alt Re: えるえるえ〜る ( No.1 )

日時: 2007/04/22 01:24
名前: OKI

〜オープニング〜

雲一つとない青空、爽快な空の下、小鳥達がちゅんちゅんと鳴きながら校舎の上を飛び去っていく午前10時頃、飛び去る少し前に校舎に降りたさいの小鳥達の群れの瞳の中には変な人が映っていた

「う〜ん・・・絶景かな〜絶景かな〜」
そこにはこの校舎の生徒であるあろうと思われる男子生徒が一人、男子生徒は双眼鏡で何かを見ている、男子生徒のロックオンサイトの方向は1年4組の部屋、そこには次の体育に備え、着替える女生徒の姿が双眼鏡のレンズ内に映っていた

「おっ!あの娘!しまぱん派か!」

男子生徒はそう言って体事前のめりにして双眼鏡のレンズに見える範囲を「しまぱん」に集中させている、屋上でこの男子生徒がしている事はまごうことなきのぞきだ

「いいね〜いいね〜あっちは水玉パンツか〜〜おぁ!あっちはハイレグ!」

視界をフルに女生徒の下着に集中させている男子生徒、こんな事当然許されるワケがない、天誅という名の人誅は数秒後に下されるのだった

「お〜い、こんなとこで何してんだ〜?俺もまぜてよ〜」

小鳥達(第3者的視点)から見たらソレはあからさまにおかしな声だったわけだが、おかしな声と気づかないのぞきをしている男子生徒はその声に反応して声のする方へにやけた面構えで返事した

「岸本も拝んでみるか?野郎共を魅了して止まない魔のバミューダトライアングルを!」

男子生徒の言う「魔のバミューダトライアングル」はハイレグ気味な女性の下着の事であった(形が三角形だからがソレの由来)ソレ(女性の下着)をのぞきをしていた男子生徒がそう呼ぶ(魔のバミューダトライアングル)という事を知っているのはのぞきをしている男子生徒の悪友・岸本ともう一人・・・

「また覗きしてたの?お兄ちゃん?」

その声の主は肩まである茶髪の綺麗なロングヘアー、まだ幼さが残る少し小顔で濃い黒茶色な瞳、身体の発育状況はまだまだ発展途上な女生徒がのぞきをしていた男子生徒の後ろに立っている、この女生徒こそのぞき犯を犯した男子生徒の妹である「黒乃 歩(クロノ アユミ)」だ
回りくどく「女性の下着を覗いて見ますか?」と言っているガラの悪く、制服の着こなしがそそうな、茶髪で濃い黒茶色の瞳をした何もしてなければそれなりにモテそうなルックスを持った歩の兄「黒乃 明(クロノ アキラ)だ、その兄の行動と態度に不機嫌になった歩は頬をふくらませていた

「ちっ・・ちげーよ!!コレはアレだそうアレだアレ!バードウォッチングだよ!・・うん、バードウォッチングってやつ」

しどろもどろに答える明、そのあからさますぎる苦し紛れな言い訳を信じてくださる方はこの世にいないだろう
「ふ〜ん・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばし、二人沈黙・・・・ソレに耐え切れなくなった明は目だけぎょろぎょろさせていた、その効果あってか、普通は早くから発見していてもおかしくない事を視界から確認できた

「なぁ、歩、後ろの方、どちらさまよ?」
明は歩の隣にいる少しマジメそうな印象を受ける髪型で金髪、メガネをかけた上半身を見る限りスタイルの良い女生徒を指さした

「えっ?あっ?ボク?」
「そうそう」
見た目に似合わずボクっ娘なキミ!っは少し失礼だと思い、明は口にはしなかった

「ボクは白伊 えみるっていうの、呼ぶ時は呼び捨てでいいよ!アキラ先輩!」
「おぅ、よろしくな、って俺・・・」
「アキラ先輩の名はすでにアユミから聞いてるよ」
「あ〜なるほろ納得、んで歩とはどういうご関係?」
「最近お友達になったの、ねっ!えみる?」
「うんうん」
「そうか、そりゃ良かったな、あとえみる、俺の事も呼び捨てか・・・いや、やっぱアキラ先輩か先輩でお願いします」

後輩に対して見事とも言える綺麗なおじぎをした明、ソレを見てえみるはクスクスと笑いながらにっこにこな愛嬌ある表情で元気よくそのお願いを聞き入れた

「うん、了解っす!これからよろしくね、アキラ先輩っ!」
「おぅ、よろしくな!えみる」
そう言ってお互い前に出した手を握りしめ、硬く握手する、えみるの近くによった明はあるにおいを感じとる

んっ?これ線香か?何かか?と思った明、「どうでも良い事ばっか気づくな〜俺」って思うと、自然と笑みが浮かんだ
その笑みはえみるにとってはニヤニヤっしているように見えた、少し嫌らしいにやけ面とも見えるソレを感じ取るとえみるはクスクスと笑った

「まさか、あっさりひっかかるなんて〜そんなに似てた?ボクの岸本のマネ声」
「んなっ!?お前があの声出してたのか!」
「うん、これでもボク演劇部だから、演技には自信あるんだ〜」
「えっそうだったんだ〜」
「お前もえみる演劇部所属説初耳かよ、歩・・・」
「ホント最近友達になったばかりだから・・・」
「あ〜なるほろねぇ〜」
「・・・・・・・・・」
少し考えた後「あっ」って顔をした明は言いたかったネタを思い出す

「つ〜かさえみる選手、俺のダチの声マネすんなよ、かる〜くイエローカードもんレベルだからさ、もうあと4枚で退場な」
「アキラはのぞき魔って言われたいの〜?」
「うっっ!!」
そのネタはどうやら3アウトもんレベル並にやばいもんだったららしい、えみるのおかげでうやむやにできたはずだった「のぞき」という名の犯罪、うやむやにしなくしますよ?宣告されて、たじろむ明にすっかり忘れ去られ虚空を漂っていた妹特製天罰が明に下される

「覗きなんてもうしないでよね!!コレ立派な犯罪なんだから!」
「厳重注意される」だけという軽すぎる人工天罰、本来ならこんなもんで済むレベルじゃないのだが・・・

「へいへ〜い、どぎもに銘じておきまぁす」
「反省してないでしょ!?」
「してる、してる、してるってば、あっつ〜かお前ら次体育じゃねぇ?早く着替えて行った方がいいんじゃねぇの?」

そう言って、まったく反省していない明はさっき双眼鏡で「しまぱん」を見ていた方向の教室を指さす、あからさまに話題を変え逃げようとする明に、多少の怒りを感じた歩

「うぅ〜話そらさないで!って言いたい所だけど、そうしとくね、けど、この話の続きは後でゆぅ〜くりとね!」
「ゆっくりでも、じっくりでもねっとりでもなんでも良いからさ、早く行ったら?」
その言葉に歩は更に不機嫌になる、反論しようとしていきごむ歩だが、さっきまで話題に入れず空を見上げ両手を真上に上げて何かをぶつくさ言っていたえみるが割って入ってきた

「うん、それじゃぁそろそろ行くね〜アキラ先輩」
「えっ?もう?」
「もう時間ないよ〜ほらほらっアユミも行こう?」
いきごんだ気持ちは残っているものの、その気持ちは心の内に秘めたままえみるによってレッカーされる、二人が走って屋上出口のドア方向へ急いで走っていく・・・その時

きぃぃん

金属音だ
「んぁ?何だ?鍵とか金とか落とした音みたいなのしなかったか?」
その言葉で歩の足が止まる

「え〜と・・・もしかして私・・お金落としちゃった?」
「いや、そこまでわかんねぇけど、なんか音したんだよ、金属が地面に落ちるような音とかさ」
その言葉にさりげなく不安を覚えた歩

「・・・え〜〜と・・・探してみるね」
「そっか、んじゃ、まっ俺も手伝ってやるよ」
「えっいいよ、いいよ!そんな事しなくても、それにそんな事してたら確実に遅刻しちゃうよ?」
その言葉に自信にみちたにやけ面を歩に向ける明

「かったる〜くて嫌な授業をぶっち(さぼる)するには上等な言い訳になるから問題ねぇよ・・・っておっ!これっぽいな」
「アキラ先輩、素直じゃないねぇ〜ってもう発見したの?」
「ほっとけよっ!それよか・・・」
そう言うと明はしゃがみこんで、何かを拾った

「って何だよ金の鍵かよ、どこの成金野郎が持ち主だよ?」
明が言った言葉に疑問文で歩が問いかけた

「えっ?金の鍵?ナニソレ?何も見えないよ?」
「はっ?見えないの?見えてないの?お前視力どんだけよ?つ〜か」

明が更に何かを言おうとした瞬間、明が持っている鍵がまぶしいくらいに光出した、

「おわっ!」
「えっ?えっ?」
「なになに?どうしたの〜?アキラ先輩」

驚いた声を出したのは明のみだった地面に見た事もない文字というよりも呪文らしきものが描かれていく、これも明にしか見えたないようだ

「なんじゃぁあこりゃぁあああああ!!!」
「ええっ!?お兄ちゃん!!どうしたの!?色んな意味で!!」
この状況でボケもツッコミを忘れない黒乃兄妹!意外と冷静だ

「わっかんねぇ!わっかんねぇんだけど、すんごい光ってる、コレアホほどすんごい光ってんだよ!!!っておわっ!!」
「えっ!?キャッ」
そう明が言った瞬間、明と歩の体はふわっと宙に浮く、しばらくして重力を逆らう動きで真上に超高速で上昇していく、さながら紐なし逆バンジー!!
やがて遥か上空の光の彼方へと二人は消えて行った。

飛ばされた黒乃兄妹、一人残される状況になるはずだったえみるもどこかに消えていた。


*EDをどうするかハッキリと確定させました、やりすぎと思いながら、OPを加筆修正キャラ追加とやりたい放題しましたが、どうか後々の話のためとご理解と御了承とを頂きたい・・・もう、このような話自体を大きく変えるような事はしないと誓いますので、今回はなにとぞお許しください。
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