icon えるえるえ〜る

日時: 2007/11/09 18:27
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net



物語

極普通でもないと思われる高校生黒乃 明、ある日鍵を拾った時、なんじゃぁこりゃぁあ!な世界に飛ばされ、自称女神様がいらっしゃいませって感じな軽いノリで魔王をしばけと言われ、断固断るつもりだったが、魔王退治特典として願い事が3つ叶うという魔石(エサ)につられノリノリで魔王とガチで拳で語り合う事を誓う・・・主人公とその他の愉快な仲間達が繰り広げるお笑いあり、涙なし、パロネタありっな物語・・・

ジャンル的にはギャグギャグメインです、たまにシリアスとバトルが含まれているような含まれてないような感じ・・・
世界観的にはファンタジーな感じ、けど、たまに現代的

↓異世界出身な明と愉快な仲間達↓
黒乃 明(クロノ アキラ)18歳 性別:男
あだ名は「ガラ悪男、又は目付き悪男(モーチル命名)

この物語の主人公、目つき(ガラ)が悪く、口も悪いし、手癖も悪いうえにスケベ、しかも自分に忠実(ワガママ)、しかし、やさしくおおらかな性格なので極端に悪い人ではないといえる、「常に余裕余裕」が心情でさりげに自意識過剰なツッコミもボケもこなせる少し器用な安泰高校に通う高校3年生、実は2年時に1年留年している、妹に黒乃 歩が居る 実は孤児

明の天召器(正式名称天恵英雄召喚器) 
「ブレイバー」
     
フルネームは「ブレイカーバースト」
「ブレイバー」という名は明自身が略して言っただけ、刀身、切っ先、柄、に小規模な爆発や火炎を噴出させる事ができる
当然噴出した方向によっては自分自身にもダメージを受ける欠点がある、刀盤のついたナイフを巨大化させたような形をした大剣


黒乃 歩(クロノ アユミ)16歳 性別:女
あだ名は「アユミン」(えみる命名)

控えめで気弱な性格で自己主張が弱く何気に影も薄い、基本ツッコミ気質だが、天然ボケな時があったりするにわか天然ボケ娘、なうえににわけタチ悪い娘、兄である黒乃 明を慕っている、というレベルではなく慕い過ぎてる(ブラコン)という説もある、兄と同じ安泰高校に通う高校1年生、大の高所恐怖症 兄と同じく孤児だが、兄とはちゃんと血は繋がっている

歩の天召器 
「エンゼルウィング」

白い天使のような翼が背中に生える(折りたたみ可)、翼なので当然飛べる、弓のような形に変え、攻撃する事もできれば、人を翼に包む事で傷を治癒する事ができたりする優れモノなのだが、「自由自在に飛んで高い所から安全に射抜く」特性を利用できない使い手(歩)自身が欠点


エルエルマ・ホワイト 年齢極秘 性別:神
かなりマイペースな自称女神、「〜」を多様するツッコミ役には決してまわらない根っからのボケ気質、行動、言動共にアホな娘っぽいがさりげに知略派で腹黒、女神らしい服装は常にしていないうえに露出度高し、黒乃兄妹やその他を魔王をしばけと命令し異世界エルヴィスに呼んだ張本人、そしてさりげに本名は謎


白伊 えみる(シロイ エミル)16歳 性別:女
あだ名は「メガネっ娘」、「えみるん」(二つ共、明が命名)

ゲームとアニメが好きなスタイルの良いメガネっ娘、黒乃 歩の友人、寺に住んでいる、ゲームが大好きで妄想がさりげに激しく、明るい性格、自分の事を「ボク」と呼ぶが言動、見た目、共にボーイッシュという感じではない同じく安泰高校に通う、高校1年生

えみるの天召器
「ぶっとびガン」

本当の名は「オーラシューター」
「ぶっとびガン」はえみる自身が命名した、体内に宿ったオーラ(生命エネルギー)を放出する事ができる、一発撃つだけ岩をほぼ粉々にするほどの威力がある、なんか凄いハンドガン
しかし、一発撃つたびにかなり体力を消耗するうえに、あまりの威力に撃った本人もぶっとぶという欠点も・・・


ロロー・リリー 12歳 女
あだ名は「ろりろり」「トンファーろりーた」(明が命名)

ロリ(幼女)属性な暗殺家
いつもポケ〜とした表情で大概、「人」か「△」のような口をしていて、仲良くなるまではかたくなに寡黙、意思表示はほとんどジェスチャーでする、たまにしゃべってもボリュームが小さいためわかりづらい
甘い物が大好きでその摂取量はハンパない
暗所恐怖症で真っ暗な所では幼児退行してしまう特性を持っている

リリーの天召器
「ブラッディファング」

トンファーに牙のような刃物がついている、その形は「斬る」だけが目的ではなく「えぐる」という事もかねている、先端に牙のような刃物もついていて、その牙を急激に伸縮させる事ができる


ロールアン・モーチル 11歳 女
あだ名は「ツンツンロリ・モーチル」「ツンデレ」「モー娘(娘は「コ」と呼びます)」「ちるるん」「ちるちる」と多彩、全部黒乃兄妹が命名

ロリ(幼女)属性な魔術師、自分の事は「チル」と呼ぶ、
ガキッぽくてワガママ、怒った時はすぐ魔法を放つ結構短気な性格、リリーと同じく甘い物が大好きでリリーより摂取量がハンパじゃない
ロールアン家は「火炎」属性専門魔術師の名門、なのだが、モーチルの場合「炎恐怖症」だから、「宝の持ち腐れな娘」代表なかわいそうな娘

モーチルの天召器
「ロードメイジハンド」

手の甲に赤い綺麗なガラス球がついた軍手、その手から炎、冷気、風、雷、等多種多様に何か色々と魔法が放てるようになる
もとから使い手(モーチル)は魔術師なので魔術の威力を高める程度しか効果がないが、無いよりマシ


ザイン・ゴザイン・タンジェルドン

盗賊団「スリービー」を束ねるバカ3兄弟、一番上がタンジェルドン、2番目がゴザイン、3番目がザイン
タンジェルドンは捕まっている、兄を助けるため、ザインとゴザインは強盗・誘拐・カツアゲ等の犯罪に手を染めてしまっていて、やりすぎちゃった兄弟愛で人々を苦しめている・・・得意技は『ばっくれる』『ピンポンダッシュ』

魔王レアル

週休五日制魔王、毎朝新聞配達のバイト、休日はコンビニでバイトしている、その理由はワガママな妹によるもので、色々と苦労している妹思いなのか妹に逆らえないのかどうかはわからないがとにかく可哀想な魔王

*後にまた増やしていきます。


OP「仕組まれた始まり」>>1
一章「正義の味方?」  
第1話>>5 
第2話>>6
第3話>>7
第4話>>10
第5話>>12
第6話>>13
第7話>>16
第8話>>17
第9話>>18
第10話>>19
第11話>>20
第12話>>21
第13話>>22

2章「正義の見方」 
第1話(第14話)>>23
第2話(第15話)>>24
第3話(第16話)>>27
第4話(第17話)>>28
第5話(第18話)>>29
第6話(第19話)>>30
メンテ

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Re: えるえるえ〜る( No.1 )

日時: 2007/04/22 01:24
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

〜オープニング〜

雲一つとない青空、爽快な空の下、小鳥達がちゅんちゅんと鳴きながら校舎の上を飛び去っていく午前10時頃、飛び去る少し前に校舎に降りたさいの小鳥達の群れの瞳の中には変な人が映っていた

「う〜ん・・・絶景かな〜絶景かな〜」
そこにはこの校舎の生徒であるあろうと思われる男子生徒が一人、男子生徒は双眼鏡で何かを見ている、男子生徒のロックオンサイトの方向は1年4組の部屋、そこには次の体育に備え、着替える女生徒の姿が双眼鏡のレンズ内に映っていた

「おっ!あの娘!しまぱん派か!」

男子生徒はそう言って体事前のめりにして双眼鏡のレンズに見える範囲を「しまぱん」に集中させている、屋上でこの男子生徒がしている事はまごうことなきのぞきだ

「いいね〜いいね〜あっちは水玉パンツか〜〜おぁ!あっちはハイレグ!」

視界をフルに女生徒の下着に集中させている男子生徒、こんな事当然許されるワケがない、天誅という名の人誅は数秒後に下されるのだった

「お〜い、こんなとこで何してんだ〜?俺もまぜてよ〜」

小鳥達(第3者的視点)から見たらソレはあからさまにおかしな声だったわけだが、おかしな声と気づかないのぞきをしている男子生徒はその声に反応して声のする方へにやけた面構えで返事した

「岸本も拝んでみるか?野郎共を魅了して止まない魔のバミューダトライアングルを!」

男子生徒の言う「魔のバミューダトライアングル」はハイレグ気味な女性の下着の事であった(形が三角形だからがソレの由来)ソレ(女性の下着)をのぞきをしていた男子生徒がそう呼ぶ(魔のバミューダトライアングル)という事を知っているのはのぞきをしている男子生徒の悪友・岸本ともう一人・・・

「また覗きしてたの?お兄ちゃん?」

その声の主は肩まである茶髪の綺麗なロングヘアー、まだ幼さが残る少し小顔で濃い黒茶色な瞳、身体の発育状況はまだまだ発展途上な女生徒がのぞきをしていた男子生徒の後ろに立っている、この女生徒こそのぞき犯を犯した男子生徒の妹である「黒乃 歩(クロノ アユミ)」だ
回りくどく「女性の下着を覗いて見ますか?」と言っているガラの悪く、制服の着こなしがそそうな、茶髪で濃い黒茶色の瞳をした何もしてなければそれなりにモテそうなルックスを持った歩の兄「黒乃 明(クロノ アキラ)だ、その兄の行動と態度に不機嫌になった歩は頬をふくらませていた

「ちっ・・ちげーよ!!コレはアレだそうアレだアレ!バードウォッチングだよ!・・うん、バードウォッチングってやつ」

しどろもどろに答える明、そのあからさますぎる苦し紛れな言い訳を信じてくださる方はこの世にいないだろう
「ふ〜ん・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばし、二人沈黙・・・・ソレに耐え切れなくなった明は目だけぎょろぎょろさせていた、その効果あってか、普通は早くから発見していてもおかしくない事を視界から確認できた

「なぁ、歩、後ろの方、どちらさまよ?」
明は歩の隣にいる少しマジメそうな印象を受ける髪型で金髪、メガネをかけた上半身を見る限りスタイルの良い女生徒を指さした

「えっ?あっ?ボク?」
「そうそう」
見た目に似合わずボクっ娘なキミ!っは少し失礼だと思い、明は口にはしなかった

「ボクは白伊 えみるっていうの、呼ぶ時は呼び捨てでいいよ!アキラ先輩!」
「おぅ、よろしくな、って俺・・・」
「アキラ先輩の名はすでにアユミから聞いてるよ」
「あ〜なるほろ納得、んで歩とはどういうご関係?」
「最近お友達になったの、ねっ!えみる?」
「うんうん」
「そうか、そりゃ良かったな、あとえみる、俺の事も呼び捨てか・・・いや、やっぱアキラ先輩か先輩でお願いします」

後輩に対して見事とも言える綺麗なおじぎをした明、ソレを見てえみるはクスクスと笑いながらにっこにこな愛嬌ある表情で元気よくそのお願いを聞き入れた

「うん、了解っす!これからよろしくね、アキラ先輩っ!」
「おぅ、よろしくな!えみる」
そう言ってお互い前に出した手を握りしめ、硬く握手する、えみるの近くによった明はあるにおいを感じとる

んっ?これ線香か?何かか?と思った明、「どうでも良い事ばっか気づくな〜俺」って思うと、自然と笑みが浮かんだ
その笑みはえみるにとってはニヤニヤっしているように見えた、少し嫌らしいにやけ面とも見えるソレを感じ取るとえみるはクスクスと笑った

「まさか、あっさりひっかかるなんて〜そんなに似てた?ボクの岸本のマネ声」
「んなっ!?お前があの声出してたのか!」
「うん、これでもボク演劇部だから、演技には自信あるんだ〜」
「えっそうだったんだ〜」
「お前もえみる演劇部所属説初耳かよ、歩・・・」
「ホント最近友達になったばかりだから・・・」
「あ〜なるほろねぇ〜」
「・・・・・・・・・」
少し考えた後「あっ」って顔をした明は言いたかったネタを思い出す

「つ〜かさえみる選手、俺のダチの声マネすんなよ、かる〜くイエローカードもんレベルだからさ、もうあと4枚で退場な」
「アキラはのぞき魔って言われたいの〜?」
「うっっ!!」
そのネタはどうやら3アウトもんレベル並にやばいもんだったららしい、えみるのおかげでうやむやにできたはずだった「のぞき」という名の犯罪、うやむやにしなくしますよ?宣告されて、たじろむ明にすっかり忘れ去られ虚空を漂っていた妹特製天罰が明に下される

「覗きなんてもうしないでよね!!コレ立派な犯罪なんだから!」
「厳重注意される」だけという軽すぎる人工天罰、本来ならこんなもんで済むレベルじゃないのだが・・・

「へいへ〜い、どぎもに銘じておきまぁす」
「反省してないでしょ!?」
「してる、してる、してるってば、あっつ〜かお前ら次体育じゃねぇ?早く着替えて行った方がいいんじゃねぇの?」

そう言って、まったく反省していない明はさっき双眼鏡で「しまぱん」を見ていた方向の教室を指さす、あからさまに話題を変え逃げようとする明に、多少の怒りを感じた歩

「うぅ〜話そらさないで!って言いたい所だけど、そうしとくね、けど、この話の続きは後でゆぅ〜くりとね!」
「ゆっくりでも、じっくりでもねっとりでもなんでも良いからさ、早く行ったら?」
その言葉に歩は更に不機嫌になる、反論しようとしていきごむ歩だが、さっきまで話題に入れず空を見上げ両手を真上に上げて何かをぶつくさ言っていたえみるが割って入ってきた

「うん、それじゃぁそろそろ行くね〜アキラ先輩」
「えっ?もう?」
「もう時間ないよ〜ほらほらっアユミも行こう?」
いきごんだ気持ちは残っているものの、その気持ちは心の内に秘めたままえみるによってレッカーされる、二人が走って屋上出口のドア方向へ急いで走っていく・・・その時

きぃぃん

金属音だ
「んぁ?何だ?鍵とか金とか落とした音みたいなのしなかったか?」
その言葉で歩の足が止まる

「え〜と・・・もしかして私・・お金落としちゃった?」
「いや、そこまでわかんねぇけど、なんか音したんだよ、金属が地面に落ちるような音とかさ」
その言葉にさりげなく不安を覚えた歩

「・・・え〜〜と・・・探してみるね」
「そっか、んじゃ、まっ俺も手伝ってやるよ」
「えっいいよ、いいよ!そんな事しなくても、それにそんな事してたら確実に遅刻しちゃうよ?」
その言葉に自信にみちたにやけ面を歩に向ける明

「かったる〜くて嫌な授業をぶっち(さぼる)するには上等な言い訳になるから問題ねぇよ・・・っておっ!これっぽいな」
「アキラ先輩、素直じゃないねぇ〜ってもう発見したの?」
「ほっとけよっ!それよか・・・」
そう言うと明はしゃがみこんで、何かを拾った

「って何だよ金の鍵かよ、どこの成金野郎が持ち主だよ?」
明が言った言葉に疑問文で歩が問いかけた

「えっ?金の鍵?ナニソレ?何も見えないよ?」
「はっ?見えないの?見えてないの?お前視力どんだけよ?つ〜か」

明が更に何かを言おうとした瞬間、明が持っている鍵がまぶしいくらいに光出した、

「おわっ!」
「えっ?えっ?」
「なになに?どうしたの〜?アキラ先輩」

驚いた声を出したのは明のみだった地面に見た事もない文字というよりも呪文らしきものが描かれていく、これも明にしか見えたないようだ

「なんじゃぁあこりゃぁあああああ!!!」
「ええっ!?お兄ちゃん!!どうしたの!?色んな意味で!!」
この状況でボケもツッコミを忘れない黒乃兄妹!意外と冷静だ

「わっかんねぇ!わっかんねぇんだけど、すんごい光ってる、コレアホほどすんごい光ってんだよ!!!っておわっ!!」
「えっ!?キャッ」
そう明が言った瞬間、明と歩の体はふわっと宙に浮く、しばらくして重力を逆らう動きで真上に超高速で上昇していく、さながら紐なし逆バンジー!!
やがて遥か上空の光の彼方へと二人は消えて行った。

飛ばされた黒乃兄妹、一人残される状況になるはずだったえみるもどこかに消えていた。


*EDをどうするかハッキリと確定させました、やりすぎと思いながら、OPを加筆修正キャラ追加とやりたい放題しましたが、どうか後々の話のためとご理解と御了承とを頂きたい・・・もう、このような話自体を大きく変えるような事はしないと誓いますので、今回はなにとぞお許しください。
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.2 )

日時: 2007/04/14 11:32
名前: makiko
情報: flh1aaz212.gif.mesh.ad.jp

OKI様、「切ない女の子の物語」の感想を書いてくださって有難うございます。
感謝しております…あと、初めまして。
登場人物の紹介を早めに紹介してくださいね。
これからも頑張ってください。
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.3 )

日時: 2007/04/15 02:18
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

makikko様>こちらでは初めまして〜これからもよろしくお願いしますね〜 某小説を見て「あぁこういう登場人物紹介が初めからなく物語中に紹介されるのもアリだな〜」と思って、やってみたワケですが、やはり自分にはそういうのは高度すぎたみたいですね〜以後気をつけます 
レス本当に有難う御座いました〜〜
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.5 )

日時: 2007/04/23 00:53
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

ここから先は黒乃 明(主人公)メインの視点で書いていきます。

第1章「正義の味方?」



第1話「あーだこーだでオチは紐なしバンジー!!!」

光の彼方に消えた俺はどうやら気を失っていたらしい

「んあ〜ここどこだよ?」

気を取り戻し、むくりと体を起き上がらせ周りを見渡す、立体感が感じられないほど全てが真っ白な世界、たぶんどこまで歩いてもこの景色が続くだろうと思えるほどアホほど真っ白な世界、こんなワケわかんない「何だ!?コレ」と思える状況でやる事は一つ

「なんじゃぁあこりゃああああああ!!!」

「おにいちゃん!?」

近くでねっころがっていただろうと思える妹が後ろに立っていた

「おおっ妹よ、生きていたか」

「うっ・・うん、何とかね・・・」

たぶんこの世界にではなく俺の行動で戸惑っていたがそこはスルー(無視

「ココどこなのかな?」

「さぁな〜真っ白な部屋だからどこぞのホワイトハウスじゃねぇか?」

「それだと別モノでしょ!!もう!マジメに考えてよ!!」

その言葉に俺は肘を外側に軽くまげ、手を歩方向にひろげ、頭の角度を少し落としながら目を閉じ首を横に多少おおげさにふってみせた

「マジメに考えても」そうなるよね・・」

「じゃぁ教えてあげるわ〜ここは〜異世界の中間地点っていう〜微妙な空間よ〜」

「キャッ!!」
「おわっ!」
ビクっとして歩も俺も声のする方へ振り向く俺の「わかるわけねぇっての」というジャスチャーはいつのまにか現れたバスタオル一枚で立っているスタイルの良い肩まであるロングヘアーな金髪で綺麗なエメラルドグリーンな瞳の女性にまで伝わったようだ

「・・・・・・・・・????」
沈黙と困惑の中の明の頭の中身は
つ〜かアンタ誰よ!?なんでバスタオル一枚!?ビール持ってるし!風呂あがり状態現在進行形!?しかも、何その痛いセリフ!!っとツッコミ所満載だが、ここは一般的に

「あんた誰だ!!つ〜か何イっちゃてるんですか!!」

「言っちゃってる」と言わず「イっちゃってる」と言ったのは勿論わざと

「アタシは〜女神〜エルエルマ〜ホワイト〜だからえらいのよ〜」

と言って、腰に手を当て、手に持ってるビールを一気のみする自称女神様

「ぷぅはぁ〜うぃ〜ぃ、さぁ〜んてアナタたちを〜ココへ呼んだ〜目的言うわよ〜ん」

一気飲みしたとは言えもうへべれけ(酔っ払い)な自称女神様

「アナタたちは〜今から〜魔王レアを〜しばきに言ってもらいま〜す!わかったかしら〜ん?」

「OK、ぜんっぜんわかんねぇ!」

マジわかんねぇ、いや、コレはアレだ!うんアレだ!もちつけもちつけよ〜俺!コレは夢だ、うん夢だ!

「なぁむあぁみドリィ〜ム〜」

「何宗教なの?お兄ちゃん!!」

妹につっこまれ、これが現実だと感じてしまうが同じ夢を見てるように思える、う〜ん血が繋がってるだけあるな、目の前に映る妹の歩は夢の中限定住人「妹えっくす」というワケでもなさそうだ

「はぁいは〜い、皆注目〜今どういう状況か〜わからないみたいなので〜ここへ〜飛ばされる前の回想VTRど〜ぞ〜」

「いやいや!お前の存在自体がわかんねぇんだよ!!」

「VTRって!?どこのTV番組なの!?」

兄妹によるダブルツッコミコラボコンボ!!

「アッラー、そういう事だったのね〜けど、それは言ったはずよね〜けど、もう一回〜アタシは〜女王様〜エルエルマ〜ホワイト〜」

「女神様じゃなかったんかぃい!!」

「やっぱりわかってるじゃな〜い、ちゃあんと話聞いてたみたいだし〜目的もわかってるわよね〜?」

一応自称女神様が言った痛いセリフを思い出す

「え〜と魔王レアをしばきに行ってもらうとか何とか」

「そうそう〜そういう事なの〜そろそろ〜昼ドラが始まるから〜ちゃちゃっと異世界エルヴィスに送るわね〜」

「いやいや、お前話聞けよ、つ〜か昼ドラってアンタ!!」

「はぁ〜い団体様ごあんな〜い」

俺の主張は完全無視され、その言葉と共に地面に穴が開く

「えっ?おい!ちょっ!まぁああああああああああ〜〜」

「えっ?ええっ!?キャッ!いやああああああああ〜〜」

俺と歩は強制紐なしバンジーをキメルハメになるのだった・・・

続く


加筆しました。エルエルマの外観紹介を少しだけ加筆しました。
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.6 )

日時: 2007/04/17 02:45
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

第2話「ホラグロホワイト」

「あがぐぅえ!」

以外と低い、落下物となって4秒ぐらいで地面に到着、起き上がろうとむくりと体を起き上がらせようとした時

「キャッ」
「だがば!」

ついでに妹も落下物としてご到着、妹のヒップドロップアタック!で俺は問答無用でザブトンのような存在になる

「大丈夫?」
「・・・心配するまえに、退こうぜ」
「あっごめん、お兄ちゃん」

俺を敷物にした妹はそそくさと退いてくれたのだが、まさかこの歳で女の尻に敷かれるハメになるとは・・・もう俺若くない?

「つ〜かココどこだよ?」
「え〜と異世界エルヴィスって言ってたよね、あの・・・えるえるまさんだったっけ?」
「確かそう言ってたな〜あの自称女神」
「あの人、私達をココに呼んだって言ってたし、ホントに女神様なのかな?」
「ん〜たぶん女神様でも、お前が思っている女神様とはジャンルが違うんじゃねぇか?」

アホな奴に微笑む、アホの女神様だろうアレは、という事でアホな俺に現れたのなら納得がいく、そう考え出すと以外と俺とあのねぇちゃんと相性良いかもしんない・・・

「ん〜認めたくねぇなぁ〜」
「えっ?何が」
「現実」
「・・・・・・・・・アハハ・・・・」

むりやりなひきつき笑いが妹の面にはりついていた、ん〜現実も空気もかなりヘビーだ

「はぁいはぁ〜い、お待たせしました〜帰ってキターエルエルマよ〜ん」
「キャッ」
「うぉッ!」

唐突に女神様がアドベント(降臨)けど、最初程驚かない

「・・・よっよぉ、ねぇちゃん昼ドラおもろかったか?」

アホエルのテンションに割りとなれた俺はかなり冷静に徹する(接する)事ができそうだ

「それが〜TVが壊れちゃったの〜やっぱり〜映りが悪いからってネリチャギ(カカト落とし)なんてするもんじゃないわね〜」

映りが悪いとネリチャギですか・・・ここまでイッテしまってるとツッコミすらままならぬな

「あっそだそだ、そんな事より〜色々聞きたい事ありまくり〜で悩んでるだろうから〜今から質問タ〜イム!」

この言葉に挙手
「ほいほ〜い、ねぇちゃん!もうある程度めんどいから大概納得してやるって事にしといてさ、魔王をしばくってソレ、自称女神様であるねぇちゃんがすりゃそれで終いじゃねぇの?」

「それが、できないからアナタたちに〜頼んでいるの〜」

「何でそんなるんよ?アンタが体育館裏か便所に呼んで、魔王にヤキいれりゃぁいい話じゃねぇの?」

「お兄ちゃんなんでそんなヤンキー扱いなの?」

「ん〜〜それについては〜魔王が〜大概願い事をかなえてくれる〜魔石を持ってるからなのよ〜だから〜その魔石によって〜私は〜近づく事ができないのよ〜」
「シメたくても、シメられないって事か、なるほどね」

納得できねぇ部分がありまくる文、その言葉に納得してる俺に反応してか小声で歩が話しかける

「ホントに、信じてるの?お兄ちゃん?」
「どうせコレ夢なんだし、割り切った方が楽そうじゃん」
「ん〜それは確かにそうかも・・・」
「だろ?だから、お前も割り切っとけ」

小言座談会にアホ女神様も唐突に混ざる、ムダに吐息がかかるほど近い

「まぁ、夢と割り切る事ですぐ話進めるなら良い事よね〜ん」
「キャッ」
「おわぁっ!!ちっ近ぇ!超近所すぎだろ!」
「まぁまぁまぁま〜ん、それじゃぁ話進めるわよ〜ど〜せアナタたち〜元の世界に戻りたいんでしょ〜?」
「そりゃぁまぁそうなるな」
「うん」
「だったら〜ん、魔石の力で「元の世界に帰らせて〜」って言えばそれで帰れるわよ〜ん?」
「あっ!」
「おぉ〜なるほどな〜〜〜って!オォイ!コラァ!ハラグロホワイト!!俺ら呼んだのはてめぇの手汚さずに魔王シメルために呼んだんか?アァ!!?」

「そうよ〜ん」

あっさりした返事に愕然とへこむしかない俺たちだった・・・

続く

メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.7 )

日時: 2007/09/03 22:48
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

第3話「天恵とか英雄とかいう名がついた通販商品」

エルエルマはへこんだ俺の肩をポンっと叩き慰める

「まぁまぁ〜んそうへこまないで〜聞いてね〜魔石の〜力は凄いのよ〜願い事を〜3つもかなえてくれるのよ〜だぁかぁらぁ〜魔石を手に入れて〜元の世界に戻った後に〜オマケ特典で〜二つ他の願い事を叶える事ができるのよ〜」

ただ、ただへこむ俺たちにようやく救いの言葉がもたらせれた!

「マジかよ!一つじゃなく、三つも願い事を叶える事ができんのか!?」
「そうよ〜ん、凄いっしょ?凄いっしょ〜?」

願い事が三つ!某7つ集める龍球より、太っ腹だぜ!「実質は元の世界へ戻る」は固定されているので2つになるわけだがそれでも十分だ

「OK!んじゃ女神様の手助けって奴をしてやるよ!」

ウインクして白い歯をキラリとさせ親指を立ててキメポーズ!

「ちょっ!お兄ちゃん!何でそんなノリノリになっちゃうの!?」
「何を言う!歩!3つだぞ!ミッツ!!!ありえねぇほど太っ腹だぜ、こりゃ!乗らない手はねぇって!いやマジで!!」
「確かにソレは魅力的だけど・・・・」

言葉つまらせる歩、おそらく考えてる事は身の安全の事だろう・・気持ちはわからなくもない、魔王をしばくって言ってるが「殺せ」って言われているって事になる以上、事実殺し合いに行くのと同じだからな

「私は嫌だよ、ここに残らず今すぐ帰りたいよ、お兄ちゃん・・・」
「大丈夫だって!俺が何とかしてやらぁ!!今までそうしてきたように全然心配事なんて必要ねぇさ!!」

ムリに強がってみせる、今できるのは歩が抱えてる不安をできるだけ少なくする事しかできそうにないからな

「けど、早く帰らないとバイト遅刻しちゃうよ・・・」

間・・・・・

「「ええええっ!!?」」

一瞬歩の言った言葉に理解できず凍結、それほどまでに脳が理解しようとしなかった言動だったからだ、俺とエルエルマの驚きの声は綺麗にコラボ(はもる)

「いやいやいや、もう俺らが住んでた地域は少しでいい!忘れとけ!」
「う〜ん、けど、戻ったらなんていわれるか・・・心配だよ」
「まだ、言うか・・・まぁいいや、バイトぶっち(さぼる)すんのが嫌だから歩は戻りたいのか?」
「えっ・・・うん、そうだよ」

妹とは長い間暮らしてきたが、実は俺に負けず劣らずのこんなにもワガママさんだったとは・・・

「・・・・帰ったらバイト先また探してやるよ」
「う〜ん・・・お兄ちゃんが同じバイト先に勤めてくれるならそれでいいよ、やっぱり私だけバイトっていうのは嫌だから」
「OKOK!誓うぜ!」

「え〜とぉそれじゃぁ魔王倒して魔石げっちゅ〜ミッションに参加決定したっていう事で〜コレをアナタたちにあげるわね〜ん」

前半アホな事を言って、天高く掲げた腕が光を放つ、やがて光は球のようになり宙にふわっと浮かぶ、その光の球から黒い何かが

「でろっでろん」

となんか良くわからない嫌な音を奏でて黒い何かが俺の足元に落ちる、見た限りちっさいわっかと大っきなわっかが見える、俺はその黒い何かを拾いあげ、隣を見る、どうやら同じくして歩にも黒い何かが足元に落ちてきた様子だった、歩も視点を黒い何かに向けソレを拾い上げた

「何だよこれ?見た限り・・・首輪と腕輪?」
「そうよ〜んだからソレ早くつけてね〜ん」
言われるままに装着する

がっし〜〜ん

何て装着音はしていない、「いわゆる気分的に」(ノリ)って奴だ

「つけたけど、コレで何かなるのか?つ〜かコレ何?」
「それは〜天恵英雄召喚器よ〜ん」
「テッ・・テンケイ・・au・・・ショウカン・・キ?」
「・・テンケイエイユウショウカンキよ〜ん、覚えたかしら〜ん」
「・・・う〜い」
「それじゃぁ〜話戻すわね〜ん」

人のボケはホントよう流すやっちゃな〜この女神様は「auってそれだと某携帯メーカーだっろ〜!?」的ツッコミを期待して言ったつ〜のに・・・ちなみに歩はボケだとわからなかったご様子、しっかりしろツッコミ役!

「クロノ♂の方に与えたのは天恵英雄召喚器カタログNO5で〜クロノ♀に与えたのは〜NO6よ〜ん」
「♂♀って!!人をポケット怪物みたいな扱いすんな!!つ〜かカタログって何だよっ!!」
「深夜の通販番組から」
「通販から召喚されたのか!?コレ!?」
「お得な〜7日間お試しパックよ〜」
「某化粧品と同じ扱いかよっ!?」
「取り扱い説明書あるから〜見てみる〜?」
「ご親切にそりゃどうもっ・・・・」
呆れながらツッコム気力すらなくした明は取り扱い説明書を受け取ってそれを見た、ペラっと一枚めくったページに書かれてた、すみにあるとは言え少し大きく書かれた注意書きが嫌でも目に入った・・・その文の内容は・・・

「一度つけるとクーリングオフ(返品)受け付けておりません」

「・・・見事にかもられてる(騙されている)・・・・・」
「ん〜?何か言ったぁ〜ん?」
「いや、何でもねぇ・・・」
思わずボソっとは言え口に出しちまった・・・まぁ本人マジで気づいてねぇみたいだな・・・う〜む、なんか毎日幸せ日和って感じで良いなこいつ・・・

「え〜と、あの〜質問してもいいかな?」
なんかちょっとひさびさに感じる歩の声

「「どうぞどうぞ」」
「コレ、つけると一体どういう効果があるの?」
「あっソレ、俺も知りたい!どうなんの?」
「ん〜確かぁ、素質がある者の場合〜なんかぢゅるんって武器が出てくるって聞いたわよ〜」
「んぁ〜?腕輪から武器が出産するってんならわからんくもねぇけど、首輪付きっつ〜のがどういうことなんよ?」
珍しく女神様の「ぢゅるん」ボケを流した明

「ん〜首輪から魔力を吸収して〜そこから〜魔力を得て〜腕輪から魔力を放出して〜武器を具現化させるって感じかしら〜」
「ふ〜ん、なるほろね〜、んじゃさ、その魔力ってどう吸収すりゃぁいいんよ?」
「ん〜魔王が従えている〜魔族共を〜殺っちゃえばチリとなって出てくるから〜ソレ吸い取ればよろしくてよ〜〜オートモードで〜魔力を感知したら吸い取ってくれるから〜機械が苦手な人でも安心〜」
つ〜かコレ、機械かよ、ムダにハイパーテクノロジィー(略してハイテク)
「チリねぇ・・・・あの南アメリカのなんか細長い国になるんかぁ〜」
「う〜〜〜んと・・・」
もしかして俺のボケ、難題すぎた?頭をひねり必死に考えていうるご様子な歩っ・・・ってなんだ取り扱い説明書見てなんか悩んでただけか・・・俺とエルエルマの会話にどおりで参加しないワケだ・・・しかし、俺とエルエルマとの会話の中にツッコミ役として入れてあげようとしたのになぁ・・・ムダになったみてぇだな・・・

「う〜む・・・」
「何うなってるの〜ん?」
たぶんこのボケは流されるだろうな〜女神様はツッコム気さらさらねぇだろうし・・つ〜かバカだからボケかもわかってねぇんだろうな・・・そしてエルエルマの質問はスルー(無視)

「「「・・・・・・」」」
3人全員マナーモード化、数秒後そのモードを解除したのは明の言葉だった。
「それにしてもチリになるんか〜ソレ火葬いらずって事か〜良いような良くないような・・・」
「そうね〜火葬代もバカにならないもんね〜」
「アレっ?あんたらんとこ(異世界エルヴィス)土葬じゃねぇの?」
「土葬よ〜けど、仏教も知っているうえに〜仏壇も持ってるから〜火葬について知っているのよ〜」
「なるほろな」
どうりで、さっき思いっきり超近所になった時にエルエルマのニオイを嗅いだ時、線香に極似してる香りが若干してたのはそういう事か・・・まぁ、どうでもいいよな・・・そんなこと・・・

どうでもいい事と割り切って明は話を進める事にした

「ん〜伝説の武器(通販商品)も手に入れたから、後は魔王をしばきに行くだけなんだけど、肝心のその魔王ってどんな感じなんよ?」
「ん〜そうね〜言うより〜見てもらった方が早いかしら〜」
「あっそんなんできんだ」
「そうよ〜ん、というわけでぇVTRキュー!」
「あっ今回は「ドン」じゃなく「キュー」の掛け声の方使うんだ」
いつもの明ならつっこんでいたのだろうが、ボケに対して慣れたというより麻痺してしまったのかもしれない・・・・
エルエルマの掛け声後5秒後に映し出された映像には・・・

「いらっしゃいませ〜こんにちは〜」
さらに数秒後・・・
「365円になりますっおつり5円のお返しです、お確かめくださいっ有難う御座いましたー!」
どこぞのコンビニで働いているお人よしそうで少しイケメン風味な男性が映し出されていた

「・・・誰?つ〜かこれ、何?」
「今店員になってるアレが魔王レアよ〜」
「ふ〜ん、どこも不景気なんだな、魔王たるもんがコンビニでバイトかよ」
「そうそう、どこの世界も〜不景気なのよ〜」
まさかのノーリアクション(ツッコミ無し)、ここまで明がアホな事に関してマヒしていたとは・・・例えるなら「頭がふっとんだ後でも、そんな事気づかず普通に生活してらっしゃる」ような状態

「つ〜かさぁ、あのさ〜」
「な〜に?ニコニコしちゃってぇ〜」
「ねぇよ!!!!!こんなの!!!何だコレっっ!?」
エルエルマの言うとおり、ツッコム前は笑顔だったが、つっこむさいにいっきに顔がくずれた、アゴがはずれんばかりに口を開け明はつっこみという名の心の雄叫び!!どうやらさっき例えたような「脳(頭)なし」状態ではなかったようだ、時間差ツッコミが炸裂する

「だから〜どこの〜世界も不景気なの〜」
「いやいやいやいやいやいやっ!おかしいだろっ!つ〜かなんでコンビニあんの!?」
今さらながらココ異世界エルヴィスはファンタジー(幻想的又は空想的)世界だ
明達が落ちた所はまさに森林の入り口、木々が数え切れないくらい生い茂っている、ご親切に「ミロドマの森」と書かれた大きめの看板一つに「ヘタしたら死ぬよ」と書かれた小さな看板が一つ見える、さらにミロドマの森とは逆方向には遥か遠くに大きな城のようなモノが見える
そんな所なので現代社会の主に若者の味方であるコンビニがあるのがおかしい、まだお菓子でできたダイワ家が存在している方がおかしくないぐらいだ

「いまいち世界観がわっかんねぇ・・・つ〜か魔の王なのにバイト店員って・・・」
「だから〜ソレについては〜不景気なの〜魔王も週休五日制になってるほどなんだから〜」
「週休五日制魔王っ!?」
「そうよ〜ん、月からぁ金まで魔王やってぇ〜土日を休みにして〜フェアリーマートでバイトしてるの〜」
「いやいやいやいやいやっ!!それもねぇよ!!!」
「全然アリよ〜ん、コレみて〜」
と言って、エルエルマはいつのまにか取り出してあったある雑誌を広げて見せた、その雑誌とはコンビニ等にあるタダでお持ち帰りできる求人情報やバイト紹介等をメインにした雑誌だった
相変わらず「そんな姿(バスタオル一枚)でどっからモノ出したんよ?っという質問は受け付けていないっ

「・・・・・・・っ!?」
明はぺらぺらと何枚かめくった・・・後にちっさく紹介されていたがまぎれもなく「魔王」という文字が職業紹介欄に乗っていた確かに「週休五日制度有」と書かれている、おまけに「経験者優遇」とも書かれていた

「魔王って職業扱いされんのかよっ!?」
「そうよ〜んっわかったかしら〜ん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・アァっ!!!??」
腑に落ちない気持ちは残っていたが、明はそれを流した、脳内にこびりついているがソレは見て見ぬフリをしながら、更にぺらぺらと雑誌をめくった明の目に止まったのは・・・

「週休五日制度有・経験者優遇・女神補佐から正社員として女神として正式に採用される場合有」
目の前の女神様は週休五日制女神なのかもしんない・・・

「まぁまぁまぁまぁ〜ん、とぉにぃかぁくぅ〜ん、魔王レアルの顔わかったんだから〜良しとしてね〜」
話を変えよう(戻そう)とするエルエルマ、あからさまに「アァッ!!?」っと明が驚いた事に特に疑問は持たなかったようだ

「レアルって・・・まどりーどかよ?」
「魔王の本名が「レアル」なの〜」
「・・・「まどりーど」はご存知ですか?おねぇさん?」
「ちなみに〜フルネームはぁ〜アァイドォンノォ〜ウン〜(アイドントノゥ=知りません)」
ボケを無視され、「ボケたの(ネタ)わかりましたか?」という質問をわざわざ丁寧語で言ったのに無視された、かたくなにつっこまないエルエルマに対し「そういう部分ではなかなかのメタルフォース(鋼鉄精神)な持ち主だっ!」と明は悟った

「・・・・・まぁ、どうでもいっか・・・」
悟りを開いた明は心穏やかにそう言った明はアウトオブガンチュウ(眼中にない)的存在になっていた妹に気づいた

「歩っ!いつまでソレ読んでるんだよっ!」
明はぼったくり通販商品の説明書を読みふけっている歩に歩みより歩の目の近くで手をひらひらさせてみせた

「お〜い妹〜かむっばぁ〜っく!ゆーすてぇいあらーいぶ?(生きてますか?)」
「えっ!?あっ!うん生きてるよ」
「そりゃぁ何よりだなっ!んじゃ行くぞっ」
「えっどこへ?」
「さぁ?どこでしょう?」
「ええっ!?」
先に「行くぞ」と口に出しておいて迷いなしに歩に行き先を疑問文で問いかける明・・・このままどこへ向かうのか?明日はどっちだ?

「お〜い、俺たちゃどこ行きゃいいんだ〜?」
「それについては〜案内してあげるわ〜けどぉ〜そのまえに〜お腹すいてな〜い?」
「話題かえるの好きなやっちゃなぁねぇちゃん、まぁ・・・腹へってるけど、何?なんかくれんの?」
「じゃぁコレェあ・げ・る」
というと会った時と変わらずバスタオル一枚という姿なのにどっから出したのか、縦に長方形な飲むゼリー(プロテイン・ビタミン等含んでありそうな奴)みたいなのを明に渡した、その時のかけ声は・・・
「ぺこぺかぺこ〜〜ん、すぺしゃるウィダーインエリー」
「どこのドラえもんん!?アンタ!?つ〜か何か出す時にその擬音言えよ」
「エリーって「愛しの」!?サザンオールスターズ!?」
久々の兄妹ツッコミコンボ!仲良き事は良き事かな?

「それじゃぁ〜これささっと10秒ほどで飲んでね〜」
「そりゃぁ全力で飲めって事か・・・」
言われるまま「エリー」を全力で飲む明、エルエルマにタイムを計られてるだけに妥協は許されない!

「ぷっはぁっ!!エルエルマ!!タイムは!?」
「9秒26!!新記録よ〜〜〜」
「いぃよっしゃぁああ〜〜〜〜〜!!!」
「10秒たっただけなのに・・・趣旨変わってる・・・」
「はっ!!」
小ジャンプしてガッツポーズするほど喜んだ明だが歩の言葉で我に返ったご様子・・・ムダに早飲みする明に対し歩の方はゆっくりと味わっておいしく頂いていた、ちなみに初挑戦なのでどんだけ時間掛かっていようが絶対新記録になるっ!という真実に3人は気づいていない

「おめでとう〜これでぇ〜黒乃兄妹達は強化人間になったわよ〜ん」
「なにぃっ!?10秒チャージで仮面ライダー!!?(人造強化人間)」
「これで〜飲む前より〜身体能力が3.14倍〜てゆ〜かおよそ3倍になったわよ〜」
「円周率っ!!?つ〜か赤ザクになったの!?俺達!?」
心なしか今なら円周率のほとんどをいえそうな気がする!あくまで気がするっ!頭の良さも3倍になったわけじゃないけど!!

「はいはぁ〜い、じゃぁ案内するわね〜いざ!こっちよ〜〜ん」
と言って勢いよく明達の真後ろを指をさすエルエルマ!二人が振り向いた時、なんとなく嫌な予感がした明が一人

「はっ!!!」
掛け声と共に明は跳躍!飛んだ後の地面を見てみると謎の穴があいていた、エルエルマが指さした時にあけた穴だろう

「えっ?おにいちゃあああああああぁぁあああ〜ん」
歩の方は飛んでないので垂直落下、最近それに慣れたせいか落ちたさいにすぐさま手でスカートを押さえるという余裕ある行動を身につけていたうえに「おにいちゃん」と最後まで言えたのも進化した証拠になるのかもしれない

「あぶね〜あぶね〜あんのボケアマッ(エルエルマ)!何考えてやがる」
そうぶつくさと愚痴っていた時、下から高速で飛んでくる影が明の背後を「フッ」と暗くさせた、人影のような感じがした明は背後を首だけを動かし影の存在を確認した
「リバウンドを〜制するモノはぁ〜」
「エッ!?エルエルマァア!?」
エルエルマがぎょっと驚いている明の背後にいた、しかも、少し明より高い所に、さっきの人影はまぎれもないエルエルマだと明は確信した、

「世界を制す〜〜〜〜〜!」
「やべろぉあああああああああぁぁぁぁぁっあぁぁぁぁぁぁぁ」
エルエルマの叩き落とされ・・・流れ星の如く落ちていく明、途中で息継ぎをするほど明は叫びながら落ちていった・・・


続く


*今回かなり長くなりました〜以後長くなりすぎないように気をつけたいです、ちゃんと見直したのですが、修正せざるを得ないようなミス発見するかもと多少心配・・・

念のため話中に出てきたわかりにくいと思われる一部のネタの解説です↓

・龍球 
ドラゴンボールという漫画のパロネタ、ソレを日本語に訳したのが龍球です

・ポケット怪物
ポケットモンスターというゲーム(またはアニメ、漫画等)のパロネタ、ソレを日本語に訳しただけ

・クロノ♂・クロノ♀
上で紹介したポケットモンスターというゲームのパロネタ、たまに同じ名前のモンスターがいても♂と♀という性別違いな存在がいます その性別違いをパロネタとして使いました。

・南アメリカのなんか細長い国
南アメリカ・アルゼンチンの隣にあるホント細長い国名がチリです、塵を「チリ」と入力したのはそのため

・ダイワ家
お菓子の家をネタにCMを作った「ダイワハウス」のパロネタ、ハウスだけ日本語訳しただけ

・まどりーど
サッカーのチーム名で「レアル・マドリード」というのがあります、ソレの「マドリード」の方をひらがな入力して話中に出したのがこのパロネタ

・明日はどっちだ?
「明日のジョー」というアニメのパロネタ、OP曲の歌詞にこの言葉が含まれています

・ぺこぺかぺこ〜〜ん
某21世紀からキター自称猫型ロボットが腹に装着されているポケットから何か道具を出す時に鳴る効果音(擬音)

・エリーって「愛しの」!?
サザンオールスターズという歌手が昔「愛しのエリー」という曲を出したので、それのパロネタ

・10秒チャージ
ウィダーインゼリー(今回の話内ではウイダーインエリーとなっていますが元ネタコレです。)のパロネタ、CMで良く言われている言葉です

・赤ザク
「機動戦士ガンダム」のパロネタ、ザコとして出てくる「ザク」という機体を赤色バージョン、普通のザクの3倍ぐらい強いらしい
正式名称はシャアザクだとか

・リバウンドを制するモノは世界を制す
「スラムダンク」のパロネタ、実際のスラムダンク内のセリフは「リバウンドを制するモノはゲームを制す」
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.8 )

日時: 2007/04/18 18:10
名前: 瑞希 ◆edh5lMOvgs
情報: fl1-125-197-221-130.tky.mesh.ad.jp

初めまして。

題名にひかれてよんでみましたが・・・・・・・とても面白いです!!

これからも書き込みはできないかもしれませんが、応援していますので、頑張ってください。
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.9 )

日時: 2007/04/19 02:34
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

瑞希様>初めまして〜これからもよろしくお願いします。
    
おおおっ感想有難う御座います!!
個人的にギャグギャグさせているんで「面白い」は最上級レベルに近い褒め言葉ですよ!!!そう言って頂けてホントかなり嬉しいです!!しかも応援までして頂けて!期待にこたえられるようこれからも努力していきます! 

本当にレス有難う御座いました!!
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.10 )

日時: 2007/04/22 01:44
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

第8話「シスターサイト、あとたまにブタ」

「えっ?おにいちゃあああああああぁぁあああ〜ん」
「最近落ちるの多いかも・・・あっスカートおさえなきゃっ!」っと思っていた歩、落ちながらもそう思える歩さんはこんな状況でも余裕しゃくしゃく

「あっ!っと!」
「あわわっ」

ずでっ

落下後4秒ほどで地面にご到着、着地成功したように見えたが、バランスをくずし転んでしまった歩・・・しかし、さらなる被害がっ!

ズズズッ
「えっ?」
ドボッ
「きゃっ!きゃぁああああ〜〜〜」
ずどーん
「きゃぅ・・・いたたた・・・」
転んだ先に何故か落とし穴が・・・つくづくかわいそうな子っ

「ん〜〜よいしょっと」
不幸中の幸い、背伸びして出口に届くくらいの深さだった、気合3:根性2の割合の力で歩は出口へと這い上がった

「ふぅ・・・なんで落とし穴がこんな所に・・・」
落とし穴に落ちた歩は予想以上にへこんでいたのか・・・

「うぅ・・・なんでこうなったのかなぁ・・・」
と言っちゃう始末

「はぁ〜あぁ・・・・」
ため息をつき歩は空を見上げ「なんでこうなったの?」という事を納得できずに思い悩んでいた・・・

はいっここで回想シーン!

き〜んこ〜んか〜んこ〜ん
安泰高校のチャイムがなった、授業から開放され、おしゃべりする女生徒達、女生徒達は男子全員を教室からしめ出した
女生徒専用更衣室(シャワー付きという豪華パック)が最近工事中のため進入禁止になっているからだ、
教室で体操服に着替える女生徒達、ソレをのぞかれているとは思っていないため、自由きままにおしゃべりしながらゆっくりと着替えている・・・
そんな中、学校内でのぞき男もとい明の存在に気づいたのは歩だった・・・・

「アユミ〜屋上に何か用あるの〜?」
「うん、ちょっとね・・・ってちょっと所レベルじゃないかも・・・」
えみると会話をしている歩、どうやら屋上に向かっているらしい

「ふ〜ん、そうなんだ〜」
「それより、えみるまでついてこなくていいよ?遅刻しちゃうよ?」
その言葉に対し、何故かムダにあわてるえみる

「えっ?別にいいよいいよ〜アユミの事の方が気になるからっ」
「えっ?そう?ごめんねっえみる」
「気にしないでいいよ〜ボクが自分でやってるだけだから」
愛嬌ある笑顔を歩に向けたえみる、その笑顔に自然と歩も笑顔になった

「ありがとうえみるっ」
「いいよ〜いいよ〜」
「あっところで・・・着替え用の・・・その紙袋まで持ってくる必要なかったんじゃないかな?」
歩は申し訳なさそうにえみるが持っている紙袋を指さした

「えっ!あっ!あぁ〜〜コレは・・・まぁいいじゃないっ気にしない気にしない!!ねっ!あっそろそろ屋上だよっ!」
何故かこっぱずかしそうにあわてるえみる、屋上のドア近くでの会話だった

「え〜と、ソレココに置いて置いていった方がいいと思うよ?」
ソレとは紙袋の事

「えっなんで?」
「えっ!え〜〜となんとなく・・かなっアハハっ」
何故か苦笑いの歩・・・おそらくこれから会う明に紙袋の事をネタにされるのを恐れたのだろう・・・

キィ・・・がちゃっ

屋上のドアをあける、少し遠くにのぞき魔現行犯兄者(明)がいた

「おにいちゃぁぁぁぁぁん・・・」
基本温厚な歩だがさすがにコレにはちょっとぷっつんモード、声が低〜くなってやがります

「ぁ・・はっ・・・・・・ん・ね・・・」
えみるが何を言っていたのだが、ちょっとぷっつんモードになったっちゃてて冷静さを欠いた歩の耳には大半聞き取れていなかった、しかし、何を言ったのか気になったのでえみるに質問した

「ごめんっえみる、何て言ったの?]
「えっ!?ボク何か言った?何も言ってないよ〜」
「えっ?そう?」
「そうっそうっ!そうだよ〜あははっあっそだっそれよりアキラに文句言わないの〜?」
「あぁ!そうだったぁ!ありがとうえみるっ!」
何故か、えみるはかなりあわてていた、見た目(簡潔にまとめるならマジメそうで割りと巨乳のメガネっ娘)に反してあわてんぼう将軍のようだ 
えみるは目の前に映っているのぞき魔がアキラだとご存知らしい

「あっそだボク名案あるよっ!」
「えっ何の?」
「のぞき魔にひとアワ吹かせる方法っ!」
「実践して」
「早っ!らじゃ(了解)っす!えみるっ一手(いって)きます!」
何のアニメ(又はゲーム)のネタなんだろう・・・と歩が思ったが質問できなかった、えみるがアニメやゲーム好きっ娘というのを知っていたからだ、そして、「その話題になると白熱してなかなか話が止まらなくなるから」という事もご存知だったからだ

「お〜い、こんなとこで何してんだ〜?俺もまぜてよ〜」
えみるは明に近づき男のフリっぽい声でそう言った、男(仲間)だと思わせる作戦だったようだ

「岸本も拝んでみるか?野郎共を魅了して止まない魔のバミューダトライアングルを!」
見事にひっかかった明、脳内は単純な作りなのだろう、歩は綺麗にひっかかった明につめよった

「また覗きしてたの?お兄ちゃん?」
少々呆れ気味で歩はそう言った、まぁムリもないっと思える程彼女の兄はアホだからだっ、その証拠は明自身が証言した

「ちっ・・ちげーよ!!コレはアレだそうアレだアレ!バードウォッチングだよ!・・うん、バードウォッチングってやつ」
明はあからさまにしどろもどろだった、それにしてもとっさな言い訳にしてはあまりにもひどい

「ふ〜ん・・・・・」
こんな言い訳が通じるワケがない
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ホントに鳥見てたのかな・・・確かににやにやぶつぶつなんか言ってたけど・・・のぞきじゃなかったら・・・ってバードウォッチングならあそこまであわてないよね・・・それともそんな事してるのがバレて恥ずかしいのかな・・・?だけど、やっぱり・・・あっそういえばさっきお兄ちゃんが言っていた岸本って誰だっけ?

長い沈黙の間に歩の考えていた事は雑念交じりだが簡潔に言うなら
「兄をのぞき魔と決め付けていいものなのか?」っという事なのだが、普通の人なら躊躇なく「兄はのぞき魔」となるはず、「ああっ黒乃兄妹はどこかおかしいのだっ!」というキャッチフレーズのような言葉が自然と出てくる・・・

「なぁ、歩、後ろの方、どちらさまよ?」
歩があーだこーだ思い悩んでいる中、明が何かを指差して問いかけてきた、指先を見る限り指した方向はえみるだ

「えっ?あっ?ボク?」
「そうそう」
「ボクは白伊 えみるっていうの、呼ぶ時は呼び捨てでいいよ!アキラ先輩!」
「おぅ、よろしくな、って俺・・・」
「アキラ先輩の名はすでにアユミから聞いてるよ」

あれっ?私・・・お兄ちゃんの事話したっけ・・・?歩は疑問に思ったが「まぁっいっか」で終了 兄と似てさりげに単純らしい

「あ〜なるほろ納得、んで歩とはどういうご関係?」
「最近お友達になったの、ねっ!えみる?」
「うんうん」
「そうか、そりゃ良かったな、あとえみる、俺の事も呼び捨てか・・・いや、やっぱアキラ先輩か先輩でお願いします」
綺麗にお辞儀する明、歩にとってもコレは珍しい出来事

「くすっうん、了解っす!これからよろしくね、アキラ先輩っ!」
「おぅ、よろしくな!えみる」
そう言ってお互い前に出した手を握りしめ、硬く握手する明とえみる
「もうあんなに仲良くなってる・・・えみるって見た目、的にお兄ちゃんの好みそうじゃないんだけどな〜もしかして巨乳だと狙いの対象になっちゃうのかも・・・」
何気にかなり失礼な事をサラリとおっしゃってやがるが本人に悪気はない
たまに兄よりタチが悪い、にわかタチ悪い娘(歩)は心の中で嫉妬していたのだが、結局「まぁいっか」で嫉妬行動は終了、兄に似て単純だが、今回はソレが良い事になった

「まさか、あっさりひっかかるなんて〜そんなに似てた?ボクの岸本のマネ声」
だから岸本って誰?歩の思いは口にする事なく会話ははずんでいく

「んなっ!?お前があの声出してたのか!」
「うん、これでもボク演劇部だから、演技には自信あるんだ〜」
「えっそうだったんだ〜」
「お前もえみる演劇部所属説初耳かよ、歩・・・」
「ホント最近友達になったばかりだから・・・」
えみるが演劇部所属説は友人である歩にも初耳だったようだ、というか声マネは「演技」どうこうなるもんだろうか?

「あ〜なるほろねぇ〜」
「・・・・・・・・・」
少し沈黙・・・

「つ〜かさえみる選手、俺のダチの声マネすんなよ、かる〜くイエローカードもんレベルだからさ、もうあと4枚で退場な」
「ん〜アキラはのぞき魔って言われたいの〜?」
「うっっ!!」

明を注意するという事をすっかり忘れていた歩だが、えみるの言葉によって再びちょっとぷっつんモード

「覗きなんてもうしないでよね!!コレ立派な犯罪なんだから!」
ホントにちょっとぷっつんしてる感じ程度なので

「へいへ〜い、どぎもに銘じておきまぁす」
反省するワケがない

「反省してないでしょ!?」
歩は兄が反省していないと理解した、わかっていながらもコレ以上は何故かぷっつんする勇気はないらしい

「してる、してる、してるってば、あっつ〜かお前ら次体育じゃねぇ?早く着替えて行った方がいいんじゃねぇの?」
このあからさまな厄介払いな言葉使いには怒りを感じられないワケがないのだが・・・・

「うぅ〜話そらさないで!って言いたい所だけど、そうしとくね、けど、この話の続きは後でゆぅ〜くりとね!」
しかし、さっきよりちょっとぷっつんしてもこの程度

「ゆっくりでも、じっくりでもねっとりでもなんでも良いからさ、早く行ったら?」

「うぅ〜〜〜〜何ソレっ!?もう怒ったっ!けど、時間ないから手短に怒らなきゃ」
本当に怒ったのならば時間等気にするはずがない、やっぱりマトモに怒れない歩、注意役(妹)がこんなんだから初めからワガママな兄が叱られてもしょぼいため、やりたい放題するようになったのだろう・・・ちなみに歩が思った事は歩自身口に出していない

「ま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たい」

話題に入れず空を見つめて両手を広げてぶつくさ何かを言っていたえみる、若干歩の耳にはえみるのぶつくさ言っていた事に多少気づいたのだが、今はソレどころじゃない、なのだが、えみるが近寄ってきた時に歩の「兄を激しく叱る」という目的は果たされなくなった

「うん、それじゃぁそろそろ行くね〜アキラ先輩」
「えっ?もう?」
「もう時間ないよ〜ほらほらっアユミも行こう?」
言われるまま歩はえみるの手によって屋上出口までレッカーされかけたその時

「んぁ?何だ?鍵とか金とか落とした音みたいなのしなかったか?」
歩は「えっ?」と思った

「え〜と・・・」
もしかして私・・お金落としちゃった?そう思った事をそのまま歩は口に出した

「もしかして私・・お金落としちゃった?」
「いや、そこまでわかんねぇけど、なんか音したんだよ、金属が地面に落ちるような音とかさ」

えっ?音したっけ?・・・けど、お兄ちゃんが言うのなら・・・と思った歩は疑問系になりながら
「・・・え〜〜と・・・探してみるね」
何かを探す事を決意した

「そっか、んじゃ、まっ俺も手伝ってやるよ」
その言葉に嬉しくなり「えっホントにじゃぁよろしくねっ」と思った歩だが

「えっいいよ、いいよ!そんな事しなくても、それにそんな事してたら確実に遅刻しちゃうよ?」
口に出したのは正反対な言葉だった
その言葉に自信にみちたにやけ面をした明、歩は明にソレを向けられた

「かったる〜くて嫌な授業をぶっち(さぼる)するには上等な言い訳になるから問題ねぇよ・・・ってっおっ!これっぽいな」
「アキラ先輩、素直に手伝ってやるよって言えばいいのに〜素直じゃないねぇ〜ってもう発見したの?」
「ほっとけよっ!それよか・・・」
そう言うと明はしゃがみこんだ

「って何だよ金の鍵かよ、どこの成金野郎が持ち主だよ?」
明が言った言葉はかなり世界不思議発見レベルだった、明が言った鍵というモノがまったく見えていないからだ

「えっ?金の鍵?ナニソレ?何も見えないよ?」
「えっ!?見えないの?見えてないの?お前視力どんだけよ?つ〜か」
何言ってるのお兄ちゃん・・・もしかして幻覚症状っ!?
サラリとかなり失礼な事を思ってやがりますが、本人に悪気の自覚がない、相変わらずにわかタチ悪娘だ

「おわっ!」
「えっ?えっ?」
「なになに?どうしたの〜?アキラ先輩」
明が驚いた意味がわからない歩が驚いた

「なんじゃぁあこりゃぁあああああ!!!」
「ええっ!?お兄ちゃん!!どうしたの!?色んな意味で!!」
いきなりなんで松田優作っ!?
そして、歩のそのツッコミは割りと的確なのかもしれない

「わっかんねぇ!わっかんねぇんだけど、すんごい光ってる、コレアホほどすんごい光ってんだよ!!!っておわっ!!」
「えっ!?キャッ」
わけのわからないまま、明と歩の体はふわっと宙に浮く、しばらくして重力を逆らう動きで真上に超高速で上昇していく、さながら紐なし逆バンジー!!
やがて遥か上空の光の彼方へと二人は消えて行った・・・

「うっうん・・・ん?」
光の彼方へ消えた歩は立体感ないほど全てが真っ白な所で目を覚ました
「あっ誰かいる・・・えっ?え〜と・・・」
遠くだったので確認はしにくかったのだが、歩は肌色な人影が見えた
「あの〜」
そう言って歩はその人影まで歩みよった、少し謎の人影と距離をつめたので後ろ姿のように見えた、そして肌色の人影は歩の方へと振り向いた、ように見えた

「あっ・・・・あれっ?・・・」
遠くに見える人影が振り向いた瞬間、人影はスゥ〜〜っと薄くなっていき、やがて消えた・・・この時歩は思った・・・・

「なんじゃぁぁあこりゃああああああああ!!!」
明が歩の思った事を音声で代弁した、以心伝心したのだ、さすがクレイジー兄妹

・・・・・・・・・・・

お疲れっ回想終了

「お兄ちゃんのモノマネ似てなかったなぁ・・・」
歩は陰口する時ははしっかりはきはきと言うタイプらしい

「ぶひぶひ〜マヌケな人間がワナにひっかかったブ〜」
「ぶひひひひひっ」
ブー太郎っ!?そう思い、歩は突然聞こえてきた、声と笑い声らしきもんがする方へ振り向いた

「えっ!?えええっ!?」
そこにいたのはブー太郎のような人間ではなく本物のブタ共だった、しかもかなりリアリティ溢れる醜さを合わせ持ってるし、オマケに2速歩行型だったりと、動物とはもはやよべずモンスターと呼んでもおかしくない!、そんなブタ共を初めて見た歩は驚いた

「・・・ちょっとだけカワイイかも・・・」
どこかぐんにゃりしてた(ずれてた又はゆがんでた)
昔の歩はどことなく正方形のようなキチっとしたマジメさんっぽかったのだが、最近では兄の影響あってか平行四辺形になってしまっているのかもしれない・・・

「今日の昼飯は〜君の瞳に乾杯だブ〜」
おかしなブタさんのまさかのキザセリフただ、「食料として君を今から昼飯として頂きます」っていう風に言ってくれれば歩にも理解できたのだろう・・・

「ごめんなさいっ!あのっその私ナンパするブタはちょっと・・・あっアナタの見た目がイヤとかではないんですよっホントですよっ!」
丁寧にお断りする歩、一応相手を傷つけないよう対処しているのは彼女自身のバファリンの半分(やさしさ)の現われだろう

「おまい(お前)変人だけど、今からおまいを食べちゃうぶ〜」
変なブタさんだが、一般常識的な見方は持っているようだ
歩さん昼飯確定

「ええっ!?そんなぁヒドイよっ!もう決めてあるもんっ私のはじ・・」
混乱しているせいだろうと信じたい・・・どこか勘違いしまくってぶっとんでる会話、しかし話途中でリーダー役かと思われる、片目に傷を負っている少し旨そうな黒毛和ブタが一喝した

「黙れぇええい!おい、女、もうすぐというか今からおめぇはわしの腹の中だ、これはもう決定されてんだぶらぁっ!(ぶらぁ=コラァ)」
こいつもなんかおかしい、というかコイツのせいで、部下ブタ共がおかしくなったのかもしれない

「ええっ!?そんなっ!!ヤダよっ!!!私っ!まだ死にたくない!!!」
歩昼飯=食べられる=死亡という事をようやく理解した歩は叫んだ

「今は死にたくないって言うでるがぶ〜、いつになっても死にたくないのが普通じゃないんか?ぶ〜」
非常に答えづらい質問だ

「うぅっそれは・・・」
必死に答えようとする歩・・・・・答える必要もないのに、答えようとする限り、どうでも良い所ばっかマジメちゃんだ

「うぅ〜〜〜」
歩は悩んでも解決策が出ず頭を抱えこんで

「どうすればいいのーーーーー!!?」
空に向かって叫んだ!その時

「あっ流れ星」
叫んでいたくせに流れ星の存在を見つけるこの余裕っぷりっ!、そして

「お兄ちゃん助けてっお兄ちゃん助けてっお兄ちゃんたずっ あっ」

「流れ星が消える前に3回お願いすれば願いが叶う」というおまじないを信じてる歩、実に乙女ちっくだ、だがこのお願い事は「お兄ちゃん」限定にせず「助けて」だけ言えば3回言い切れたうえに噛む事もなかっただろうだろう

「ぁぁぁぁぁぁぁぁああああ」
「えっ!?」
しかし、歩のお願い事は受理された
もはや「流れ星のごとく」とは言えず、メテオスフォーム(流星又は隕石)となった明が降ってきた

「のごぉあぁっ!!」
「ぶぅごあっ!?」
そして明が黒毛和ブタにメテオストライクっ!(隕石直撃)明は歩のピンチを一時的に救う、歩のお願いをかなえた明、
言うまでもないだろうがさっき歩が見た流れ星は「明お兄ちゃん」だ

「いってぇ〜・・・はっ俺生きてらっしゃる!?」
ほぼノーダメージっ!奇跡だ

「ぶふひぃ〜何だったんだぶ〜!?」
ほぼノーダメージっ!こちらの方も奇跡だ

「っておわあっ何だこの!?このブタ共っ!?」
明はあたりを見渡した、そこにはブタ共が何だ?何だ?って感じで野次馬化していた、いや、ブタなので野次ブタと言った方が正しいのかもしれない

「・・・新手のブタレンジャー!?」
ブタ共は一応個性があるようで、ピンク、黒、赤茶色、暗めな赤、白に近い少し灰色、とまぁ文字通り色々だった、一応完全には被らない色5色って事でゴレンジャーのような者という事で明には見えたのだろう・・・

「おにいちゃん!?」
「おおっ妹よ、生きてたか」
「うっ・・うん、何とかね・・・」
コレ本日2回目のセリフ

「リーダーっ!だいじょうブヒか!?」
「ぶひ〜〜ひどい目にあったぶ〜ぶ〜〜っぶふ〜〜なんだか知らないがもう怒ったぶ〜、コイツも食べちゃうぶ〜」
そう言って襲い掛かるブタ共、一番手は赤色のブタ

「んなっ!?そういうのは夜にするもんだろっ!?あっ!いやいやいや、そうじゃなくって!」
黒毛和ブタが「食べちゃう」と言った意味を理解していないっしかも嫌な方へと勘違いしている

「てめぇらっアレか!?もしかしてホ・・・」
いやいやいやそうじゃなくって!!

「ぶひゃーーー」
「きゃあああああ」
「うおぁっ!?」
奇声をあげ襲い掛かろうと突っ込んでくる赤いブタ、ソレに悲鳴をあげる歩、そして別の意味でも間一髪避けれた明

「んなろぉっ!喰らえっ!!このブタやっろぉおっ!!」
赤ブタの突進を避けた明は拳を強く握りしめふりかぶるっそして体重を上乗せするため前へ踏み込み拳を激しく前へ突き出そうとした時
ジャッジャリッ
「ぶひゃらあー」
ブォン!
「おわぁああっ!!あっぶねっ!」
後ろ姿を見せてた赤ブタが体ごと激しく回転させ、奇声とともに赤ブタが赤ブタの後ろにいる明に裏拳を放つ!
殴りかかる前だったので比較的隙は少なかった方だったという事もあって、明は何とかソレをアゴ先に少しかする程度に避けれる事ができた

なのだが・・・・

ポタタッ・・・

かする程度で避けれた明、しかし、明の視界には赤い液体のようなものが空中にほんの少し散乱し、やがて地面に落ちる

血だ

「っ!?」
それを「自分の血」だと目で頭で認識した明はゾクっとしたのだが

「マジあっぶねぇ・・・クリーンヒットしてたら死んでたかもなぁ」
「お兄ちゃん大丈夫!?」
彼の精神は結構頑強だったらしい
そう言うと血が流れてるアゴ先を手でゴシゴシとぬぐった、「マジあぶねぇ」と言っておきながら顔と口にした言葉には余裕がありまくり宣言、歩が聞くまでもなく大丈夫!?じゃない状況

「「死んでたかもな」・・ブヒか?」
「あっもしかして、今のお世辞だってバレた?」
赤ブタのセリフに余裕ある笑みを見せる明、実際の所はお世辞でもなんでもない、「俺には余裕がありますよ」心理作戦決行中なのだろう

「ぶひひっ強がりいうブヒなっ!「死んでたかもな」じゃなく「死んでた」ブヒっ!まぁっもっともわしに目付けられた時点で「すでに死んでる」けどなブヒョッ!」
ほんのちょっと忘れ去られそうになっていた何もしてない黒毛和ブタがイキがった発言

「はっ!おもしれぇっ!犯れるもんなら、犯ってみろよっ!このブタ野郎!!」
「お兄ちゃん!?」

せっかくのキメセリフも一文字違うだけで台無しっ

「良い度胸ブヒっ!ならばお望み通り犯ってやるブヒーー」

・・・ことごとく台無しのまま、5匹+二人の戦いは始まった



続く


*次回からファンタジーらしいバトルもんに展開していく予定です、けど、お笑い要素は忘れずつっこんでいきたいと思っています。


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