向かって行った・・・



続くっ
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