icon ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○

日時: 2007/12/13 22:24
名前: 柊夏乃。
情報: p2251-ipad202niigatani.niigata.ocn.ne.jp

 ――いつか話した、夏の空へ



  竜の乗り手の少年と、季節の無い国の女の子。

 一人前を目指す少年が、女の子とした約束。


 

        
       “一緒に、夏の空へ!”

 



メンテ

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Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.1 )

日時: 2007/12/12 21:01
名前: 柊夏乃。
情報: p4129-ipad28niigatani.niigata.ocn.ne.jp

○。゜. 第一章‐修行中 .゜。○





 ―――グゥゥゥ・・・ン。


 灰色の、軍の飛行機が空を円状に飛ぶ。

 広い大地に、竜が数体いた。



 硬そうな角。

 大きな翼。

 くりくりした目に。

 ゴツゴツの背中。


 長い尻尾を、ぶんっと動かして、砂埃を舞わせる。



「――以上で、ひと通りの学習は終了だ。これからは実践学習に入るぞ」



 教官の言葉。

 厳しそうに睨む目には、竜さえも叶わないだろう。

 
『はいッ!』


 そう答え、竜に回した手綱を取る、竜の乗り手。

 それは、将来、竜使いを夢見る、少年たちだった。


「・・・緊張するなぁ・・っ」


 そのなかに、ゴーグルを帽子からずらし、目に持ってくる少年――。


 ライがいた。


 ライも此処にいることから、竜使いを目指しているのだ。

 茶色の手袋を、ぎゅっと締めなおす。


「乗ったか?ではまず、教えた順にやってみろ!」


 教官は、普通に叫んだ。

 数人の竜使い見習いたちは、すいすいと空を飛んでゆく。

 数人の竜使い見習いたちは、竜と呼吸が合わず、あたふた。

 ライも、他ではなく。


「こっ、こらぁ!そっちじゃないだろ!・・・おい、グラムっ!!;」


 ライに、“グラム”と呼ばれた竜は、ぷいっとあさっての方を向いてしまった。

 グラムは、ライの相棒の竜。

 可愛い大きな眼を、眠そうに細めるグラム。


「グァァぁ・・・」


「おい〜;寝るなァー!」


「・・・Zzz」


 ライの叫びとは逆に、グラムは気持ち良さそうに、寝息を立てていた。


「はっはっは!ライとグラムはいつもながらナイスペアだな!」


 教官が、さも可笑しそうに笑う。


「教ぉ官ん・・・!」


 縋ってみて、SOSサインを出してみるが、また笑われた。


「オレって・・・いつになったら竜使いになれるんだぁ・・・っ!」



 青い空には、竜が飛んでいた。
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.2 )

日時: 2007/12/12 21:31
名前: 柊夏乃。
情報: p4129-ipad28niigatani.niigata.ocn.ne.jp

○。゜. 第二章‐巨大図書館 .゜。○





 季節の無い国。

 一年中、一定の気温で定まっている。

 草木は生え、昆虫や鳥なども、一年中青空を飛び回る。
 



 此処は、そんな国の巨大図書館。

 大きな巨木が、どっしりと聳え、その間に枝が何本もはう。

 そしてそのスキマ隙間に、大きな本棚があり、分厚い本が詰められている。

 地には、純水が流れ、綺麗で神秘的な空間を作り出していた。

 そこにうっすらとメロディが流れているので、お昼寝もできる(笑




「こんにちは!ミクリさん!」


 オレンジの綺麗な髪を、ツインテールでまとめた女の子が、分厚い本を抱えて微笑んだ。


「こんにちゃーww」


 にっ、と意地悪そうに笑い、女の子に答えるのは、巨大図書館の代理館長“マコ”だった。

 淡い黄緑の髪の毛を揺らす。

 にこりと笑うと見える八重歯が、明るい印象だった。


「あれ?マコじゃないの。ミクリさんはどこ?」


 女の子――クルミが問うた。


「みっくー?みっくーはねー♪んっと、ちょっと御用で別の国にいるのさ♪♪」



「ふぅん。じゃあマコ、私この本返すね」


「OKだおんVvクルミは本、好きだねだねー♪」


「うんっ。“季節”っていうのが知れるからね」


「き・・・せ、つ?なにそれぇーww?知らないなぁ!」


「そうだね。この国には季節がないからね」


「・・・?」



 目を丸くするマコ。


「まぁいいや。じゃあ返したって、ミクリさんに言っておいてくれるかな?」


「了解ぃ〜なのさン♪」



 クルミは、新しい本を借りて、巨大図書館を出た。

 基本的には利用者は多いが、それは何かを調べたりするために集まるひと。

 此処で本を貸し借りしているのは、ほんの数人。

 クルミは、そんな数人だった。

 
 でも、クルミは“季節”が大好きだった。

 見たことはないけど。
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.3 )

日時: 2007/12/12 22:00
名前: 柊夏乃。
情報: p4129-ipad28niigatani.niigata.ocn.ne.jp

 柊 夏乃[ヒイラギ ナツノ]です。


 ―というか、元『鈴』です。改名しました。


ところで・・・ファンタジー系はもう、書くのがはじめてでぇ・・・っ(´ω`;)


 
 ・・・この物語は、ある日、学校の下校のトキに車のなかで聞いていた曲に、勝手にPVを付けていたときです(笑


 竜に乗って、夏の入道雲の浮かぶ空を、気持ち良さそうに飛ぶ少年と女の子が思い浮かんだんです!

 そして、それからポンポンっ、ポンポンとアイディアが・・・っ!


 ――この小説は、そんなイキナリのアイディアのたまものですので、勢いで書き進めます(ぉぃ

 すいません。もうその曲を聴くと、そのPVしか思い浮かびません!


 私の趣味は、アーティストの曲をきいて、アニメのようなカッコいいPVを想像することです・・・っっ!!!



 駄文になりますが、多めにみてやってください。

 気軽に コメント・アドバイス・駄目だし なんかを貰えると、幸いです。


     by* 柊夏乃。
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.4 )

日時: 2007/12/13 21:39
名前: 柊夏乃。
情報: p2251-ipad202niigatani.niigata.ocn.ne.jp

○。゜. ‐第三章‐西の国  .゜。○





「うるさいですわ!」


 真っ黒な衣装に、真っ黒な帽子。

 真っ黒な猫を連れて、大きな古いホウキを小脇に抱えた少女。

 三つ編みを垂らし、真っ赤な顔で怒る。


「もう!わたくしに面倒な頼みごとは止めていただけます!?」


 魔女。


 そう、魔女だった。


「あと一回だけ!・・・な?」


 手を顔の前で、ぱちんと合わせるのは、ライだった。

 西の国にある、魔法使いの国。


 この少女・・・魔女のルルは、ライによく頼まれごとをするのだった。

 高度な魔法をつかう仕事を要求するくせに、金を払っていかない奴。

 結局ルルは、タダ働きになるのだ。

 今回も、頼まれていたモノを、徹夜でやっと完成させたばかりなのに。


 ライに手渡した小瓶には、怪しげに揺れる、ピンクの液体。

 これは、ルルの最大魔法階級の術で作った、『竜と会話できる薬』なのだ。

 これのため、遥々、東の国から、西の国までやってきていた。

 ライはたまに、コレを使ってグラムと会話していた。


「もう・・・ッ!ちいさい頃にちょっと縁があっただけなのに、何故わたくしがあなたのためにタダで・・・?お店もお客が来ないし!」


「じゃあいいじゃんかよ!な!一回だけ!」


 ライの必死の説得に、ルルはため息をつくと、腰に手を当てて観念した。


「はあ・・・。分かりましたわ。で?今回は何を作るのですか!?」


「どこで●ドア」


「・・・は?」


「だーかーらー!どこでm『お黙りィィィィィ!!!!』 はいっ!!!;」



 ライの声をすごい勢いで遮り、淡々としゃべりだす。



「さっきから、言ってることが無茶苦茶なのですわ!どこで●ドアなんて、ドラ●もんにでも作っていただいたらどうかしら!!?」


「いないから言ってんの!」


「いる訳ないでしょうー!?ライ、あなたバカですの!? 前々から思ってましたがバカですの!!!?」


「違う!お・・っ、おおお前の言葉にのっただけだ!;;」


「変な汗かいてますわよ・・・」


「うつ・・・」






 夜。


 ライは遅くなったので、ルルの店に泊まることにした。

 ルルは隣の、自分の家で寝るそう。


 ライは、カーテンを開ける。

 
 真っ暗な空には、星が輝いていた。

 大通りには、かぼちゃのランタンが宙に浮いたりしている。

 魔法使いや魔女たちが、ランタンを魔法で浮かせ、黒猫やフクロウをつれて、大通りを歩いていたのだ。


 街にある灯りや、通行人のランタン。

 そして店のランプなどで、淡い光と、魔法の国独特の雰囲気がかもし出ていた。



「・・・」



 ライは、しばらくぼんやりと見ていたが、すぐに布団へ潜り込んだ。
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.5 )

日時: 2007/12/13 22:34
名前: 柊夏乃。
情報: p2251-ipad202niigatani.niigata.ocn.ne.jp



 ○。゜. 登場人物 .゜。○





 * ライ
      主人公。
     東の国の、竜使いになるコト夢見る少年。ただ今修行中。
      

 * クルミ
      季節の無い国の女の子。
本で読んだ“季節”が大好きで、憧れている。
      読書が好き。
 
 
 * グラム
       ライの相棒の竜。
      ライと息が全く合わず、飛べた試しがない。
      調子がよく、元気な竜。



 * 蒲公英[タンポポ]  
          この世の者とは思えないほどの容姿を持つ。
         永遠研究所で捕らわれている少女。
         (ネタバレになるので此処から先は、秘密♪)


 * ルル
       西の国の魔女。
      魔法は得意だが、自分の経営している魔法堂という店は、全く儲かっていない。
       ライによく、仕事を頼まれるが結局タダ働き。
       プライドが高い。


 * ミクリ
       季節の無い国の、巨大図書館の館長をしている。
      しっかりモノのお姉さんタイプだが、天然。
      仕事で色んな国へ行くので、行ったたびにクルミに土産話を持っていく。
       クルミが、お姉さんのように憧れる存在。

 
 * マコ
      ミクリの巨大図書館で働いて(?)いる。
     ミクリが仕事のときは、代理館長として動く。
     軽い性格で、クルミの友達。


 * ミッフィ
        本名は違うが、クルミにそういう渾名で呼ばれているので、回りもコレが名前なんだと思い込んでいる。
        女の子みたいな可愛らしい顔の、男の子。
        クルミの幼馴染で、よく遊んでいる。




 * 林檎壱
       不思議な女の子。
        (ネタバレになるので、蒲公英と同じく秘密♪)


 * ルノー
       不思議な力を持つ(秘密)少年。
      ライの友達であり、クルミの友達でもある。
      ふたりの架け橋になる存在。

       
 * アンソワ
        お姫様。
       ツンデレ(殴・・・もとい、高飛車だが、クルミのことをなんやかんやで親友だと思っている。 
        ふたりのつながりは、過去に隠されているのだー。

 
 * エルネ
       アンソワの執事。
      やさしい性格の少年だが、結構ハラ黒。







 ――その他にも、まだまだいますが・・・ちょっと多いなぁ;

 まぁ、もっと全体的に纏めたら、分かりやすく表示します。
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.6 )

日時: 2007/12/13 22:32
名前: 柊夏乃。
情報: p2251-ipad202niigatani.niigata.ocn.ne.jp


 いろいろと間違った文を修正しましたぁー!

 ッ・・・つかれたぁあ・・・。

 小説書くのって、やっぱり難しいし、思い通りのカンジが出せませんね;

 あと、近々、『なんでもお絵かき』ってトコで、この物語の人物をどどっと描きたいと思いますww

 おヒマなら見てみてくださいなっ♪♪


 いやいや、でもまだ、描いてませんけどね;

このホームに表示される『なんでもお絵かき』では、双子の妹が結構絵を描いてるので、雰囲気入りやすいw

 でわ!(他の紹介みたいなのいいのか・・っ!?;

 駄目かな?すいません・・。
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.7 )

日時: 2007/12/15 21:17
名前: 柊夏乃。
情報: p6077-ipad27niigatani.niigata.ocn.ne.jp

○。゜. 第四章‐ご予約、承りました  .゜。○












 ――ガチャ。







「ただいまー、マコ」


「おっかえりw」



 ミクリが、仕事で出張していた国から久々に帰ってきた。

 マコは図書館の受付でぼんやり頬杖をかいていたが、すぐに飛び起きた。



「あ、そうそぉ!!! クルミが本返しにきたんだョね♪」


 ハンガーにミクリのコートをかけながら、マコが二つ縛りを揺らした。


「クルミちゃんは、本が好きだからねぇ」


 お姉さんのような口調で言い、一人で何を思ったかクスリと笑った。

 長い金髪の髪がなびく。

 整った顔に、抜群のスタイル。

 おまけに性格もいいからモテるのに、本人はそんなコトに気付いているのやら。

 マコは、頭の上部に束ねられた二つの髪が、爆発後のように寝癖が酷いのにも構わない。

 その爆発した髪を、やんわりとミクリが撫でた。


「・・・?みっくーどしたのさ?」


「ふふっ。―マコ、あなた髪の毛をちゃんと・・鏡を見ながら結って来てよね?」



「んー・・・?」


 イマイチ理解できなかったが、とりあえず生返事をした。


「あう!そうだ。クルミが明日も此処に来るってさ♪」


「もうクルミちゃんは常連さんね。―あ!」

 
 何かを思い出したように閃く顔を見せると、今度はどうしようと悩む顔になった。

 表情がコロコロ変わっておもしろいな☆とマコは思う。


「どしたのww」


「・・・明日はお客様が来るのよ・・」

 ―お客さん。

 いつもこの巨大図書館にはお客さんがいるが、そういうコトではなく。

 もっと、大切な本や、閲覧禁止の本、世界的貴重品などを貸すときなどは、こういう風に『お客さん』と言っていた。

 直に頼みごとや予約など、もっといろんな仕事を、ミクリは受け持っていた。


「うえ。じゃあクルミは?断んの??」


「うぅん・・大丈夫でしょう」



 そんなに重鎮や、偉い人ではないのだろう。
 
 ミクリは微笑む。



「そ・か☆」



 マコも、にっこりと微笑む。

 八重歯がにっ。と見えた。

 それが彼女のチャームポイント。

 可愛らしい部分でもある。

 そんな姿に、ミクリはクスと笑ってしまう。


「?」


 何が可笑しいのかわからないマコは、いつもこうして首をかしげた。



 ミクリによると、明日は西の国の魔女が、本を貰いに来るそうな。

 その本が結構大変な本らしくて。

 そしてついてくるという少年も、なにかを借りるそう。

 そこら辺は、眠気でうとうとしていたのできいていない。
 

 その前に興味がない。

 
メンテ

Re: ○。゜.  君を夏の空へ  .゜。○( No.8 )

日時: 2007/12/23 14:11
名前: 柊夏乃。
情報: p7115-ipad31niigatani.niigata.ocn.ne.jp

かなりしばらくの保留すいません;
 そして、もうちょっと更新できないのでゴメンなさいー!

勉強は忙しいですなぁ・・・。
 来年は受験なので、(もうほとんど今年ってカンジだけど)その準備とか。。。
来年は、もっと来れる機会がめっちゃ減るんだけど、今も忙しくてぇ。

 すいません。。。絵も描きたいのに。。。
メンテ
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