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icon キ ミ ノ イ ル ソ ラ

日時: 2007/12/08 21:05
名前: くるる
情報: p6015-ipad205niigatani.niigata.ocn.ne.jp

あの遠い広い空の上に キミがいるのなら

  会えなくたって 涙 零れるコトがないのに―――・・・



 ――今日も また

     キミのいる空をさがすよ。
メンテ

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Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.1 )

日時: 2007/12/10 01:24
名前: くるる
情報: p8009-ipad29niigatani.niigata.ocn.ne.jp

初・小説ですッッ!!

 ドキドキですが、頑張ります!
グダグダになることを阻止したいが・・・無理そうで((笑

 まぁ、なんとなく読んでもらえると嬉しいです。
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.2 )

日時: 2007/12/09 17:32
名前: くるる
情報: p6015-ipad205niigatani.niigata.ocn.ne.jp

―――今はもう、遠い昔。

 私のなかでは、“しあわせ”として、光っているんだよ。

ずっと、記憶のなか。

 5年前の、夏祭り―――――。
 




*・・・第一章 『 シ ア ワ セ ノ キ オ ク 』・・・*



 ――夜。

 夏の、蒸し暑さも感じさせないほどの、楽しさがあった。
 
 辺りは、提燈[チョウチン]やら出店やらで賑わい、客も楽しげに笑っている。
 そんな、夜の夏祭り。


「イヤだよっ!」


 澄花は、小声で叫んでいた。

 着慣れない浴衣に身を包み、手には水ヨーヨーを提げている。

 澄花の声の先には、澄花よりも歳上の、涼太郎が立っていた。

 彼氏などではなく、近所のお兄ちゃんのような存在。


「金魚、とれなくても一匹は貰えるぞ?」


 やさしい声を澄花にかけるが、小学5年生の澄花は目に涙を溜めて、首を横に振った。


「いやだもんっ!!」


 澄花の我侭にも笑顔で、やさしく頭を撫でてくれた。


「じゃあ俺がやっちゃおうかなー」

「・・・」


 金魚すくいの屋台のおじさんに、あみをひとつ貰う涼太郎。

 にっこりと微笑みかけるが、澄花はちょっと睨みながら近くに寄った。

「よ・・・っ、と!」


 ひょいっ、と金魚を上手にすくい、お椀に入れていく涼太郎。


「澄花は何がほしい?」

 涼太郎の言葉がちょっとうれしかったが、今更『デメキンが欲しいっ』なんて言えるわけがない。


「・・・いらないもん」

「じゃあ、そうだなー・・・。出目金でもとるか!」


 ニコニコと笑いながら、すくう涼太郎。

 なんで涼太郎が、ほしいモノがわかったか不思議だったが、ほんとうに出目金を捕まえたことに嬉しさを感じていた。



「ホラ、澄花にあげる」


「え・・・」


 涼太郎は、アミが破れるまで捕まえ――合計5匹もとった。

 ビニール製の袋のなかで、窮屈そうに泳ぐ金魚たち。


「い・・・っ、いらないもん!澄花は金魚、キライだもん!!」


 本当はほしいけど。


「じゃあ、そうだなー・・・・・あ!」


 何かを思いついたように、また金魚すくいの屋台に駆け戻る涼太郎。

 澄花は、木の陰でポツンと待っていた。


「・・・ごめんなっ」

 
 走りながらやって来た涼太郎の手には、ビニール製の袋がふたつ。


「こっちは澄花のな」


 そう言いながら、出目金が一匹だけ入っている、袋を差し出してきた。

「・・・」


 涼太郎の袋を見ると、4匹の金魚が泳いでいる。

 ――1匹だけだった出目金を、袋に移してくれたんだ。


「・・・うん」


 なんとなく嬉しくて、でも気取っていたかったけど。

 たぶん、頬が緩んじゃったと思う。

 意地を張るのはやめようかな。

 今日くらい。

 にっこりと笑って、澄花は「ありがとう」を言おうとしたとき。





 ―――バァ・・・ン。





 暗い夜空に、明るい大輪が咲き誇った。

 色んな色で、みんなを包み込む。


「綺麗だな・・・」

「うんっ!」


 澄花は、涼太郎と、ぎゅっと手を繋いだ。

 澄花のちっちゃかった手。

 もう一方の片手で持っていた、出目金の入っていた袋を、目線まで持ち上げる。

 花火に、透かしてみた。


「・・・わぁ・・っ」


 七色の花火が、水に透きとおってみえる。





 まるで、金魚が夜空を泳いでいるみたい。


 花火が彩る夜空に、自由に舞う金魚は、楽しそう。



 だから、澄花も金魚になりたい、なんて思っていたっけ。






 ―――そのあと、涼太郎は病気になった。

澄花が16歳の、
          木の葉が朽ちる、9月のこと。
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.3 )

日時: 2007/12/09 17:47
名前: くるる
情報: p6015-ipad205niigatani.niigata.ocn.ne.jp




*・・・第二章『景色のなかで。』・・・*






 ―――11月。


「・・・はぁ・・っ」


 白い息をはきながら、澄花は廃工場の前に立っていた。

 近所の小学生からは『鉄骨オバケ』と呼ばれている。

 確かに、薄暗く、錆び付いて赤黒くなっている場所が所々ある。


 澄花は、ゆっくりと鉄骨の階段を上っていった。

「・・・」

 寒い風ははいらない。

 しかし、冷たい。

 
 でも、このビルの屋上から見える景色は、すごく綺麗だから。

 澄花は、大好きだった。


 ちいさい頃はよく、近所にいるお兄ちゃんのような存在の、涼太郎と来ていた。

 人気がない場所。

 ふたりっきりで、よく暗くなるまで遊んだ。



 ――今はもう、無理だけど。



 そんなコトを考えていると、いつの間にか、屋上まで辿り着いていた。


 コツ、コツ・・・。


「・・・ふぅっ・・」


 さらさらと、北風に澄花のショートカットがなびく。

 澄花は、寒さを無視して、屋上の、落ちるギリギリの位置までたった。

 そして、座る。

 はためくミニスカートを押さえ、足を宙ぶらりんにした。

 足を着く場所なんてない。

 見下ろせば、気が遠くなるような高所に、澄花は座って足を投げ出していた。

 
 空は、オレンジと紫のグラデーションに彩られていた。
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.4 )

日時: 2007/12/10 01:23
名前: くるる
情報: p8009-ipad29niigatani.niigata.ocn.ne.jp

更新は、ちまちまと亀並みのペースでやっていくので。

・・・そして、グダグダの台詞が少ないカンジで終わるので、過度な期待はおやめください((笑

あと、明るい物語じゃないし、そんなに長々と続く長編でもないし、短編で楽しげに終わるものでもないので。

 実話といえば私の身近な実話で、実話じゃないといえば実話じゃない(殴

微妙ですが、一応、頑張ってはみます(ぉぃー
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.5 )

日時: 2007/12/11 19:47
名前: くるる
情報: p4129-ipad28niigatani.niigata.ocn.ne.jp

 ―――コツ、コツン・・・ッ。

 通称『鉄骨オバケ』には、久々に足音が響き渡った。

 真っ白なワンピースを着た、16歳ばかりの可愛い少女。

 一匹の、仔猫を連れて。


「・・・?」


 澄花が振り返る。

「こんにちは」と、少女はにっこり微笑んだ。








*・・・第三章『オレンジの笑顔』・・・*








「こんにちは」


 少女は、澄花に微笑んだ。


「こんにちはっ」


 初対面だったのに、どちらかといえば人見知りの澄花が、普通に話せた。

 どこかで会ったことがある気がした。

 ずっとずっと、ずっと昔に。

 なんとなく、そんな気がした。


 ――リリリン・・・。


 仔猫についている、大きな銀の鈴がなる。


「こんにちはというか・・・初めまして・・カナ?」


 小首をかしげ、苦笑しながら付け足す澄花。

 少女も、ニコニコしながら答える。


「そうね。・・・此処は、ずいぶんキレイなところね」


「うん。私は、ここの景色が一番好きなんだよー!」


 クスっと少女は笑うと、澄花のとなりに腰を下ろした。

 遠くを眺める少女の顔は、見惚れるほど綺麗だった。


「・・・」


 いつもの静かな、遠くの住宅街に、ゆっくりとオレンジ色の夕陽が沈んでゆく。

 赤とオレンジと紫が、混じりあいながら、空へ解ける。


「キミはいつも此処にいるの?」


「うぅん、イヤなことがあったりした時にはいるかなっ!・・・私は『澄花』だから」


 初めて会った気がしない。

 自分でも“よくしゃべるなぁ”なんて思う。

 こんなに初対面の人に話したのは初めてじゃないかな・・・?

 まだ、会って数分。


「じゃあ澄花ちゃん。今日もイヤなコトがあったのかしら?」


 透きとおるような声で、問うてきた。


「・・・ははっ。そうだねー・・・」


 ちょっと考えてから、カバンから一枚の紙を出す。

 赤ペンで、マルやペケが、いっぱい書いてあり、一番上の方には・・・

 ―――『42点』の文字が、名前の隣にデカデカと書かれていた。


「ちょっと自身あったんだけど・・・結局平均点以下だったよ・・」


 難しそうな数式がいっぱい。

 それを見て、少女は、可笑しそうにおなかを抱えて笑った。


「あ・・・あははははッ!ははッ・・」


「そっ、そんなに変な点数かなーっ!? /////」


「そんなこと・・・ない・・・っ、はははっ!」


 ちょっと目に涙を溜めている。

 久々に、澄花もココロから笑った。

 いつもは、作った笑顔しかしないのに。

 社交辞令にも飽きたところ。

 だから、此処にきたってのも理由かな。

 すっごく、楽しいんだよ。

 よく、分からないけど。


――リリン・・・。


 少女に擦り寄っていた仔猫の、銀の鈴がなった。
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.6 )

日時: 2007/12/11 20:51
名前: くるる
情報: p4129-ipad28niigatani.niigata.ocn.ne.jp

 テレビを見ながら、書いたのでちょっと内容が可笑しいかも・・・(汗;

  そして時間との戦いだった!

 あとで修正しなくてはー!!!(ぎゃー二度手間かよー;

でわ。;
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.7 )

日時: 2007/12/12 18:29
名前: くるる
情報: p4129-ipad28niigatani.niigata.ocn.ne.jp




*・・・第四章『泣き虫』・・・*










 ――二ヶ月前の、九月のこと。






「入るよー?」




 真っ白な建物。

 真っ白な病室。

 真っ白なシーツの上に、だらりと寝転がる人物。

 おもしろくなさそうに、ぱらぱらと漫画のページをめくる。



 澄花は、なかば呆れながら問うた。


「ちょっと涼太郎ー・・・重病じゃなかったのぉ!?」


 澄花の方に気付くと、頭をくいっと曲げ、にやりと妖笑をみせる涼太郎。


「な・・・っなによっ!!!」



「心配しちゃったんだぁー?」




 むかついた。



 
 母親が突然、

『近所のあのー・・・涼太郎くん?――病気で入院したんですって。寝たきりだそうだから、あんた。ちいさい頃仲良かったでしょ?お見舞いくらい行きなさいッ』


 ――なんていうから。

 どこが寝たきりだぁ!!

 めちゃくちゃ減らず口じゃん!


「コレ!お母さんが持ってけって!」


 ぐいっと、赤いおいしそうなリンゴを、籠[カゴ]ごと突き出した。


「おー、うまそうだなー・・・」


「当たり前でしょう!だって私が持ってきてあげたんだもんね!」


「うわーうぜェなー」


「涼太郎こそうっさい!」


「なんだよ。病人に向かってそんな口の利き方はいけませんー」


「何処が病人よ!?・・・で?いつ頃退院できるの?」


「・・・・」


 さっきまで、笑顔でいつもの口喧嘩をしていたのに。

 急に涼太郎は俯いて。


 そして、へらっと、哀しげな笑顔をみせた。




「・・・たぶん、もう退院できねェかもなっ」




 ―――は?


「ちょ・・・冗談はy 『冗談じゃねェんだよ!』 ・・・え?」



 本気で?



「俺・・・もう無理らしいんだわ」




 ―――覚めて。


 
 ―――コレは、悪い夢だから。



 ―――じゃなければ、笑顔でいつもみたいに「嘘だよ」って言ってよ。

 
 ―――やだ。


 ―――そんな哀しそうな顔されたら・・・









    一生会えなくなるみたいじゃない。













『おーう。いつも通り、背ェ伸びねェなー!』





 あんなに元気だったでしょ。





『お前さァ、高校ウチこえば?文化祭楽しいぜ?』





 ふざけないでよ。





『金魚、好きだろー!』





 また、ジャレてくるんじゃないの!?





『バーカ』





 お前のほうが・・・バカじゃん・・・――――。



 



 澄花は、別れも告げずに病室から飛び出していった。

 こんなに身近な人が。

 まだ、大丈夫だよね?

 でも今はまだ―――何も考えられないから。


 
 「さよなら」って言ったら、一生会えない気がした。

 「またね」って言ったら、消えてなくなる気がした。

 「ばいばい」って言ったら・・・泣いてしまう気がした。



 泣くと、またアンタはからかうよね?

 でも、いっそのコト、からかわれたほうがよかったよ。



 今の涼太郎なら、哀しそうに見つめるだけだろう。



 空からは、いつの間にか大粒の雨が降っていた。

 暗雲のなか、澄花は、涙を堪えて走った。

 空が、泣き虫な澄花の代わりに、泣いてくれているから。
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.8 )

日時: 2007/12/13 22:53
名前: くるる
情報: p2251-ipad202niigatani.niigata.ocn.ne.jp

・・・ちょっと間違えてクリックしちゃって;

 とくにないのですが、一応なんか書きます(ついでかよぉッ!


*・・・『登場人物』・・・*


 * 澄花[スミカ]
        主人公。
        ちょっと意地っ張りな、普通の女の子。
       少し人見知りをする。
        昔の想い出のためか、祭りの出店では金魚すくいが好き。
       高校一年生の16歳。


 * 涼太郎[リョウタロウ]
          主人公の家の近所に住んでいる。
          澄花よりも幾つか年上で、頭がいい(自称
         ちいさい頃は、ふたりで遊んだ。
         澄花のお兄ちゃん的存在。


 * 少女[ショウジョ]
          澄花と、通称『鉄骨オバケ』で偶然会った女の子。
          名前不明。(というか澄花がきいていない・・・笑
         どちらかと言えば人見知りの澄花が、普通に話せた不思議な子。
          約16歳で、昔何処かで会ったことがあると澄花が思った。
           可愛くて、真っ白で、とにかく不思議な少女。


* 涙猫[ナミダネコ]
             不思議な少女が連れていた猫。
            首輪についている、大きめの銀色の鈴がチャームポイント。
            真っ白な毛で、瞳は妁眼。
            少女同様、いろいろと不思議。



 ――あれ?うしろのふたつは紹介になったのか・・・?(ぉぃ

 まぁ・・・後からなんとなぁく分かれば、それはそれでぇ(殴



   でわww  アイム・ミステリー★☆★
      
メンテ

Re: キ ミ ノ イ ル ソ ラ ( No.9 )

日時: 2007/12/13 22:54
名前: くるる
情報: p2251-ipad202niigatani.niigata.ocn.ne.jp

*・・・第五章『涙猫の声』・・・*








「・・・ふぁ・・っ」


  眠い目を擦り、澄花はまた、『鉄骨オバケ』に来ていた。



「ヒマだなぁ・・・・・・―――ん?」


 
 澄花は、なにか動くものを見つけた。

 『鉄骨オバケ』の高いところで座るのをやめ、その存在に近づいた。


 
 ・・・りりん。


「にゃあ」



「きゃああっ!!」


 変な声を上げてしまったかもしれない。

 びっくりした。
 
 透る鈴の音が聞こえたと思ったら、いきなり仔猫が飛び出してきた。


「ね・・っ、ねこ・・・!?」


 びっくりしてシリモチをついてしまった澄花の胸の上に、とんっと乗る仔猫。

 首には、大きな銀の鈴がついていた。


「・・銀の・・・・Σ ああ!!分かった!キミはこの間の女の子の猫ちゃんだね!?」


 ひとり言を大声で叫ぶと、仔猫は『にゃあー』と可愛く鳴いた。





「正解よ。――涙猫って言うの」




 

 いつかの少女の声だった。


「え・・・?あなたはこの前の・・・っ」


「覚えててくれたのね」



「うん」


 この間此処であった、真っ白な少女だった。

 今日も、真っ白なワンピースを着ていた。


「涙・・・ねこ・・?」


「そう」


「このコの名前?」


「・・・種類というか・・まぁ、名前でもあながち外れてはいないわ」


「・・?ふぅん」



  種類というのがちょっと気になった。

 『涙猫』なんて猫の種類、聞いたことも見たこともなかったから。


「涙猫はね、泣きたいのに涙が出せない人のもとへ自然にゆくの。あなたも・・・苦しいんじゃないかしら?涙猫が、代わりに鳴いているわ」


「私・・?」



 哀しいのかな。

 苦しいのかな。



 うぅん。

 たぶん、両方だ。



「そっか。・・・・ありがとね、涙猫」


「にゃあ」


 ――りりりん・・。


「ふふ。嬉しがってるわね」


「分かるの?」


「もちろん」


「にゃあ」



  涙猫。


 泣けない人の代わりに鳴くなんて、やさしいんだね。

 私は、そのやさしさに甘えてる。

 いつか、涙が流せる、その日まで。
メンテ

alt 書けませんよ。。。 ( No.ThreadStop )

日時: 2100/01/01 00:00
名前: read.cgi

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
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