alt Re: えるえるえ〜る ( No.13 )

日時: 2007/04/25 17:45
名前: OKI

第6話「時の止まった錯覚世界の中で」

*明の視界メインで文章書いていきます


「お兄ちゃんっ私自身にもよくわからないんだけど・・・この羽はね・・・」
「まさか、アレか!10秒チャージ人造強化人間効果か!?」
だったら、俺にも「翼をくださいっ!」

「え〜と近いような・・・近くないような・・・コレはね確か・・・天恵英雄召喚器なの」
「天恵英雄召喚器!?」
「覚えてない?」
「いや、覚えているけどさ、あのねぇちゃんの話だと何か「ぢゅるん」って感じで武器が出るんだったよな?」
「うん」
「けど、出たのは羽じゃん、武器じゃ、ないじゃん」
武器つったら普通剣とか拳とか犬とか・・・全部「ケン」繋がりだが結構出るもんだな・・・

「それについては・・・弓みたいな武器になるみたい・・・」
どういうシステム!?ソレ!?と思ったがもう、なんかめんどい

「まぁ、いいや、もうあれこれ考えるのめんどいし、とりあえず降りようぜ?」
「えっ?降りる?」
「あたりまえだろっ?見てみろよ、この青空と白い雲」
この時「見てみろよ?」って言わなければな〜後々すんごい後悔するハメにならんかったんだろうな・・・

「あっ・・・・・」
「どうした?」
プルプルプルプル・・・

「どうしたんよ?歩?」
なんか震えてる?

「え・・・・ぅ・・・・」
カタカタカタカタ

「どした!?歩!?
震えが激しい、マグニチュード今どんだけだ!?この時俺はある不安を覚えた

「確か、歩って・・・」
頭に浮かばざるを得ない・・・歩は確かに・・・アレだ、アレだよ確か・・・

「あぁっあわわわわわ・・・・」
うわっやべぇっマジこの方アレだっ!!

「いやぁああああああーー高いぃぃぃ−−−−怖いーーーー」
「だぁーーーーやっぱしっ!高所恐怖症ーーー!!」
「うぇえええ〜〜〜ん」
「泣くなーーー歩ーーー!もちつけーーー!!」
いや、俺も「落ち着け」をミスって「もちつけ」言ってる時点でやべぇな

「うわぁああああ〜〜〜ん」
バタバタバタバタバタ
「歩ーーー暴れるな〜俺が落ちたらっ!トマトになっちまうーーー」
「えぅぇぇえぇええ〜〜ん」
だめだ、こりゃっ!死の覚悟本日3回目・・・多いな〜ってオイッ!他人事みたいに言ってる場合じゃねぇぇえ!!!

ばたばたばたばた・・・

「助けてくださーーーーい!!!」
お空の中心で(もない所で)哀を叫ぶ・・・

ズルルッ・・・すぽっ
「へっ!?」
やべぇっ!俺落ちそうっ!ってか落ちたっ!!過去形かよっ!冗談じゃねぇ!!本気で完熟トマト決定!?

「落ちてたまるかよーー!
俺は歩の両肩にしっかり掴まっていたのだが・・・ずるっと落ちた、だが、このままケチャップになるつもりはねぇっ!!俺はなりふり構わず歩のどこかを掴んだ

ギュッグッ!!

「きゃぁっ!!」
「うぇ!?」
俺が掴んだモノそれは・・・

「お兄ちゃんっ!スカートに掴まらないでよっ!!」
スカートらしい・・・しかもずるずるずり落ちてきてる・・・やばいっ!これが落ちたらっ!ってコレ歩も思ってるんだろうな・・・

「うぅ〜〜」
ばっさばっさばっさばっさと降下開始っどうやら人としては間違ってる行動だが、俺のこの行動は正しかったみたいだっ!!

「歩っ!わりぃっ!けど、ガマンしてくれっ!!」
「うぅ〜〜〜〜〜」
赤面して「うぅ〜〜〜」と言ってスカートを抑えてる歩はどんどん降下してるっ!よっしゃ!俺トマトにならないで済みそうっ!

やがて俺達は地上についた・・・

「わりぃ歩っ!たすかっばぁながぁああっ!!」

歩に礼を言おうとした俺だが、世界にも通用してもおかしくないくらいハイレベルなストレートパンチの前にリング(地上)に沈んだ・・・・・この時のポイントとしては殴る時しっかり脇をしめていた事だ、アイツいつのまに・・・ボクシングを・・・?ぐふぅ・・・

「お兄ちゃんのカバチタレーーーーー(バカタレ)!!」
何故普通に言わずカバチタレっ!?

「・・・あの〜もうそろそろいいぶひか?」
「えっあっ!?はぃっ!どうぞ!」
俺達のやりとり終わるまで手を出さないとはブタながらなかなかのジェントルマンだなぁ・・・

「え〜ではっぶひっ・・・わざわざ殺されに戻ってくるとは良い根性ぶひっ!」
「え〜と・・・戻ってきたのは、殺されるためにじゃないよっ!・・・こんな感じでいいかな?お兄ちゃん?」
「俺に聞くなよ」
「ごめん・・・お兄ちゃん・・・けど、どうしよう?」
「だ〜か〜ら〜俺に聞くなっつ〜の!自力で頑張れ」
今の俺にはソレしか言えない

「あ〜おまいら全員わしの腹の中ぶひーー」
はいっナイス演技っ黒ブタ

「ぶひーーーー」
突進してくる黒ブタさん、芸ねぇなぁ・・・

「え〜と・・・うん、うんわかったやってみるね・・・」
どこに電波交信中なんだい?マイシスター?

「エンゼルシューターー!!!」
そう言って、歩は黒ブタ方向へと右腕を差し出し、手を広げた

あ〜え〜と、ところでコレ、どこの屋上でよくやってたヒーローショー?

めきめきめきめきめきっ!
「ぉわっ!?」
歩の背中に生えてた170cmぐらいあった翼が、広げた手の方向へと羽先を向けられるとめきめきと湾曲し、変形し、それが弓のようになった、弓と化した、翼の間に光の線が走る、それは弓の弦となった、ソレを歩は引っ張り、引っ張った手を離すと、矢のような羽が飛び出した

シュパシュパパッ!!
無数の矢のような羽は光の矢へと化し、その矢がブタ共を襲った

「ぶひ〜〜〜」色々ブタ×4 赤ブタ=消失
ソレをまともに食らったブタ共が悲鳴を上げる

「・・っ!?弓になりやがった!?」
「うん、似たようなものになるの、このエンゼルウイングはね」
「エンジェルウィング!?」
歩・・・いつからお前天使様になられたのですか?

「あっ私が貰った天恵英雄召喚器の名前だから、本当に天使とかにはなってないよっ!」
「いや、うん、それはまぁわかる、ところでさ、いつそんなん出せるようになったんよ?」
「うん、それはね・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というわけなの」

俺にもわかるよう説明してくれた、どうやら歩の話によると、俺が目閉じてる間、俺を守るために抱きとめた時に

「守れるものも守れぬものよ・・・貴女が求めるならば、私を呼びなさい・・・さすれば私が貴女に守れるものを守れる力を授けましょう・・・しかし、決して忘れないで・・・私を求めるというのは・・・・・」
という声が聞こえてきたらしい、なんか最後まで話を聞く余裕すらなかったっと思ったのか話途中で・・・

「お兄ちゃんを守れる力が欲しい!!そのためなら何だってするっ!だからお願いっ!」
と言った、実際よくわからなかったらしいが、藁をも掴む気持ちだったのが相手に伝わったのだろう

「良いでしょう・・・では・・・私の名を呼んで召喚してください・・・私の名は・・・」

「エンゼルウィングっ!!」エンゼルウイングの声の主
「エンゼルヒィッっグ!!」歩

ここ一番で歩はしゃっくりをした・・・う〜ん類い稀なる芸人気質・・・

しかし、そう言ったら白い羽が生えたらしい・・・その後は俺を掴んで遥か上空へばっくれた(逃げた)

「私のエンゼルウィングの特殊能力を貴女に教えましょう・・・首輪に手を当ててください・・・」
という声に従い、首輪に手を当てると脳内に「特殊能力」の知識をねじ込まれたような感覚に襲われたが、数秒でほぼ全てを理解できる事ができた歩は

「エンゼルヒールっ!」
エンゼルウィングの特殊能力の一つ治癒能力、コレを俺に実行したらしい・・・そしたらゆっくりと目を覚ましたそうだ

実際治癒能力のおかげでかなり体は楽になっていた、けど、地上へ降りてきた際にストレートを入れられたせいで、結局立つ事もままならん程ダメージを今現在も負っているワケなんだけどな・・・

「なるほろ・・・そんな事が・・・」
「そうなの・・・ところで立てる?お兄ちゃん?」
お前のストレート食らったせいで立てません・・・口にはさすがに出せないけど・・・思う事事態は自由だからなぁ・・・

「よいしょっ」
妹に体を起こされる俺・・・な〜んか情けない・・・

「っ!?」
歩の手を借り立ち上がった時、今まで感じた事のない殺気を感じた・・・
「歩から・・・?」
「えっ?何?お兄ちゃん・・・」
気のせいか・・・?

ばっさばっさ・・・しゅぅん

「しまえるのか・・・べん・・・っ!?
「どうしたの?」
歩は翼(天恵英雄召喚器)をしまった、その後ろには鬼のような形相をした完全に醜き化け物と化した黒ブタが立っていた、その姿を見た俺は言葉途中で絶句してしまった

「歩っ!!後ろっ!!!!」
さっきの殺気の正体はアレか!!

「えっ!?っ!?」
「ぶらああああーーーー」
「歩ーーー!!!」
黒ブタは後ろへ振り返った歩に両手をくみ、振り下ろして(アームハンマーで)襲い掛かった、歩は声すら出す暇がない状況だっ
た、俺はその時「歩を助ける」事で頭がいっぱいになったまま、右手を伸ばした!!

「ーーーーーーーーーーーっっ!!」

俺は必死に何かを叫んだ・・・何を言ったかはまだ脳が理解していない
ただ、俺の目には飛び散る黒ブタの血液と片腕が見えた、そして俺の右手にはしっかりと巨大な緩い湾曲した鉄板に取っ手をつけたようなモノを握り締めている・・・

「ぶぎぃっっーー!!」
ドッ・・・ビシャビチャッ

宙に浮いていた黒ブタの片腕と血液が地面に落ちた、その時、右手に持ってるモノの重みを目で頭で感じた時・・・脳は未だ全てを把握していない・・・だが肌と感覚と本能が俺の記憶を体に魂に刻みこんだ

「歩ーーー!!」と言って一歩前に出た世界・・・それは時間が止まっていると錯覚するほどスローな世界だった・・・その時、確か声を聞いたんだ
「守れる者も守れぬ者よ、汝が求めるのならば、守れる者を守れる力を・・・」
余裕がないっ!最後まで聞いてらんねぇ!
「ごちゃごちゃぬかしてんじゃねぇ!!とっとと力をよこしやがれぇーーー!!」
「フッ・・・良かろう・・・だが、後悔だけはするな・・・ならば汝、我の名を求め叫べっ!我が名は・・・」

「ーーーーーーーーーーーーーっっ!!」
ざぐしゅっ!!!!ブシーー

その後、何かを叫んだ、俺は右手に現れたモノをぎゅっとしっかり握りしめ力一杯なぎ払って黒ブタの片腕を切断した

俺が叫んだ言葉・・・そして右手に現れたモノそれは・・・

「ブレイバァーーーーーーーーっっ!!」

俺は俺自身が出した天恵英雄召喚器「ブレイバー」を見つめる・・・未だ突然すぎてか知らないが、出来の悪い俺の脳は全て理解しようとしていない・・・
だが、しかし、今の状況を安易にとは言え、はっきりとわからせてくれるある4文字の言葉が脳内に出てくる・・・これさえわかっていれば今は十分っ!俺の脳はそう伝えたいのだろう・・・

「形勢逆転っ!」

俺は英雄になったかのように、ブレイバーを肩にのせた、大剣持ってるなら一度はやってみたいキメポーズ集トップ3に入る大剣ロマン溢れるポーズをキメた


続くっ


*なんかやっとって感じに伝説の通販武器登場です。天恵英雄召喚器登場という事なんで登場人物紹介の覧を追加していきます。




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