alt Re: えるえるえ〜る ( No.10 )

日時: 2007/04/22 01:44
名前: OKI

第8話「シスターサイト、あとたまにブタ」

「えっ?おにいちゃあああああああぁぁあああ〜ん」
「最近落ちるの多いかも・・・あっスカートおさえなきゃっ!」っと思っていた歩、落ちながらもそう思える歩さんはこんな状況でも余裕しゃくしゃく

「あっ!っと!」
「あわわっ」

ずでっ

落下後4秒ほどで地面にご到着、着地成功したように見えたが、バランスをくずし転んでしまった歩・・・しかし、さらなる被害がっ!

ズズズッ
「えっ?」
ドボッ
「きゃっ!きゃぁああああ〜〜〜」
ずどーん
「きゃぅ・・・いたたた・・・」
転んだ先に何故か落とし穴が・・・つくづくかわいそうな子っ

「ん〜〜よいしょっと」
不幸中の幸い、背伸びして出口に届くくらいの深さだった、気合3:根性2の割合の力で歩は出口へと這い上がった

「ふぅ・・・なんで落とし穴がこんな所に・・・」
落とし穴に落ちた歩は予想以上にへこんでいたのか・・・

「うぅ・・・なんでこうなったのかなぁ・・・」
と言っちゃう始末

「はぁ〜あぁ・・・・」
ため息をつき歩は空を見上げ「なんでこうなったの?」という事を納得できずに思い悩んでいた・・・

はいっここで回想シーン!

き〜んこ〜んか〜んこ〜ん
安泰高校のチャイムがなった、授業から開放され、おしゃべりする女生徒達、女生徒達は男子全員を教室からしめ出した
女生徒専用更衣室(シャワー付きという豪華パック)が最近工事中のため進入禁止になっているからだ、
教室で体操服に着替える女生徒達、ソレをのぞかれているとは思っていないため、自由きままにおしゃべりしながらゆっくりと着替えている・・・
そんな中、学校内でのぞき男もとい明の存在に気づいたのは歩だった・・・・

「アユミ〜屋上に何か用あるの〜?」
「うん、ちょっとね・・・ってちょっと所レベルじゃないかも・・・」
えみると会話をしている歩、どうやら屋上に向かっているらしい

「ふ〜ん、そうなんだ〜」
「それより、えみるまでついてこなくていいよ?遅刻しちゃうよ?」
その言葉に対し、何故かムダにあわてるえみる

「えっ?別にいいよいいよ〜アユミの事の方が気になるからっ」
「えっ?そう?ごめんねっえみる」
「気にしないでいいよ〜ボクが自分でやってるだけだから」
愛嬌ある笑顔を歩に向けたえみる、その笑顔に自然と歩も笑顔になった

「ありがとうえみるっ」
「いいよ〜いいよ〜」
「あっところで・・・着替え用の・・・その紙袋まで持ってくる必要なかったんじゃないかな?」
歩は申し訳なさそうにえみるが持っている紙袋を指さした

「えっ!あっ!あぁ〜〜コレは・・・まぁいいじゃないっ気にしない気にしない!!ねっ!あっそろそろ屋上だよっ!」
何故かこっぱずかしそうにあわてるえみる、屋上のドア近くでの会話だった

「え〜と、ソレココに置いて置いていった方がいいと思うよ?」
ソレとは紙袋の事

「えっなんで?」
「えっ!え〜〜となんとなく・・かなっアハハっ」
何故か苦笑いの歩・・・おそらくこれから会う明に紙袋の事をネタにされるのを恐れたのだろう・・・

キィ・・・がちゃっ

屋上のドアをあける、少し遠くにのぞき魔現行犯兄者(明)がいた

「おにいちゃぁぁぁぁぁん・・・」
基本温厚な歩だがさすがにコレにはちょっとぷっつんモード、声が低〜くなってやがります

「ぁ・・はっ・・・・・・ん・ね・・・」
えみるが何を言っていたのだが、ちょっとぷっつんモードになったっちゃてて冷静さを欠いた歩の耳には大半聞き取れていなかった、しかし、何を言ったのか気になったのでえみるに質問した

「ごめんっえみる、何て言ったの?]
「えっ!?ボク何か言った?何も言ってないよ〜」
「えっ?そう?」
「そうっそうっ!そうだよ〜あははっあっそだっそれよりアキラに文句言わないの〜?」
「あぁ!そうだったぁ!ありがとうえみるっ!」
何故か、えみるはかなりあわてていた、見た目(簡潔にまとめるならマジメそうで割りと巨乳のメガネっ娘)に反してあわてんぼう将軍のようだ 
えみるは目の前に映っているのぞき魔がアキラだとご存知らしい

「あっそだボク名案あるよっ!」
「えっ何の?」
「のぞき魔にひとアワ吹かせる方法っ!」
「実践して」
「早っ!らじゃ(了解)っす!えみるっ一手(いって)きます!」
何のアニメ(又はゲーム)のネタなんだろう・・・と歩が思ったが質問できなかった、えみるがアニメやゲーム好きっ娘というのを知っていたからだ、そして、「その話題になると白熱してなかなか話が止まらなくなるから」という事もご存知だったからだ

「お〜い、こんなとこで何してんだ〜?俺もまぜてよ〜」
えみるは明に近づき男のフリっぽい声でそう言った、男(仲間)だと思わせる作戦だったようだ

「岸本も拝んでみるか?野郎共を魅了して止まない魔のバミューダトライアングルを!」
見事にひっかかった明、脳内は単純な作りなのだろう、歩は綺麗にひっかかった明につめよった

「また覗きしてたの?お兄ちゃん?」
少々呆れ気味で歩はそう言った、まぁムリもないっと思える程彼女の兄はアホだからだっ、その証拠は明自身が証言した

「ちっ・・ちげーよ!!コレはアレだそうアレだアレ!バードウォッチングだよ!・・うん、バードウォッチングってやつ」
明はあからさまにしどろもどろだった、それにしてもとっさな言い訳にしてはあまりにもひどい

「ふ〜ん・・・・・」
こんな言い訳が通じるワケがない
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ホントに鳥見てたのかな・・・確かににやにやぶつぶつなんか言ってたけど・・・のぞきじゃなかったら・・・ってバードウォッチングならあそこまであわてないよね・・・それともそんな事してるのがバレて恥ずかしいのかな・・・?だけど、やっぱり・・・あっそういえばさっきお兄ちゃんが言っていた岸本って誰だっけ?

長い沈黙の間に歩の考えていた事は雑念交じりだが簡潔に言うなら
「兄をのぞき魔と決め付けていいものなのか?」っという事なのだが、普通の人なら躊躇なく「兄はのぞき魔」となるはず、「ああっ黒乃兄妹はどこかおかしいのだっ!」というキャッチフレーズのような言葉が自然と出てくる・・・

「なぁ、歩、後ろの方、どちらさまよ?」
歩があーだこーだ思い悩んでいる中、明が何かを指差して問いかけてきた、指先を見る限り指した方向はえみるだ

「えっ?あっ?ボク?」
「そうそう」
「ボクは白伊 えみるっていうの、呼ぶ時は呼び捨てでいいよ!アキラ先輩!」
「おぅ、よろしくな、って俺・・・」
「アキラ先輩の名はすでにアユミから聞いてるよ」

あれっ?私・・・お兄ちゃんの事話したっけ・・・?歩は疑問に思ったが「まぁっいっか」で終了 兄と似てさりげに単純らしい

「あ〜なるほろ納得、んで歩とはどういうご関係?」
「最近お友達になったの、ねっ!えみる?」
「うんうん」
「そうか、そりゃ良かったな、あとえみる、俺の事も呼び捨てか・・・いや、やっぱアキラ先輩か先輩でお願いします」
綺麗にお辞儀する明、歩にとってもコレは珍しい出来事

「くすっうん、了解っす!これからよろしくね、アキラ先輩っ!」
「おぅ、よろしくな!えみる」
そう言ってお互い前に出した手を握りしめ、硬く握手する明とえみる
「もうあんなに仲良くなってる・・・えみるって見た目、的にお兄ちゃんの好みそうじゃないんだけどな〜もしかして巨乳だと狙いの対象になっちゃうのかも・・・」
何気にかなり失礼な事をサラリとおっしゃってやがるが本人に悪気はない
たまに兄よりタチが悪い、にわかタチ悪い娘(歩)は心の中で嫉妬していたのだが、結局「まぁいっか」で嫉妬行動は終了、兄に似て単純だが、今回はソレが良い事になった

「まさか、あっさりひっかかるなんて〜そんなに似てた?ボクの岸本のマネ声」
だから岸本って誰?歩の思いは口にする事なく会話ははずんでいく

「んなっ!?お前があの声出してたのか!」
「うん、これでもボク演劇部だから、演技には自信あるんだ〜」
「えっそうだったんだ〜」
「お前もえみる演劇部所属説初耳かよ、歩・・・」
「ホント最近友達になったばかりだから・・・」
えみるが演劇部所属説は友人である歩にも初耳だったようだ、というか声マネは「演技」どうこうなるもんだろうか?

「あ〜なるほろねぇ〜」
「・・・・・・・・・」
少し沈黙・・・

「つ〜かさえみる選手、俺のダチの声マネすんなよ、かる〜くイエローカードもんレベルだからさ、もうあと4枚で退場な」
「ん〜アキラはのぞき魔って言われたいの〜?」
「うっっ!!」

明を注意するという事をすっかり忘れていた歩だが、えみるの言葉によって再びちょっとぷっつんモード

「覗きなんてもうしないでよね!!コレ立派な犯罪なんだから!」
ホントにちょっとぷっつんしてる感じ程度なので

「へいへ〜い、どぎもに銘じておきまぁす」
反省するワケがない

「反省してないでしょ!?」
歩は兄が反省していないと理解した、わかっていながらもコレ以上は何故かぷっつんする勇気はないらしい

「してる、してる、してるってば、あっつ〜かお前ら次体育じゃねぇ?早く着替えて行った方がいいんじゃねぇの?」
このあからさまな厄介払いな言葉使いには怒りを感じられないワケがないのだが・・・・

「うぅ〜話そらさないで!って言いたい所だけど、そうしとくね、けど、この話の続きは後でゆぅ〜くりとね!」
しかし、さっきよりちょっとぷっつんしてもこの程度

「ゆっくりでも、じっくりでもねっとりでもなんでも良いからさ、早く行ったら?」

「うぅ〜〜〜〜何ソレっ!?もう怒ったっ!けど、時間ないから手短に怒らなきゃ」
本当に怒ったのならば時間等気にするはずがない、やっぱりマトモに怒れない歩、注意役(妹)がこんなんだから初めからワガママな兄が叱られてもしょぼいため、やりたい放題するようになったのだろう・・・ちなみに歩が思った事は歩自身口に出していない

「ま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たい」

話題に入れず空を見つめて両手を広げてぶつくさ何かを言っていたえみる、若干歩の耳にはえみるのぶつくさ言っていた事に多少気づいたのだが、今はソレどころじゃない、なのだが、えみるが近寄ってきた時に歩の「兄を激しく叱る」という目的は果たされなくなった

「うん、それじゃぁそろそろ行くね〜アキラ先輩」
「えっ?もう?」
「もう時間ないよ〜ほらほらっアユミも行こう?」
言われるまま歩はえみるの手によって屋上出口までレッカーされかけたその時

「んぁ?何だ?鍵とか金とか落とした音みたいなのしなかったか?」
歩は「えっ?」と思った

「え〜と・・・」
もしかして私・・お金落としちゃった?そう思った事をそのまま歩は口に出した

「もしかして私・・お金落としちゃった?」
「いや、そこまでわかんねぇけど、なんか音したんだよ、金属が地面に落ちるような音とかさ」

えっ?音したっけ?・・・けど、お兄ちゃんが言うのなら・・・と思った歩は疑問系になりながら
「・・・え〜〜と・・・探してみるね」
何かを探す事を決意した

「そっか、んじゃ、まっ俺も手伝ってやるよ」
その言葉に嬉しくなり「えっホントにじゃぁよろしくねっ」と思った歩だが

「えっいいよ、いいよ!そんな事しなくても、それにそんな事してたら確実に遅刻しちゃうよ?」
口に出したのは正反対な言葉だった
その言葉に自信にみちたにやけ面をした明、歩は明にソレを向けられた

「かったる〜くて嫌な授業をぶっち(さぼる)するには上等な言い訳になるから問題ねぇよ・・・ってっおっ!これっぽいな」
「アキラ先輩、素直に手伝ってやるよって言えばいいのに〜素直じゃないねぇ〜ってもう発見したの?」
「ほっとけよっ!それよか・・・」
そう言うと明はしゃがみこんだ

「って何だよ金の鍵かよ、どこの成金野郎が持ち主だよ?」
明が言った言葉はかなり世界不思議発見レベルだった、明が言った鍵というモノがまったく見えていないからだ

「えっ?金の鍵?ナニソレ?何も見えないよ?」
「えっ!?見えないの?見えてないの?お前視力どんだけよ?つ〜か」
何言ってるのお兄ちゃん・・・もしかして幻覚症状っ!?
サラリとかなり失礼な事を思ってやがりますが、本人に悪気の自覚がない、相変わらずにわかタチ悪娘だ

「おわっ!」
「えっ?えっ?」
「なになに?どうしたの〜?アキラ先輩」
明が驚いた意味がわからない歩が驚いた

「なんじゃぁあこりゃぁあああああ!!!」
「ええっ!?お兄ちゃん!!どうしたの!?色んな意味で!!」
いきなりなんで松田優作っ!?
そして、歩のそのツッコミは割りと的確なのかもしれない

「わっかんねぇ!わっかんねぇんだけど、すんごい光ってる、コレアホほどすんごい光ってんだよ!!!っておわっ!!」
「えっ!?キャッ」
わけのわからないまま、明と歩の体はふわっと宙に浮く、しばらくして重力を逆らう動きで真上に超高速で上昇していく、さながら紐なし逆バンジー!!
やがて遥か上空の光の彼方へと二人は消えて行った・・・

「うっうん・・・ん?」
光の彼方へ消えた歩は立体感ないほど全てが真っ白な所で目を覚ました
「あっ誰かいる・・・えっ?え〜と・・・」
遠くだったので確認はしにくかったのだが、歩は肌色な人影が見えた
「あの〜」
そう言って歩はその人影まで歩みよった、少し謎の人影と距離をつめたので後ろ姿のように見えた、そして肌色の人影は歩の方へと振り向いた、ように見えた

「あっ・・・・あれっ?・・・」
遠くに見える人影が振り向いた瞬間、人影はスゥ〜〜っと薄くなっていき、やがて消えた・・・この時歩は思った・・・・

「なんじゃぁぁあこりゃああああああああ!!!」
明が歩の思った事を音声で代弁した、以心伝心したのだ、さすがクレイジー兄妹

・・・・・・・・・・・

お疲れっ回想終了

「お兄ちゃんのモノマネ似てなかったなぁ・・・」
歩は陰口する時ははしっかりはきはきと言うタイプらしい

「ぶひぶひ〜マヌケな人間がワナにひっかかったブ〜」
「ぶひひひひひっ」
ブー太郎っ!?そう思い、歩は突然聞こえてきた、声と笑い声らしきもんがする方へ振り向いた

「えっ!?えええっ!?」
そこにいたのはブー太郎のような人間ではなく本物のブタ共だった、しかもかなりリアリティ溢れる醜さを合わせ持ってるし、オマケに2速歩行型だったりと、動物とはもはやよべずモンスターと呼んでもおかしくない!、そんなブタ共を初めて見た歩は驚いた

「・・・ちょっとだけカワイイかも・・・」
どこかぐんにゃりしてた(ずれてた又はゆがんでた)
昔の歩はどことなく正方形のようなキチっとしたマジメさんっぽかったのだが、最近では兄の影響あってか平行四辺形になってしまっているのかもしれない・・・

「今日の昼飯は〜君の瞳に乾杯だブ〜」
おかしなブタさんのまさかのキザセリフただ、「食料として君を今から昼飯として頂きます」っていう風に言ってくれれば歩にも理解できたのだろう・・・

「ごめんなさいっ!あのっその私ナンパするブタはちょっと・・・あっアナタの見た目がイヤとかではないんですよっホントですよっ!」
丁寧にお断りする歩、一応相手を傷つけないよう対処しているのは彼女自身のバファリンの半分(やさしさ)の現われだろう

「おまい(お前)変人だけど、今からおまいを食べちゃうぶ〜」
変なブタさんだが、一般常識的な見方は持っているようだ
歩さん昼飯確定

「ええっ!?そんなぁヒドイよっ!もう決めてあるもんっ私のはじ・・」
混乱しているせいだろうと信じたい・・・どこか勘違いしまくってぶっとんでる会話、しかし話途中でリーダー役かと思われる、片目に傷を負っている少し旨そうな黒毛和ブタが一喝した

「黙れぇええい!おい、女、もうすぐというか今からおめぇはわしの腹の中だ、これはもう決定されてんだぶらぁっ!(ぶらぁ=コラァ)」
こいつもなんかおかしい、というかコイツのせいで、部下ブタ共がおかしくなったのかもしれない

「ええっ!?そんなっ!!ヤダよっ!!!私っ!まだ死にたくない!!!」
歩昼飯=食べられる=死亡という事をようやく理解した歩は叫んだ

「今は死にたくないって言うでるがぶ〜、いつになっても死にたくないのが普通じゃないんか?ぶ〜」
非常に答えづらい質問だ

「うぅっそれは・・・」
必死に答えようとする歩・・・・・答える必要もないのに、答えようとする限り、どうでも良い所ばっかマジメちゃんだ

「うぅ〜〜〜」
歩は悩んでも解決策が出ず頭を抱えこんで

「どうすればいいのーーーーー!!?」
空に向かって叫んだ!その時

「あっ流れ星」
叫んでいたくせに流れ星の存在を見つけるこの余裕っぷりっ!、そして

「お兄ちゃん助けてっお兄ちゃん助けてっお兄ちゃんたずっ あっ」

「流れ星が消える前に3回お願いすれば願いが叶う」というおまじないを信じてる歩、実に乙女ちっくだ、だがこのお願い事は「お兄ちゃん」限定にせず「助けて」だけ言えば3回言い切れたうえに噛む事もなかっただろうだろう

「ぁぁぁぁぁぁぁぁああああ」
「えっ!?」
しかし、歩のお願い事は受理された
もはや「流れ星のごとく」とは言えず、メテオスフォーム(流星又は隕石)となった明が降ってきた

「のごぉあぁっ!!」
「ぶぅごあっ!?」
そして明が黒毛和ブタにメテオストライクっ!(隕石直撃)明は歩のピンチを一時的に救う、歩のお願いをかなえた明、
言うまでもないだろうがさっき歩が見た流れ星は「明お兄ちゃん」だ

「いってぇ〜・・・はっ俺生きてらっしゃる!?」
ほぼノーダメージっ!奇跡だ

「ぶふひぃ〜何だったんだぶ〜!?」
ほぼノーダメージっ!こちらの方も奇跡だ

「っておわあっ何だこの!?このブタ共っ!?」
明はあたりを見渡した、そこにはブタ共が何だ?何だ?って感じで野次馬化していた、いや、ブタなので野次ブタと言った方が正しいのかもしれない

「・・・新手のブタレンジャー!?」
ブタ共は一応個性があるようで、ピンク、黒、赤茶色、暗めな赤、白に近い少し灰色、とまぁ文字通り色々だった、一応完全には被らない色5色って事でゴレンジャーのような者という事で明には見えたのだろう・・・

「おにいちゃん!?」
「おおっ妹よ、生きてたか」
「うっ・・うん、何とかね・・・」
コレ本日2回目のセリフ

「リーダーっ!だいじょうブヒか!?」
「ぶひ〜〜ひどい目にあったぶ〜ぶ〜〜っぶふ〜〜なんだか知らないがもう怒ったぶ〜、コイツも食べちゃうぶ〜」
そう言って襲い掛かるブタ共、一番手は赤色のブタ

「んなっ!?そういうのは夜にするもんだろっ!?あっ!いやいやいや、そうじゃなくって!」
黒毛和ブタが「食べちゃう」と言った意味を理解していないっしかも嫌な方へと勘違いしている

「てめぇらっアレか!?もしかしてホ・・・」
いやいやいやそうじゃなくって!!

「ぶひゃーーー」
「きゃあああああ」
「うおぁっ!?」
奇声をあげ襲い掛かろうと突っ込んでくる赤いブタ、ソレに悲鳴をあげる歩、そして別の意味でも間一髪避けれた明

「んなろぉっ!喰らえっ!!このブタやっろぉおっ!!」
赤ブタの突進を避けた明は拳を強く握りしめふりかぶるっそして体重を上乗せするため前へ踏み込み拳を激しく前へ突き出そうとした時
ジャッジャリッ
「ぶひゃらあー」
ブォン!
「おわぁああっ!!あっぶねっ!」
後ろ姿を見せてた赤ブタが体ごと激しく回転させ、奇声とともに赤ブタが赤ブタの後ろにいる明に裏拳を放つ!
殴りかかる前だったので比較的隙は少なかった方だったという事もあって、明は何とかソレをアゴ先に少しかする程度に避けれる事ができた

なのだが・・・・

ポタタッ・・・

かする程度で避けれた明、しかし、明の視界には赤い液体のようなものが空中にほんの少し散乱し、やがて地面に落ちる

血だ

「っ!?」
それを「自分の血」だと目で頭で認識した明はゾクっとしたのだが

「マジあっぶねぇ・・・クリーンヒットしてたら死んでたかもなぁ」
「お兄ちゃん大丈夫!?」
彼の精神は結構頑強だったらしい
そう言うと血が流れてるアゴ先を手でゴシゴシとぬぐった、「マジあぶねぇ」と言っておきながら顔と口にした言葉には余裕がありまくり宣言、歩が聞くまでもなく大丈夫!?じゃない状況

「「死んでたかもな」・・ブヒか?」
「あっもしかして、今のお世辞だってバレた?」
赤ブタのセリフに余裕ある笑みを見せる明、実際の所はお世辞でもなんでもない、「俺には余裕がありますよ」心理作戦決行中なのだろう

「ぶひひっ強がりいうブヒなっ!「死んでたかもな」じゃなく「死んでた」ブヒっ!まぁっもっともわしに目付けられた時点で「すでに死んでる」けどなブヒョッ!」
ほんのちょっと忘れ去られそうになっていた何もしてない黒毛和ブタがイキがった発言

「はっ!おもしれぇっ!犯れるもんなら、犯ってみろよっ!このブタ野郎!!」
「お兄ちゃん!?」

せっかくのキメセリフも一文字違うだけで台無しっ

「良い度胸ブヒっ!ならばお望み通り犯ってやるブヒーー」

・・・ことごとく台無しのまま、5匹+二人の戦いは始まった



続く


*次回からファンタジーらしいバトルもんに展開していく予定です、けど、お笑い要素は忘れずつっこんでいきたいと思っています。


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