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日時: 2007/12/21 20:50
名前: 龍紀
情報: 219-105-88-207.adachi.ne.jp

前に書いていた「アジサイ」は、続きが思いつかなかった為、中断しました。
これからは新しく、「BLACK GOD」を書いていこうと思っております。
今度は最後まで書いていきたいです。


まず、この物語に登場する者を・・・

人間=この物語に登場する、殆どが人間。

魔物=賢く、人間の姿になって街の人間に危害を加えたり、人を殺した   りする。

シャイラ=人間と魔物、又は魔物同士の間で生まれる、半分が人間、半     分が魔物の、珍しい生き物。物語の主人公がこのシャイラ。



人物紹介は1話目を書いてから書きたいと思います。
プロローグは前回と同じで書きません。
1話目は近い内に書こうと思います。     
メンテ

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Re: BLACK GOD( No.1 )

日時: 2007/12/23 23:06
名前: 龍紀
情報: 219-105-88-207.adachi.ne.jp


第1話 出会い



 広い市場のある、ちょっとした都会の様な大きな町。昼の太陽の光りが差し込む大通りに、一人の少年の姿があった。
 その少年は、漆黒の髪と膝まで届く長い白と暗い紫のコートを風に揺られながら、真っ直ぐその道を進んで行く。何故か左手にだけ手袋をしている。顔は身長などに比べると幾分か幼く、可愛らしい顔をしていた。そしてその綺麗な深い漆黒の瞳は、左にだけ眼帯が掛けられていて見えなくなっている。その少年の背後には、巨大な山が並んでいた。
 この「テノール」の街は、南は海に、北は山に囲まれた、右も左も自然に埋め尽くされている。しかしそれだけに、最近は魔物に危害を加えられるという事が多くなってきた。この街で一番変わった1つのグループ、「フィルツ」の情報によると、最近の魔物は頭が良く、人の姿に変化するものが増えてきているという。
 そしてその魔物を「排除」する為に作られたのが「グリーヴ」という、小さな会社。この会社は子供に魔物狩りをさせる為に、人間の体を作り変え、魔物の「血」に対して敏感に反応するようにしたという噂が流れた。
 しかも、その子供は色んな街から攫ってきて、記憶を消してからそんな体に作り変えるとか。
 
 少年は一人、歩きながら「グリーヴ」という会社について考えていた。
 そんな子供に出くわしたら、自分も「排除」されてしまうかも知れないと。
 少年――ヴィリスがそんな事を考えながら歩いていると、前方に変わったかたまりを見つけ、足を止める。
 そちらに目を移すと、小柄な少年が二人の男に囲まれている。
 「手前(てめぇ)、人にぶつかっといて謝りもしないのかよ?」
 そんな荒っぽい男の声が聞こえてくる。
 これは「フィルツ」のメンバーとして放って置く訳にはいかない。そう思い、その場に駆け寄ろうとしたのだが、
 「何か言えこの糞チビ!!」
 その声に、思わず驚き、立ち尽くす。これでは駄目だと解っていても、足が動かない。
 「ご・・・・・ごめんなさ・・・・・」
 そんな少年の怯えた声がする。ヴィリスは今までに一番というほど勇気を出し、男に呼びかける。
 「ぁ、あの・・・・そのこを放して下さい!」その声に気付いたらしく、二人の男が振り返る。
 「んだ手前。お前がコイツの代わりに謝るってのか?」
 「そのこはさっきからちゃんと謝って・・・・・・え?」
 男はヴィリスの変化に気付いたのか、ヴィリスの視線を追って、後ろを振り返る。するとそこには、銃口。そしてつい先ほどまで自分達に対して確実に怯えの色を見せていた女の子のような可愛らしい顔に張られた子供らしい無邪気な笑顔。そして――――

――――銃声――――

 その少年の持つ銀色に輝く武器から放たれた銃弾は確実に二人の男の脳を貫き、ヴィリスの頬を掠めて行った。
 ヴィリスは驚きに目を見開き、暫しの間、硬直する。何が起こったのかを理解する前に、銃をしまいながら放たれた少年の言葉で我に帰る。
 「ごめんね、大丈夫?」外見に合った、とても可愛らしい声だ。
 「あ・・・・うん・・・僕は・・・・・ね・・・」途切れ途切れに紡がれたヴィリスの言葉を聞いて、少年が可愛く笑い、話し出す。
 「良かったぁ!あ、急で悪いんだけどさ・・・」
 その後の言葉を聞いて、ヴィリスは再び硬直する。
 「君のその左目の眼帯・・・外してもらっても良い?」
 それは、ヴィリスにとって一番怖い事だった。この眼帯を付けて貰う前に、とても苦しい思いをした事があり、その記憶がたちまちヴィリスの頭を埋め尽くす。
 「え・・・・・と・・・・・」
 自分の正体を悟られぬよう、慎重に言葉を選ぶ。
 「僕の・・・・お姉さんというか、仕事場の上司と言うか・・・取りあえずそういう人に自分の事をあまり喋っちゃいけないって言われてるから・・・」
 「今言っちゃったじゃない」
 「あッ・・・・」
 その言葉を聞いて、少年が笑い出す。
 「アッハハ!君面白いね。」
 ヴィリスは改めて少年の姿を見る。金髪の髪は太陽の光を透かして眩しく光り、淡い緑色の瞳はガラスのような輝きを放っている。ワンピースのような形をした服から除く手足には、何かを隠すように包帯が巻かれている。そして一番ヴィリスが惹かれたのが顔だ。女の子の様な可愛らしい顔には、常に偽りの笑顔が張られている。その表情からは感情を読み取る事が出来なかった。
 『ヴィリス?リアだけど、今ちょっと大きめの魔物を捕獲したの。車で運ぶから手伝って!場所は・・・・』
 通信機から聴こえた少女の声に我に返り、「了解」とだけ返事をして、少年に向き直る。
 「あの、僕ちょっと急用が出来たのでこれで・・・・」
 「あ、うん。巻き込んで御免ね。それじゃ」
 そう言って、二人は自分の目的地へと足をむける。もう二度と会わないだろうと思いながら、お互いの事を振り返りもせずに・・・・

―――そして、この二人の出会いが、これから起こる事の、全ての始まりだった。




―――――――――――――――――

1話目終了です。
ちょっと長いかも知れませんね・・・。

ここで人物紹介です。

【登場人物】

ヴィリス /16歳 /男 /シャイラ /父・魔物 母・魔物
この物語の主人公。魔物と魔物の間から生まれた、珍しいシャイラ。
左腕には二の腕まで届く長い手袋をしている。
眼帯は左目の力が強すぎて自分でコントロールする事が出来ないので、その力を封じる作用がある。
両親と居たときより独りでいたことの方が多かった為、精神年齢が幼い。


リア・トゥエリア /16歳 /女 /人間 /父・魔物 母・人間
ヴィリスの命の恩人のような姉のような存在。
体に魔物の血が流れている少女。海を思わせる青く長い髪のツインテールが特徴。
常に銃を持ち歩いているが、未だに使い方を理解していない。気が強く、明るい性格。


グロウ /14歳 /男 /人間 /父・? 母・?
「グリーヴ」の中のエリートと呼ばれるトップクラスの「改造人間」。
テノールの街の隣のアルトという街から攫われた少年。
女の子の様な可愛らしい顔に、金色の髪が特徴。
後にヴィリスの弟のような存在になる。


クロエ・タリア /?歳 /女 /人間 /父・人間 母・人間
「フィルツ」を作り上げた年齢不詳の女性。
街の人間からの依頼に答え、ヴィリスやリアに指示をだす。
特徴は腰まで伸ばした長いマロンペーストの髪にものすごく軽い口調。
何時もふざけているとしか思えない行動ばかりだが、やる時はやる。


邪神シャドウ /魔物
謎に包まれた漆黒の巨大な竜の姿をした魔物。
この世界を闇に包み込む為ならば、たとえ我が子であろうと利用する。
しかし、その全ての生き物に恐れられている魔物の本当の心は・・・・・・・?



重要な登場人物はコレくらいですね。
そのうち邪神シャドウの本当の心などもわかっていくと・・・・思います。
後、ヴィリスの左目に眼帯付けられていなかったとき、どんな苦しいことがあったかというのも描きたいですね。
 
メンテ

alt 書けませんよ。。。 ( No.ThreadStop )

日時: 2100/01/01 00:00
名前: read.cgi

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
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