alt SPRING×SPRING * 2 ( No.89 )

日時: 2007/09/04 18:08
名前: クリス
参照: http://crystals.blog.shinobi.jp/

 ―4―



「……まさか魔導なんてワードが飛び出すとは」

 トレインは妙に納得しながら、感嘆を漏らした。
 それは、魔導という単語によって先程の破壊力に説明がつくことと、ある意味で突拍子も無い噛み合わせであることから成り立っていた。

 ――魔導という概念は、この世で大陸を二分することになる。

 質量なき、未知なる力の発生源。
 魔導そのものを語るのは、この場では冗長であろう。大陸で捉えた魔導の背景に焦点を当てたい。

 魔導には、人により素質がある。
 史上に名を残す大魔導師が晩年を過ごした土地こそが、隣国のアレサード共和国であり、魔導の総本山となっている。
 今でも優れた導師はアレサードで量産され、それがそのまま国の軍事力とされていた。

 魔導に恵まれなかったのは、この地グラムバニエ皇国だ。
 地勢で劣る彼らは、いかに真似事をしようと総本山には敵わず、魔導による争いでは勝ち目が無かった。

 ならばどうするか。グラムバニエは発明と産業にアプローチを図った。

 魔導を学ぶ代わりに最新の兵法を。
 魔導を扱う手間を武器の修練に。
 魔導を開発する探究を、次世代兵器の導入に。

 その結果、術に必須な素質を問わない人海戦術と、何より産業の物資量によって、グラムバニエは世界最大の軍事国に君臨した。
 工業を担うグラムバニエ。一方、魔導を司るアレサード。
 魔導という概念は、こうして大陸を二分するに至った。中立国の存在や、諸国の細かい歴史は、また別の話だ。

 キーポイントは、互いの国の特性が相手に行き渡ることはなく、魔導と工学は相容れない存在であるという現実だ。
 仮に魔導兵器というジャンルが唱えられようとも、どこの研究機関もさじを投げることだろう。両国の最高技術でも実現するかどうかだ。
 技術の共有は、すなわち漏洩を意味する。両国からバックアップを受ける機関など有りはしない。

 ――トレインは苦い顔をする。まったく、一体どこで魔導銃などという代物が開発されたのだか。見当もつかない。

 じわりと舌に血の味をトレインは感じた。どこか口の中を切ったか、額からのものが唇へと届いたか。
 トレインは落ち着いて、あの銃の性能を吟味した。
 《青き薔薇》は、半殺しの道具などではない。あまりの性能に、副産物のオマケですら人をなぶり殺せる凶器と化す、禁断の殺傷銃だったのだ。それゆえアーノルドも、普段は使わないと前置きしていたのだろう。

「種明かしもした。覚悟はいいな?」

 押し黙り、トレインは痛みが引かない思考の中で懸命に考える。勝ち目は……。

「行くぞオラァ!」
(打つ手はこれしか……!)

 アーノルドが青い銃を構え、指を強く握り込んだ。
 ここぞとばかりに、トレインは溜めていた足の力で横っ飛びに動く。
 発火。光線と化した超高速発光物体が、先程までいたトレインの足元へ潜り込み、煉瓦を軒並み吹き飛ばした。

 《青き薔薇》の火力は銃と比べ物にならないが、ここ二回の攻撃で連射はしていなかった。
 もしや……初撃を凌げれば、勝機はそこにあるのかもしれない。動きの荷物となるスナイパーライフルを手放していた事も幸いした。

 余波の範囲は見越していたよりも広く、煉瓦の破片が逃避の身体を打つ。
 だが今が絶好の好機だ。敢えてつぶてに身を晒し、トレインは拳銃でアーノルドの手元を狙う。とにかく親父を止めるには、奴が銃を握れない状態にするしかない。
 爆発の余韻が消えぬ間に、新たな発砲音が街路に弾けた。

 アーノルドはフンと鼻を鳴らす。その男は《青き薔薇》を握っている手を軽く回し、空を切り裂いて飛来する銃弾をなんと銃身で弾いた。

「な !? 」

 トレインからすれば失態だった。その程度の銃芸が、アーノルドに不可能なはずがないと予測しなかった迂闊さ。加えてこのチャンスをものにできなかった致命的ミス。

 再びアーノルドが《青き薔薇》をこちらへ向ける。
 決死の回避をもう一度成功させるしかない。トレインは凝視し、アーノルドの銃口と指から着弾点とタイミングを読み測る。

 アーノルドがトリガーを絞り、トレインが避けるように飛び退いたのと同時、
 《青き薔薇》はカチと音を立てて空撃ちするだけだった。

(しまっ……)

 銃撃戦において、アーノルドに同じ手は通用しない。
 トレインが必死に伏せるよりも早く、今度こそ攻撃の込められた閃光が、向かう先の煉瓦を先回りして叩き割る。
 身を低くしていたのが幸いしたか、乱気流に飛ばされることは避けられたが、荒れ狂う煉瓦の嵐は容赦なくトレインの全身を打ち据えた。

「ぐぅ!」

 腕を回して頭を守るのが精一杯、となっているのも束の間。落下によるつぶての雨を、転がって避ける事を余儀なくされる。
 さらに追い討ちで《青き薔薇》の銃弾を打ち込んで来るアーノルド。
 とにかく地を這ってトレインは起き上がれるチャンスを伺った。

「こんなザマであの嬢ちゃんを守ろうってのか? 自惚れんじゃねぇぞ」

 銃声と破砕よりも鋭く、言葉が食い込んで来る。
 トレインは深く息を吸い込んだ。言われて黙ってはいられない。

「守るさ! そのためなら親父、ッおまえの銃も沈ませてみせる!」

 一方的な銃撃が、ぴたりと止まった。

(何を……?)

 トレインはここぞとばかりに起き上がる。アーノルドが次の発砲を用意してないのを様子見してから、傍に落ちていたスナイパーライフルも回収した。
 アーノルドは《青き薔薇》を持つ手をだらんと下げている。攻撃の意思は無いようだ。
 応じてトレインも銃口を足元へ下ろした時、アーノルドは口を開いた。

「まだそんなヌルいこと言ってんのか、青二才が」
「……何だと」
「このアーノルド様が手加減されるようなタマかって訊いてんだよ」

 トレインは反論することができなかった。
 情勢や戦局にとって様々ではあるだろうが、このような(武器には目を瞑るとして)典型的な銃撃戦の場合、相手を殺すことより、殺さない勝利の方が遥かに難しいのだ。
 言わずもがな、アーノルドを倒す事だって困難を極める。
 だが、トレインが狙っていた事は、決定的に詰められない差を倍にしているようなものだった。

「だとしても」
「オヤジは殺せない、か? 実力を見てから物を言えよ」

 むしろ半殺しにしようとしているのはアーノルドだ。圧倒的な力量差があるから、同じハンデで相手を押し切ることができる。
 奴に対して、対等な条件で戦うのは自滅とも思えた。
 しかし、トレインは譲ることができなかった。
 自分を何度も恐ろしい目に遭わせながら、乗り越えることによって今の力を与えてくれた父親に、引導を渡すなどできるわけがなかった。ハルの命と天秤に架けるなんて、考えてみたくもない。

 決断しようとしない息子に、アーノルドは呆れる。
 父親は、今この戦いも試練であるかのように、回りくどく問い掛けた。

「腕を殺すだの、んなナメた真似」

 見せ付けるようにして《青い薔薇》を手の中で回す。銃弾を受けたはずのフォルムは、全く傷付いていなかった。

「俺が相手で出来るとでも思ったか」

 先程の銃芸がある限り、彼の手は不可侵の防御に覆われていると。

「テメェの銃じゃ俺の腕は潰せない。もっとも、どんなアクシデントがあろうが俺にはもう一本腕がある」

 彼の言う通りだ。
 もはやアーノルドやトレインほどの銃士になると、利き腕の概念はない。狩猟で起こる万が一のため、両方利くように幼い頃から今まで生活し続けている。
 腕を潰そうなどという甘さの残る考えは、まったくと言っていいほど通用しない次元だったのだ。

 トレインは考えを捨てきれず、殺さずの道を模索する。
 ならば足はどうか。移動の足枷さえ与えれば、ハルならどこへでも逃げられるはず。

(いいや、駄目だ)

 奴が動けずとも、ハルはきっとこの場所へ戻ってきてしまう。好機を伺っていた銃魔に、むざむざ撃たれに来るように。
 アーノルドと対峙する寸前に交わした約束が、今更になって悔やまれた。

(それに、自分がハルを迎えられないでどうする)

 アーノルドは雇われである事を忘れてはならない。誰かが闇からハルを狙っている事実など馬鹿でもわかる。
 単身で逃げるなら、トレインでさえ行き先がわからないほどの逃げを打たなければならないのに、それ以降に追われるハルを一体誰が守るというのだ。

 本当に、アーノルドには手加減できない。
 だとすれば手は、食い止めるのではなく……。

「――ぁ、――しばる、――ぃでしょ!」

 思考を遮るように、繊細に透き通った声が、どこからともなく投げ掛けられた。
 上。トレインの聴覚がそう認識して見上げ、彼は夜空に何かを発見した。
 月明かりさえ暗雲が掻き消す中、並の視力では分別できないほど小さい影の、あの結び髪は。

(ハル、と…………なんだあの変態着ぐるみ男)

 この期に及んでトレイン節は健在だった。

「おうおう」

 アーノルドもこれに気付いていて、仰ぐように空を見上げていた。
 思わぬターゲットの再来である。
 非常に気の毒そうに、ニヤニヤとした表情で《青き薔薇》は頭の傍で回されていた。

「あの嬢ちゃん、随分と無用心に飛んだな」

 トレインは意味を一瞬で理解した。
 自分ならあんなものは、朝飯前に撃ち落とすことができる。それはつまり、自然とアーノルドが可能であることを肯定することになる。
 あれだけ距離があれば、並大抵の銃は射程外だ。しかし今アーノルドが持つ銃のスペックは想像を絶する。届くか否かの憶測は愚かに等しい。

 つまりアーノルドは、今すぐにでもハルを射殺できると言っていた。

「親父!」

 もはや奴は聞く耳を持たないだろう。もし本当に撃ち抜く気なら、言葉を交わしている時間は無いからだ。
 全てを悟ってトレインは銃を握った。
 逆手に取れば、この一瞬だけアーノルドの注意を完全に引けたなら、否応なしに好機を逃す結果へ落ち着く。
 トレインはスナイパーライフルに弾を装填し、ハルを視線で射抜く父親へと、銃口を向ける。

 ――『このアーノルド様が手加減されるようなタマかって訊いてんだよ』

 だが、生半可な攻撃でアーノルドを止められない。猫騙しのような牽制でこの男が止まると思えない。
 ……やるしかないのか。
 四の五の言ってはいられない。止められなかったら、ハルは死ぬ。絶望を刻まれ地獄を見せ付けられ、それでも奇跡という淡い希望のために立ち上がっている、あの健気な命が、こんな凶悪な武器の餌食になってしまう。

(俺がアイツを救えなかったら)

 ハルが奇跡を施すことによって救われた自分自身。

(俺は一体何の為に生きてんだ!)

 その自分が彼女にとって何も出来なかったら、あの奇跡に、『彼女の奇跡』に何の意味があったというのだ。

 止めるなどと生温い敵意は捨て去る。ハルを救う為には、アーノルドを消すしかない。
 ためらう余裕すら残されていなかった。
 アーノルドが黒き空に《青き薔薇》をかざす。たった一発の銃撃で天へ還そうとするように。

「やめろォォ!」

 トレインが狙いを照準する瞳は、アーノルドを父親と意識するものから一変、アリバーを撃ち抜く際と同じ目つきになっていた。
 より確実にアーノルドを殺害する攻撃を。魂なき機銃のように、無情に正確にロックオンされる。



 夜空を見上げるといつだって、あの風景が蘇って来る。
 空の一面を見渡せる崖で寝転がり、その背中を見つめていた。
 星に思いを馳せる、翡翠色の髪にトパーズの瞳。
 その面影が、ハルに重なる。



(もう俺は、恐れて立ち止まったりしない――!)

 想いに捧し命よ、弾丸となり敵を貫け。
 祈りを込めてトレインは、引き金を絞った。

 アーノルドの目の色が変わったが、トレインは既に止まる気が毛頭無かった。完全にトリガーを引けば、ライフル弾はアーノルドの頭を一瞬で吹っ飛ばす。初めて危機を察したアーノルドは、《青き薔薇》を引き戻し即座に発砲した。

 照らされ、光の中で、飛び交う蒼の凶弾。
 双方は意地がぶつかり合ったように衝突し、一瞬で光の矢が鉛を蹴散らす。

 そんなものは承知の上だ。眉間を狙われていたアーノルドの《青き薔薇》は、トレインのライフル弾と僅かに角度が異なっていた。ほんの僅かなずれ、それらの衝突が《青き薔薇》の光線を抉り上げ、
 トレインのライフル弾は低く捻じ込まれていた。

 相手の銃弾で矛先を変える、コンマ一秒、誤差一ミリを極める銃の冴え。

 弾かれ、吸い込まれる先は左腹腔。殺傷とまでは行かずとも、撃ち抜かれれば二度と立てない。
 刹那、アーノルドの凍りつく表情をトレインは垣間見た。

 トレインの背後頭上で《青き薔薇》の光線が建物を抉る時、
 しかし衝突によって殺された勢い、
 そのタイムラグが一手を生む。
 銃魔の、最初で最後の抵抗は。

 発砲した直後の得物、その陰となる腰元から青白い輝きが満ち溢れる。
 アーノルドのすぐ前方で光は空気を歪ませ、ライフル弾を完全に受け止めて消失した。

「……んだって?」

 トレインは目を疑う。アーノルドの風貌は、右手には眉間を守った《青き薔薇》を、左手には腹腔を守ったもう一つの青いフォルムを持つ銃を。
 嘘だろ、と思わず呟いてしまう。
 そもそも《青き薔薇》は二丁一対の双拳銃だったのだ。

「ようやく、俺の敵になりやがったな」

 というのは僅かに息を荒げたアーノルドの台詞だ。両手で《青き薔薇》を使わせてこそ、自分の敵だという事なのだろうか。
 否、そのような力量は些細な事だった。
 アーノルドは自らを殺さんとする攻撃に晒されたからこそ、合格の烙印を押したのだ。

 真剣勝負は始まりを迎え、そして終幕が訪れようとしていた。
 伝説に語り継がれる銃魔が、遂にベールを脱いだ事によって。

「う、おおおおお!」

 トレインは手の中にある拳銃でありったけの弾を撃ち出した。しかし所詮は無意味な抵抗だ。先程のように片銃で光の盾のようなものを張られ、銃弾を全て受け止められてしまう。

「今のテメェの覚悟――」

 アーノルドは二丁の《青き薔薇》を息子に向けて語り掛けた。
 万事休す。
 逃げ場所はどこにもない。拳銃はもう弾を切らしている。それでも諦めようとしないトレインは、神懸かりな手際でスナイパーライフルへ弾丸を込める。

 カッ、と。

 両手から《青き薔薇》のトリガーが引かれ、青白い光線の奔流が、リロードの構えを終えようとしていたトレインを呑み込んだ。

「忘れんな! バカヤロウ!」

 彼の正面、真っ直ぐに突き立った一撃が爆発するかのような破壊。
 全身を貫く衝撃は、臓物が破裂せんとする激痛を走らせた。

「がッ――ぁ――!」

 痛覚を痛覚として処理することもできない。さらに生まれる空気の渦に呑まれたトレインは、されるがままに吹き飛ばされ、拳銃もライフルも手放す。
 抉り込まれるような風圧が、突き抜ける衝撃が、何一つ防げずボロボロになった身は煉瓦の上を滑って行った。

 鋼の墜落する音が、戦いに終わりを告げる。
 一撃の余韻を物語るかのように、青い光がフッと闇の中へ消えた。

 Destroyer Blue≠サの名を破壊の青色。
 魔導双拳銃《青き薔薇》により、相手を粉砕する一撃必殺だった。
 トレインが散々見せられた通りに、煉瓦を粉々にするような破壊力が人体を襲うのだ。銃魔の伝説はこれに支えられたと言って、過言ではない。

 なれど、トレインはこの殺戮弾を受けてはいなかった。
 着弾すれば人体が吹き飛ぶインパクトを、敢えて、両弾がほんの手前で衝突するように解放させられ、余波だけを至近距離で食らっていた。
 さらには、下手をすればショック死するような急所を避けられている。これだけの加減は、アーノルドがもたらした僥倖とも言えよう。

 それでもうつ伏せに倒れたトレインは、指先一つも動かさないのだった。銃を握る力も無い。立ち上がる気力も無い。ただできる事は、朦朧とする意識の中で呼吸のために這いつくばるだけ。
 結局この戦いの顛末は、半殺しという宣言通りとなる。

 煉瓦通りは静まり返っていた。
 軽く空を見上げたが、もうハルはどこかへ去ってしまったようだ。

 アーノルドはトレインに歩み寄る。
 衝撃の余波を与えただけが幸いしたのか、目立った外傷は無さそうだ。直接な打撃ではないので内臓破裂の心配もないだろう。加減が上手く行ったらしい。
 結論、まぁ放っても死にはすまい。
 自分なりに安全を確認したアーノルドは、動かないトレインを尻目にこの場を後にすることにした。

 ジャリ。砕けた煉瓦を指でなぞる音。アーノルドは振り向いた。
 いつの間にかトレインは伏せた顔を上げ、父親の足元を睨んでいた。

「……死、な、せ、る、かッ」

 アーノルドは眉をひそめた。
 不審なのはトレインの言動ではなく、そもそも彼が言葉を発した事だった。
 確かに急所を避けるという手加減はした。ただし直後にお喋りを許すほど余裕を与えた憶えは無い。

 絶望的な力に破れ、倒れた息子は、地を這って何を訴えるというのか。
 情けを請う目はしていない。

 まさか。……まさか、まだ戦おうとしているのか。
 仮に己の手に銃があれば、己がまだ銃を握る力を残しているのなら、アーノルドがハルを狙うと言う限りは。

 一生もののトラウマになりかねない、かつての世界を震撼させた、あれだけの恐怖を刻み付けておきながら。

 決して、この意志は、負けない。

「おう、任せておけ」

(……?)

 耳に入る言葉がはっきりとわからない。
 ただトレインは、何か安心させる事を言われた気がした。

「テメェはいい加減、寝ときやがれ。親父の言いつけは守るもんだ」

 親父は、一体。
 そう頭の隅に言葉が転がった時、
 トレインの意識は急速に、深く落ちて行った。



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後書き、注訳、感想はこちら
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