alt Re: えるえるえ〜る ( No.12 )

日時: 2007/04/24 17:30
名前: OKI

第5話「鈍足じゃない豚足!」


俺は「ぎゅむ」と力強く拳を握り締め、ファイティングポーズをとった

「泣き入れるんなら今のうちぶひっ!」
「へっ先に鳴いてんのはおめーらだろ?ぶひぶひっと」
「ぶひーーー殺すっ」
「へっ来なっ!!」
明はひたすらに余裕の笑みを浮かべ赤ブタをバカにしてるが、実際はヤバイ状況だったりする

「ブヒーーーーー」
掛け声と共に突進、猪突猛進っ!

「ストレートなヤツっ!まぁ、バカっぽいあんたらにゃぁ似合いだな」
「死ねぇ!!ぶらぁああああああーーー」」
「へっ!」
赤ブタの突進をひょいっと難無く右方向へ軽く小ジャンプしてかわす明

「もっと柔軟に対応しろよっ柔軟になっ!」
じゃりっ!
「ぶらぁああああーーー」
横方向へかわした明に追撃するため、身を回転させ裏拳を放つ赤ブタ、本日2回目の行動

「おっと」
ダットッ!
「そらよっ!!」
それも突進と同じく難無く右方向へと上手くかわした明が、相手の裏拳のスカしたのを見計らって赤ブタの右目近くを狙い遠心力を込めた回し蹴りを放つ

「ぶなぁっ!?ぶひゃああああーーー」
見事に狙い通りにケリがヒットした赤ブタは右目を抑えて痛さのあまりに叫んだ

「柔軟になれよ?じゃねぇと硬てぇ〜肉だと上手くねぇからなっ」
食するつもりらしい

「うおおっ!!」
拳を振り上げ、片足を一歩前へと踏み出す

「らああああああっ!!」
掛け声と共にさらに一歩前へ踏み出し、振り上げた拳を前へ突き出すっ!
「ぶぎっ」
赤ブタにヒットしてから、腕力で前へと押し出し、拳を斜め下方向へ振りぬく!
「ぶぎぃぃいいぃっ」
赤ブタは見事に殴り倒された

「ぶひひ・・・・」
明の隙だらけパンチを食らった赤ブタは若干ピクピクしている

「おいおい?もうおねんねの時間か?昼寝にしても早くねぇか?」
内心では・・・「アイツ攻撃力高いけど、タフじゃねぇみてぇだなっふぅ助かった・・・」

「ぶっひ〜アイツ以外とできるぶひっ!」
「お兄ちゃんっ!すごいっ!」
あからさまな威力だけを重視した隙だらけなパンチだったが、効果的だったらしい、だが、この状況を見て黒毛和ブタの闘争心に火がついた

「おぉい、おまいら、さがってろぉい、わしがやったるぶひっ」
「リーダーっ!お願いしやすっぶひっ!」
「おぉ〜うまかせとけぇ〜いぶひ」
部下ブタ観戦、黒毛和ブタ(真打)参戦

「今度の相手は黒ブタちゃんか?」
高級クラスご登場

「小僧っワシに勝てると思うなよっぶひ」
「キャラが少し変わったぶひっ!」 赤茶色のブタ
「マジになった証拠ブヒっ!」   ピンクのブタ
「お兄ちゃん!」
「心配すんなっ!すぐに高級黒ブタ食わせてやるよっ!」
「・・・え〜と私生肉はちょっと・・・」
そういう問題じゃない、つ〜か食おうとしてる兄を止めるべきだろう

「あ〜大丈夫っチャーシューとかにしてやるって!」
「うん、わかったっそれならいいよ」
肯定文!?

「なめんなぶらぁあああーーー」
「おおわっ!」
赤ブタの3.14倍以上の突進力を出す黒ブタに明は驚く

「へっ結局ザコブタと攻撃方法変わらねぇじゃんっ」
突進をよけようと油断したその時っ

じゃっじゃりっ!
「ぶなぁああああーー」
黒ブタは前のめりにしてた体を起し、腰をひねらせ、突進力をなるべく殺さないまま、豚足(実際手)を前に激しく突き出した!

「んがっ!!」
見事に豚足ストレート気味フックが明の腹に入った
「んあああああ」
あまりの威力に体事ぶっとぶ明
ドゴァアッ
「あああっんぐっあぁっがっ」
ドッ・・・
吹っ飛んだ先の木に背中からぶちあたり、その場に崩れ倒れる明、幸い本能的に頭(後頭部)の衝突は避けた

「ぐっぁ・・・あ・・・あっはぁはぁはぁ」
うつぶせに倒れた体をゴロンっとひっくり返し仰向けになった状態で腹を抑える明、息がかなり乱れている

「いっ!!!」
口をおさえほぼ絶句する歩

「ぶひひひっ!生きてたブヒか〜でも、ぶっ殺して今楽にしてやるぶひっ!ぶっひひひひ〜」
ブタにお似合いな下品な高笑いをする黒ブタ、明にトドメをさすために明へと歩みよる

じゃり・ざり・じゃり
「ぶひひひ・・」
笑いながら明のもとへと一歩ずつ歩みよる黒ブタ

「うっぁあ・・・・ぐっはぁはぁはぁ・・・・くっ」
木によしかかり腹をおさえている明

「歩だけでも何とかしねぇとな・・・・うっぐぐぐ・・・」
気力だけで立とうとする明の前に・・・

「おにいちゃんっ!!!お願いっ!やめてぇぇええ!!」
歩が両手を広げ、黒ブタに叫びながら明の前に出た

「あっ・・あ・・・うぅ・・あっ・・ゆみ・・・ふはぁふはぁはぁあ」
ばっかやろぉ・・・逃げろっての・・・歩・・・そう思ったが口に出す事はできなかった

「ぶっひひひひ〜〜〜もう遅いブヒッ!死ねぇえええーー」
相も変わらず下品な笑い声の後、黒ブタは両腕の手を組み、小規模なハンマーに似た威力を出せる構えをとる、そして力強くそれを掛け声と共に振り下ろした

「おにいちゃんっっっ!」
歩はその振り下ろしたアームハンマーから明を守るために抱きとめた
「クソっ・・・・・・・・」
明は死を覚悟し、目を閉じた・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
長い・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
長い・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
更に長くなったっ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
さすがに長すぎっ!延滞料金取られるかもしんないっ!何故かそう思った、俺は目を開けた

ばっさばっさばっさばっさ・・・
ひゅぅおおおおおおおぉぉ

「はっ!?えっ!?」
俺はあたりを見渡したっ!そこは遥か上空、真下を見下ろしたならばブタ共がキンケシ程度にちっこくなっているように見える程かなり高い、そこで聞こえてるのはばっさばっさと音をたててる羽ばたき音、ここはどこだ!?

「ヘブンズドライブしてる最中なんかな〜俺・・・」
いや、それはないっ!確かに俺は生きているっ!・・・はずだ

「お兄ちゃん気がついたの?大丈夫!?」
歩っ!生きてたのかっ!
俺は上を歩の声する方へ向いた

「んなぁあっ!?」
「どうしたの!?お兄ちゃん!!」
「あっあ・・・歩に・・・なんか白い羽がっ・・・」
「あっコレはえ〜と・・・その・・・」
いつからそんな娘になったんだっ!?お兄ちゃんそんなん許しませんよっ!!




続く


*念のためのわかりにくいネタ解説

「キンケシ」
キンニクマン消しゴムの略語です、普通のSHINEの消しゴムと同じでかさの人型だと考えればそんなもんかと・・・

「ヘブンズドライブしてる最中なんかな〜俺」
ヘブンズ=天国 ドライブ=運転 という事で
訳すると「天国へ行こうとしてる最中なのでしょうか俺は?」という事になります。 


 
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