icon えるえるえ〜る

日時: 2007/11/09 18:27
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net



物語

極普通でもないと思われる高校生黒乃 明、ある日鍵を拾った時、なんじゃぁこりゃぁあ!な世界に飛ばされ、自称女神様がいらっしゃいませって感じな軽いノリで魔王をしばけと言われ、断固断るつもりだったが、魔王退治特典として願い事が3つ叶うという魔石(エサ)につられノリノリで魔王とガチで拳で語り合う事を誓う・・・主人公とその他の愉快な仲間達が繰り広げるお笑いあり、涙なし、パロネタありっな物語・・・

ジャンル的にはギャグギャグメインです、たまにシリアスとバトルが含まれているような含まれてないような感じ・・・
世界観的にはファンタジーな感じ、けど、たまに現代的

↓異世界出身な明と愉快な仲間達↓
黒乃 明(クロノ アキラ)18歳 性別:男
あだ名は「ガラ悪男、又は目付き悪男(モーチル命名)

この物語の主人公、目つき(ガラ)が悪く、口も悪いし、手癖も悪いうえにスケベ、しかも自分に忠実(ワガママ)、しかし、やさしくおおらかな性格なので極端に悪い人ではないといえる、「常に余裕余裕」が心情でさりげに自意識過剰なツッコミもボケもこなせる少し器用な安泰高校に通う高校3年生、実は2年時に1年留年している、妹に黒乃 歩が居る 実は孤児

明の天召器(正式名称天恵英雄召喚器) 
「ブレイバー」
     
フルネームは「ブレイカーバースト」
「ブレイバー」という名は明自身が略して言っただけ、刀身、切っ先、柄、に小規模な爆発や火炎を噴出させる事ができる
当然噴出した方向によっては自分自身にもダメージを受ける欠点がある、刀盤のついたナイフを巨大化させたような形をした大剣


黒乃 歩(クロノ アユミ)16歳 性別:女
あだ名は「アユミン」(えみる命名)

控えめで気弱な性格で自己主張が弱く何気に影も薄い、基本ツッコミ気質だが、天然ボケな時があったりするにわか天然ボケ娘、なうえににわけタチ悪い娘、兄である黒乃 明を慕っている、というレベルではなく慕い過ぎてる(ブラコン)という説もある、兄と同じ安泰高校に通う高校1年生、大の高所恐怖症 兄と同じく孤児だが、兄とはちゃんと血は繋がっている

歩の天召器 
「エンゼルウィング」

白い天使のような翼が背中に生える(折りたたみ可)、翼なので当然飛べる、弓のような形に変え、攻撃する事もできれば、人を翼に包む事で傷を治癒する事ができたりする優れモノなのだが、「自由自在に飛んで高い所から安全に射抜く」特性を利用できない使い手(歩)自身が欠点


エルエルマ・ホワイト 年齢極秘 性別:神
かなりマイペースな自称女神、「〜」を多様するツッコミ役には決してまわらない根っからのボケ気質、行動、言動共にアホな娘っぽいがさりげに知略派で腹黒、女神らしい服装は常にしていないうえに露出度高し、黒乃兄妹やその他を魔王をしばけと命令し異世界エルヴィスに呼んだ張本人、そしてさりげに本名は謎


白伊 えみる(シロイ エミル)16歳 性別:女
あだ名は「メガネっ娘」、「えみるん」(二つ共、明が命名)

ゲームとアニメが好きなスタイルの良いメガネっ娘、黒乃 歩の友人、寺に住んでいる、ゲームが大好きで妄想がさりげに激しく、明るい性格、自分の事を「ボク」と呼ぶが言動、見た目、共にボーイッシュという感じではない同じく安泰高校に通う、高校1年生

えみるの天召器
「ぶっとびガン」

本当の名は「オーラシューター」
「ぶっとびガン」はえみる自身が命名した、体内に宿ったオーラ(生命エネルギー)を放出する事ができる、一発撃つだけ岩をほぼ粉々にするほどの威力がある、なんか凄いハンドガン
しかし、一発撃つたびにかなり体力を消耗するうえに、あまりの威力に撃った本人もぶっとぶという欠点も・・・


ロロー・リリー 12歳 女
あだ名は「ろりろり」「トンファーろりーた」(明が命名)

ロリ(幼女)属性な暗殺家
いつもポケ〜とした表情で大概、「人」か「△」のような口をしていて、仲良くなるまではかたくなに寡黙、意思表示はほとんどジェスチャーでする、たまにしゃべってもボリュームが小さいためわかりづらい
甘い物が大好きでその摂取量はハンパない
暗所恐怖症で真っ暗な所では幼児退行してしまう特性を持っている

リリーの天召器
「ブラッディファング」

トンファーに牙のような刃物がついている、その形は「斬る」だけが目的ではなく「えぐる」という事もかねている、先端に牙のような刃物もついていて、その牙を急激に伸縮させる事ができる


ロールアン・モーチル 11歳 女
あだ名は「ツンツンロリ・モーチル」「ツンデレ」「モー娘(娘は「コ」と呼びます)」「ちるるん」「ちるちる」と多彩、全部黒乃兄妹が命名

ロリ(幼女)属性な魔術師、自分の事は「チル」と呼ぶ、
ガキッぽくてワガママ、怒った時はすぐ魔法を放つ結構短気な性格、リリーと同じく甘い物が大好きでリリーより摂取量がハンパじゃない
ロールアン家は「火炎」属性専門魔術師の名門、なのだが、モーチルの場合「炎恐怖症」だから、「宝の持ち腐れな娘」代表なかわいそうな娘

モーチルの天召器
「ロードメイジハンド」

手の甲に赤い綺麗なガラス球がついた軍手、その手から炎、冷気、風、雷、等多種多様に何か色々と魔法が放てるようになる
もとから使い手(モーチル)は魔術師なので魔術の威力を高める程度しか効果がないが、無いよりマシ


ザイン・ゴザイン・タンジェルドン

盗賊団「スリービー」を束ねるバカ3兄弟、一番上がタンジェルドン、2番目がゴザイン、3番目がザイン
タンジェルドンは捕まっている、兄を助けるため、ザインとゴザインは強盗・誘拐・カツアゲ等の犯罪に手を染めてしまっていて、やりすぎちゃった兄弟愛で人々を苦しめている・・・得意技は『ばっくれる』『ピンポンダッシュ』

魔王レアル

週休五日制魔王、毎朝新聞配達のバイト、休日はコンビニでバイトしている、その理由はワガママな妹によるもので、色々と苦労している妹思いなのか妹に逆らえないのかどうかはわからないがとにかく可哀想な魔王

*後にまた増やしていきます。


OP「仕組まれた始まり」>>1
一章「正義の味方?」  
第1話>>5 
第2話>>6
第3話>>7
第4話>>10
第5話>>12
第6話>>13
第7話>>16
第8話>>17
第9話>>18
第10話>>19
第11話>>20
第12話>>21
第13話>>22

2章「正義の見方」 
第1話(第14話)>>23
第2話(第15話)>>24
第3話(第16話)>>27
第4話(第17話)>>28
第5話(第18話)>>29
第6話(第19話)>>30
メンテ

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Re: えるえるえ〜る( No.22 )

日時: 2007/05/20 01:31
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

一章 最終話(第13話)「正義の味方?」

「つぅかぁれぇたぁ〜〜」
「お嬢様がワガママ言うなよ」
いや、お嬢様だからこそ、ワガママ言うものなのか?

「じゃぁ、ここらで休憩しよっか?」
「・・・甘やかしすぎ・・・」
「俺もロリロリに同意〜さっき休んだばっかだっろ〜?」

俺達はイドルスの街を出て1時間ぐらい程度の所でツンデレが休憩要求・・・30分前に休んだっつ〜のにだ・・・

「じゃぁ、アンタ疲れてないワケェ?」
「おぅよ」
「・・・・元気が一番・・・」
「えっ?何?ロリロリちゃん?」
そう歩が聞き返すとロリロリはあわてたように両手を前に出して広げ、左右にぶんぶんと振ってみせた『なんでもないよ』っていうジャスチャーだ

「しゃーねぇ〜なぁ〜俺がおんぶしてやろうか?」
「えっいいの〜?」
「・・な〜んでソコで歩が出てくるんだ?」
「え〜と何となく・・・」
・・・お前もおんぶして貰いたい年頃なのかい?マイシスター?

「じゃぁ、お嬢様だっこするんならソレでいいわっ」
・・・お姫様だっこならともかくお嬢様だっこ・・・?
う〜む世界は広い・・・

「・・・そのお嬢様だっこって何?どうやるんだよ?」
「アンタそんなのも知らないの〜?いい?まず・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺はツンデレを肩車しながら、コンパスの赤い矢印が指す方向へと、歩いた・・・途中休憩しながら・・・雷撃を喰らいそうになりながら・・・
そして、結構空が暗くなってきたので、マヤネカという街の宿屋に泊まる事にした・・・

「はぁ〜いくら軽くても疲れるもんは疲れるな・・・」
何しろ、AM10時ぐらいからPM7時の9時間ぐらいだからなぁ・・・つ〜か肩車のどこが『お嬢様だっこ』なんだか・・・

「そろそろ8時だからメシか・・・」
俺はメシを調達しに行く事にした・・・ちょうど労働基準法(労働基本時間8時間)をムシされた残業手当てなしの重労働のおかげでハラヘリだしなぁ・・・

「ボクッそんなんしないってっ!言ってるでしょっ!!」
どこぞの酒場に入った瞬間、どこか懐かしい声で怒声が飛んできた

「いいじゃねぇかよ〜付き合ってくれてもいいじゃ〜ん」
「そうそう〜へへへ〜」
見た所よっぱらいに女の子が絡まれているようだ・・・
こういう状況での選択肢はただ一つ・・・「颯爽と救いあげ、あわよくばデートまで持ち込む」だ

「おいっお前らっ!その娘が嫌がって・・・」
ソコに居たのは・・・居るはずもないはずの・・・

「えみるっ!?」
「げっっ・・アキラっ!?」
何故えみるがっ!?そして『げっ』って言われたのでダブルショッキングッ

「なんでぃ、お前ら知り合いなんか?」
「おぅ、まぁな、いや〜悪いなウチのえみるがご迷惑かけて・・・?」
俺なんか言い方おかしくないか?いや、全てがおかしくないか?

「え〜〜?ボク、迷惑かけてないよっ!そっちが迷惑かけてきたんだよっ!」
「あ〜まぁ、ソレもうどうでもいいじゃん、とにかくとっとと出よう」
「良くな〜〜い」
未練タラタラなえみるを俺は外野へとレッカーした

「しかし、何でえみるがこんな所にいんだよ?」
「さぁ?何でかな?いつのまにか、ココに来てたんだよ〜」
「そうか〜苦労したんだろうな〜」
たぶんアホの女神様の手によって・・・

「う〜ん・・・まぁまぁ、苦労したけど、楽しいよっ!ココの世界っ!ファンタジーなゲームの世界みたいなんだもんっ」
「・・・・まぁ、本人が楽しんでいるならどうでもいいか・・・」
このメガネっ娘ゲーム好きだったのか・・・

そんな夢見てる少女のごとく目を輝かせているえみるに現実って奴を教えてやった

「ここは夢の世界じゃねぇぞ?現実だぞ?」
「わかってるよ〜」
一応夢とは思ってないようだ・・・一安心・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は歩とロリロリとツンデレと合流し、えみるを俺達「魔王しばき隊」の仲間に加えた、ロリロリはしばし、えみるの抱きつき攻撃に耐え、歩はひたすら苦笑い、ツンデレは緊急回避で逃亡し、俺はその光景を生暖かい眼差しで見ていた・・・
そんなこんなで次の日・・・・

「魔族狩人コンテスト・・・?」
俺は宿屋近くにある看板に気づき、看板描かれている内容を音声にして読んだ

「あぁ、ソレはようは時間内にどんだけ魔族を狩れるかっ?ていうお遊び大会だよっ」
「・・・なんでえみるがソレを知っているの?」
「えっあっえっえぇ〜とボクがねっソレでお金稼いでいたからだよっだからっね?アハハ」
えみるはあわててすこししどろもどろにそう答えた

「ふ〜ん、なるほろね〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

俺達は俺が新チャンピオンになった時得た資金はまだあったから、このお遊び大会に参加するつもりはなかったのだが、ソレに対し、『ロリロリが目を輝かせているように見えた』とえみるが言っていた、隣にいるロリロリは首を横にプルプル振っていたワケなんだが・・・・
そして何故か『ちびっこの夢を壊したらアカン』という結論が出て、参加する事になった・・・

「まぁ、死なない程度に頑張れよ〜」
俺は参加する気はないので、見学する事にした・・・
したかったのだが・・・

「アンタも出るのっ!」
そう言われ、グイグイとチョコチョコと俺はレッカーされた

「お兄ちゃん頑張ってね〜」
「はぁ〜?何言ってんの〜?あんたも出るのっ!」
「え〜〜〜っ?」
結局、ワガママお嬢様モーチルのせいで強制的に全員参加となった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ぐえーーー」
「きぎゃーーー」
「けぎゃーーーー」
遠くから人ではない悲鳴が聞こえてくる

「お〜ぉあっちはヤリまくってるみたいだな」
文字だけなら勘違いしそうな事言っちゃってるなぁ俺・・・

ドゴォォオオン

「なっなんだっ!?爆発音!?」
俺は爆発音がした方へと走った

「歩っリリーッえみるっモーチルッ無事かっ!?」
爆発音がした方へ向かってついた先には・・・皆が倒れていた

「お兄ちゃんっ」
「あっアキラ」
「あっ目付き悪男」
「・・・爆風で吹っ飛びましたが、大事ないです」
爆風で吹っ飛んだだけか・・・っておぃっ!全然安心できねぇっつ〜の!!しかし、皆無事そうで何よりだ

「一体何があったんだ!?」
「わからない・・・いきなり爆発が起こって・・・それで吹っ飛んで・・・」
「そうか・・・けど、ケガはなさそうだな・・・」
いきなり爆発が起こったというのは今の場合のみ、適した表現だったらしい・・・混乱している人達があちこちに見える
とりあえず落ち着かせる必要がありそうだ
そう思ったのが、天に届いたらしい・・・天からある男の声が聞こえてきた・・・

「武器を捨て、この狩り場からすみやかに出ていけ」
この声のおかげで皆が静まりかえった・・・
だが、それはほぼ一瞬って言っていいほど僅かな時間だった

「レッ・・レアルだーーーー」
誰かが、そう叫んだ・・・レアルって確か・・・アレだよな・・

「「「「「魔王っ!?」」」」」
俺達は頭に浮かんだ言葉をそのまま言葉出した、頭に浮かんだ言葉は全員一緒だったらしい、見事にはもった

「なんで魔王がんなところに・・・」
もしかして、このお遊び大会の賞金目当てかっ!?いやっ待てっ『出てけ』って言ってるような事言ってなかったか?という事は賞金目当てじゃない?

「ぷくく・・・」
「チルチルちゃん・・・どうしたの?」
「・・・嫌な予感・・・」
おかしな状況だから、おかしくなったのか?

「アーハッハッハッハッ〜飛んで火にいる夏の虫とはまさにことっの事よーーっ!」
「えっ?」
「ええっ!?」
「・・・やっぱり・・・しかもセリフ噛んでる」
どうでもいいとこつくなロリロリ

「・・・・はっ!!」
モーチルの言葉の意味に俺も気づいた

「まさか今日がこことのさよならの日になるとはな〜」
「えっ!?お兄ちゃん!?」
「ふ〜ん、あんたも私の言いたい事わかったみたいねっ」
「おうよっ!魔王が出たんならさっさとしばいて魔石奪いに行くぞっ!皆」
「あっ」
「えっ」
「・・・・・・」
「なんだよっノリ悪いなぁ、こういう時は「ウィームッシュっ!」だっろ〜?」
「うっうん・・・うぃーむっしゅ〜」
「ウイームッシューっ!!」
「うぃ・・・・むっしゅ・・・」
「いやいやっ!今のはツッコム所だっろ〜!まぁ、いいや、さっさと魔王しばきに行くぞっ!」
その言葉に平民共が反応した

「お前ら、レアルを倒しに行くのか?」
「おぃ、大丈夫かよ?あいつら」
ざわざわと期待と不安が漏れなく聞こえてくる・・・俺はそいつらに一喝した

「まかせときなっ!あんなの燃えないゴミの日にくるくるまるめてポンっだっ」
コレ決め台詞、マネしてい〜ぞ?

「ホントーに大丈夫か?頭が・・・」
「大丈夫か?頭が・・・」
「おいおぃ・・・頭が・・・」
クソっ最後に頭ばっか言いやがってっ・・

「ふふん、バカはともかく、私達には女神から貰ったてんけーえいゆーしょーかんきーがあるんだからっ!負けるワケないわっ」
バカいうなっ
つ〜か、な〜んか俺かませ犬っぽいなぁ・・・

「天恵英雄召喚器!?」
「こんな奴らが天恵英雄召喚器を扱えるのかっ!」
どうやら天恵英雄召喚器はこの世界では凄い代物らしいな・・・
事実は通販商品なんだけどなぁ・・・

「そうよっ!だからってんけーえいゆーしょーかんきーの正義の鉄槌の前に魔王なんてねじふせてやるんだからっ!だから、アンタ達はこの正義の味方様にポジションおいてる私達に任せればいいのよっ」
いや、正義の味方は関係なくねぇ?

「おお〜〜〜」
「頑張れ〜正義の味方〜」
ノリいいな〜この人達

「まぁ、いっか、うっしっ!んじゃぁ魔王狩りだっ!」
「せ〜のっ!」
「「「「「ウィームッシュッ!!」」」」」

俺達は正義の味方となってさっさとラスボス(魔王)を倒す決意を固めて魔王の元へと向かって行った・・・



続くっ
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.23 )

日時: 2007/08/26 22:40
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

第2章「正義の見方」

2章 第1話(第14話)「アホ魔王とエグ男となんか凄い光」
*主人公の視点重視で文章綴ってます。

向かった先は魔王が浮いてる所、俺は真っ先にその地点に到着し、魔王を見るため上を向いたっ!
どうやって浮いているのか魔族なんだし翼でも生えているんだろうな〜と予想していた・・・つ〜かソレが普通だと思う・・・

「お前はスタントマンかっ!!」
もしくは、ジャ○ーズかっ!!
ワイヤーアクションのごとくぶらさがっていた魔王がいた、しかも安定性が悪いタイプ、さながら、一人バンジー後のようで凄いびよんびよんと上げ降りしていた・・・つ〜かワイヤーじゃなくゴム製?

「威厳がまったく感じられねぇ・・・」
そもそもコイツコンビニバイト店員だったっけ・・・はな(最初)から
そんなもんはなかったんだったな・・・

「せ〜〜のっ!だっっ!!」
ボゴォン
俺はブレイバーの特殊能力の「爆破」を発動、その推進力を使って大きくジャンプッ!ついでに魔王をどこからつるしてるのかわからねぇワイヤーを切り落とした

「うわぁあああああああっ」
まっさかさまに落ちる魔王、これでトマト(落下死)にしてくれればこれほど楽なもんはねぇんだけどな・・・

「くっ」
めきっめきめきぃっ!ぶわさぁっ!!
「ふぅ・・・危なかった・・・」
魔王は背中から痛々しい音を奏でながら、翼を出した

「飛べんのかよっ!?」
「あっいや〜スイマセン・・・これを出す時結構痛いので・・・」
「あ〜そうなん?まぁ、いいや・・・え〜と・・・」
魔王のクセに丁寧口調・・・さすが、コンビニアルバイターだなぁ・・・う〜む・・・
調子を狂わさせた俺は落下しながら次の言葉を捜していた・・・

「何故ワイヤーを切り落としたんですか?」
うっわぁ・・・普通に質問された・・・ますます調子が狂う・・・
俺は調子が狂ったまま地面に見事着地した

「ん〜アレだ、アレっそう!アレだよアレ!!」
「アレ?」
「そうっ!なんだぁ〜〜あ〜なんか可哀想に見えたからだ!」
ウソはついてないぞっ!たぶんだけど・・

「ボクが可哀想・・・?バンジー用のゴムがいけなかったのかなぁ・・・やっぱりあの場合ワイヤーで・・・ブツブツ」
うわぁ真剣に悩めるお年頃な魔王なのか?コイツ・・・
そもそもコイツ何歳なんだ?見た目だと金髪が綺麗でソレがよく似合う美しい青い瞳にお人よしそうで割りとイケメンで中性的なショタ野郎なんだが・・・
つ〜か、コイツ女だったら俺口説いてかも・・・
そうなると魔王を倒す勇者である俺と魔王ご本人の敵対する者どうしの禁断の愛物語がドロドロと・・
って何考えてんだ俺?
魔王の独特の負オーラに当てられたのか?
「・・・」
いらん事ばかり考え始めた俺と魔王、その沈黙をやぶったのは魔王の言葉からだった

「やっぱり高くてもワイヤーの方が良かったですかね?」
「いやいやいやっ知らんからっ!まぁけど、ワイヤーの方がぁ・・ってつ〜か質問っ!どっからバンジーゴム出してたんだよ?」
「えっ?それは魔法ですよ」
魔法ねぇ・・・物質を召喚できる魔法でも使ったのか?だったら・・
「ふ〜ん、魔法ねぇ〜それで空飛んでる風に見せたり、実際飛んだりできねぇのか?」
「ああっ!!えっと・・・その・・・」
驚いた後、赤面する魔王・・・これからアホ魔王って呼んでいい?いやもう、アホ魔王決定な

「あと、そのさっき出した羽はダテか?ソレで飛べばいいんじゃねぇのか?」
「あああっ!!!」
またまた驚くアホ魔王・・ヤツの脳みそはダテか?

「たくっ、羽出したらタダだし・・それに・・・」
「それに・・・?」
俺は魔王がさっき出した羽をジロジロ見たりしてみた・・なんというか貫禄とか威厳ありそうな形なんだが・・・いかんせん持ち主がショタ魔王じゃなぁ・・いや、そのギャップがイイのかもしれないな・・・

「なかなか威厳あるイイ羽持ってんだから、ソレ使わないのはタナカの持ち腐れだぜ?」
「えっホントですか〜!威厳ありますか〜?」
眼をキラキラさせて本日一番のナイススマーイル、男から見ても可愛く思える・・・その分女だったらな〜とマジで思う
つ〜かタナカのボケは完全に無視か?

「おうっ!ありまくりだっ!そんな立派かもしれないような羽出して『我は魔王なり〜』なんて言われた日にゃぁ、誰もがひざまくらするぞ?」
「えええ〜〜そんな〜〜でも〜ホント〜そうなったらどうしよ〜〜」
うっわぁ〜〜!赤面して頬に手を当てて首とかブンブン左右にふって動くなんてブリッコっぽい動き初めてみた・・
つ〜かやっぱボケはシカトかよ?『ひざまづくならともかく何でひざまくらっ!?』みたいなツッコミ期待してたのに・・

「まっそういう事だ羽出して胸はって前を見ろっそうすりゃぁ威厳が2倍増しで誰もがお前を魔王と思わなくもない時代が来るはずだ」
「羽を出して胸をはって前を見れば威厳が2倍増しするのですね!よぉ〜し明日から実践してみます!!」
最初から「0」な威厳だから『×2』にしても「0」なワケなんだがな・・・

「おうっそうだっ!羽は出せっ!胸をはれっ!前を見ろっ!ときおり上目使いも忘れるなっ!これでお前も明日から今日○らマ王だっ!」
「はいっ!頑張ります!」
明日魔王なら、今日のお前は魔王じゃないのか?

「けど・・・ホントにボクなんかに、魔王としての威厳が出せるかな・・」
「んだよ〜頑張りますっ!言ったの即前言撤回か?『せ〜のギブアプ』かぁ?」
「いえ、ソレは撤回しません、ただ・・・ボクより妹の方が・・・魔王らしいというか・・・なんていうか・・・」
「妹がいたのか?」
「はい、妹がいます・・・ボクの妹は・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんです
魔王いわくっだ
妹はワガママで魔法の力でやりたい放題するそうだ、そしてやりたい放題した妹の責任を兄である、魔王が請け負っていて、コンビニでバイトするなり、新聞配達するなりして妹によって被害者になった人達に謝罪と謝罪金を支払っているらしい・・
すっかり忘れていた『魔石』についても妹が私物化してるらしい・・
『魔石』については良くわからなかったが、ただ、わかった事は『昔はあんな娘じゃなかったのに・・・』を通算13回ぐらい言うあたり、妹は昔は良い娘だったらしい・・・ぐらいだ
目的の魔石は妹の手の中・・つ〜ことは魔王の妹がラスボス?

「そっかぁ〜苦労してるんだなぁ・・」
「そうなんですよ〜昔はあんな娘じゃなかったのに・・・一体何があったのでしょうか・・」
通算14回目だぞ?そのセリフっまぁ、俺の方のセリフも通算14回目なワケだが・・

ビュワッ!タッ!
「どわっ!」
突然真上から影が降りてきたっその突然の出来事に驚き、俺は飛び退いた、俺が飛び退く前の位置に降りてきた影が正体を現した

「・・・魔族か?」
影の正体、それは赤い瞳に赤い髪、背中にはいかつい羽の生えた眼つき悪い筋肉質で暑苦しそうな男だった

「おい、レアル〜戯れがすぎたんじゃねぇのか〜?」
「えっえっとあの・・その・・・ゴメンナサイ・・」
「たくっ魔王なんだから、もちっと自覚しろよ!じ・か・く!」
「すっすみません・・・」
ん〜なんか一応魔王が上司でなんか赤い奴が部下なんだろうけど、明らかに逆転してて魔王が縮こまってんなぁ・・・
もうなんか上司と部下というより、『ジャイ○ン』(いじっめっこ)と『の○た』(いじめられっこ)みたいだ・・・

「あ〜そうそう、こっちは準備万端だから、いつでも発動できっぞ」
「あっそうですか、わかりました」
「ところで・・」
そうなんか赤い奴が言うとこっちをにらんできた、間違いなく喧嘩売ってるような態度だ

「あの人間殺らないのか?アレだったら俺が殺って・・」
「いえ、すぐ発動しますので、一足先にエグゼグシオンは転移魔法でレアパレスへ戻ってください」
あのなんか赤い奴はエグゼクシオンって言う名前なのか〜えらい覚えにくい奴だな、今後エグ男と呼ぶかなっうん、決めたかたくなにエグ男と呼ぼう

「へいへ〜い、つ〜わけだ、命拾いしたなぁ人間よぉ」
そう言うとまた、俺の方向へとにへらとしてにらんでくるエグ男
「あっ何?命拾い?あぁそりゃアンタの事か?」
喧嘩売ってるエグ男の態度に俺は漏れなく買ってやる事にした

「あぁぁっ!?てめぇ今棺桶に首つっこんだぞ!?てめぇっ!!」
わかりやすい程キレてんな〜
「そういうアンタは今骨壷になったぞ?エグ男」
「はぁあああっ!??てんめぇええっ!!殺す殺すころぉぉす!!ぶっころぉぉす!!」
「どうせ吼えるんならバリエーション多く吼えろよなっ来いっ!ブレイ・・」
「やめてくださいっ!!!」
殺り合う気満々で俺は天召器を出そうとしたのだが、魔王の叫びで中断されてしまった、エグ男もまた魔王の叫びで動きが止まっていた

「・・・ちっマジ命拾いしたな人間、じゃぁなっ」
バサバサ〜バササ〜
エグ男は羽を広げ飛んでいった、転移魔法はどうした?と思った時
「次あったら、マジ消し炭にしてやっからなっ!覚悟しとけっ!人間っ!」
悪者らしい、捨てセリフを吐いて、どこかへ消えていったエグ男、アレが転移魔法か?つ〜か何で飛んだんだ?
しかし、どうせ悪者なら『バイバ○キ〜ン』とか言ってきえりゃぁベストだったんだけどな〜

「っと、アレ?アホ魔王は?」
エグ男に気を取られすぎて、逃がしてしまったらしい
「はぁ・・逃げ足早ぇなあのア・・」
「アホ魔王〜」と言葉を言おうとした時っ

カッ!!

「!!?」
俺の視界の全てが白い光に覆われた

続く

必要ないかもしれないネタ解説↓

ジャ○ーズ→ジュニアが多く、かなり有名、ライブでは結構ワイヤーを使って宙に舞ったりする

今日○らマ王→そういうタイトルの漫画があり、割りと有名、アニメ化だけなくゲーム化もした

「せ〜のギブアップ」→夜にやっているぷっすまという番組で、割と良く聞く言葉

ジャイ○ンとの○た→日本に代表されるいじめっこといじめられっこ、かなり有名で知らない人がいると記憶障害なのではないか?と疑われる程このキャラクターを知らない人はいないと思われる

『バイバ○キ〜ン』→言わずと知れた、どっかへ消える際に言う、名セリフ、実際日常生活で使う人は少ないが、凄く有名な言葉
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.24 )

日時: 2007/09/02 21:51
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

2章 
第2話(第15話)「変化?」
*主人公の視点重視で文章綴ってます

「・・・・くっ一体何がどうなったんだよっ」

強烈な光に視界を奪われていたが、その視界も回復した・・・
そして、使えるようになった眼を使い、あたりを見渡した、光が放たれる前と何も変わってない様子だった・・・

「皆はっ!?歩ーーっ!えみるーっ!リリーっ!モーチルーーっ!!」

あれだけ強烈な光を放ったに言うのに何もなかった事が恐ろしく感じた、その出てきた恐怖から覚えた不安、俺はソレを全て口に出した

「おにいちゃ〜〜ん」

「せんぱ〜〜い」

どこからか聞こえてくる俺を呼ぶ声、俺の叫びは呼んだ人全員に聞こえていたようだ、全員無事みたいだ、皆が俺の元へと走りよってくる

「皆無事かっ!」

「うん」

「先輩は?」

「俺は見ての通りさ」

「なんだ、ケガすらないんだ、つまんな〜い」

「おいっ!!無事再会できたってぇのに、言うにことかいて、ソレかよツンデレっっ!!」

「だから、そのツンデレって何よ?まぁいいけど〜それより死体になってなくて良かったじゃないアンタ」
コイツ・・・!!けど、モーチルはモーチルなりに心配してくれたのか?

「・・おう」

「それで、魔王はどうしたの〜?」

「見事に逃げられたぜ」

「自信満々に言わないでよね」

「まぁ、そう言うなっ悪役は『逃げ足が速い』はセオリーだからなっ所でお前らはどこで何してたんだよ?俺と一緒に魔王の元へと向かったはずだったじゃん?」
全員方向音痴だったってオチか?

「それが、わっかんないんだよ〜〜いきなり魔術師が降って来たって思ったらさ〜人生の壁みたいなのに思いっきりブチ当たって〜」

「・・あ〜壁にぶつかっても挫折せず強く生きろよ?えみる?」

「人生の壁じゃなくて見えない壁だよっ!えみるっ!」

「一度言ってみたかったんだよね〜コレ」
そう言ってえみるはウインクして親指を立ててグッと感じでキメポーズ・・・微妙に古くないか?ソレ

「見えない壁じゃなくっ単なる魔術よっ!バリアっていう名の単なるま・じゅ・ちゅっ!あっ!」
まさか噛みそうにない所で噛むとはっ!
赤面するツンデレ(モーチル)が予想以上に可愛いらしいっ!
皆はその可愛い展開に笑いをくらえていた、勿論俺もその一人

「ぷっくくっ!んでぇ皆はそのバリアのま・じゅ・ちゅに大苦戦してたってワケか?」

「プッククっちょっとお兄ちゃ〜ん、まじゅちゅってっアハハ」

「そっそうよっ!それと笑うなぁーーバカにするなぁーー!!」
からがい甲斐のあるちるるん(モーチル)ちゃんだな〜
そういえば、コイツエリートマジカルさんじゃなかったっけ?自称だけど・・・

「あっれ〜そういや、確かちるるんはまじゅつっじゃなかったまじゅちゅしのエリートさんじゃなかったっけ〜?だったらまじゅちゅに関してはって・・」

バチバチババチ・・・

モーチルの腕全体が青白くバチバチと光っていた

「おいっ何だその視覚化できてる程の静電気はっ!」
俺は本能的に『ヤバイッ!!すっげーアイツ怒っているっ!』と思い、少しはなだめようとしたのだが・・・もう・・

「うるさぁあああい!!だまれぇーーっバカァーーー!!」

ドゴーーーン

「ギャぁあああああーーーーーーーーー」
遅かった・・・

「おにいちゃーーーん!」

「せんぱーーーいっ!!」

「・・・・ちーん・・・・」
モーチルの怒りの雷撃まじゅちゅをマトモに喰らい俺は気絶した
そして皆と再会後ロリロリが初めて放った言葉は『ちーん』だった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「んっ・・・あっくっわぁ〜〜あぁと・・宿屋か、そっかあのまま気絶したからココにレッカーされたワケだ、俺」
俺は目を覚まし、あくびした後、あたりを見わたした、昨日泊まった宿屋と部屋作りが一緒だったから、ココがマヤネカの街の宿屋だと即気づいた

シャッ・・
俺は閉めてあったカーテンを勢い良くあけると、目の前に映る空は夕暮れ時って感じだった

「もう夕暮れ時かよ・・・」
そうと分かった瞬間

ぐぅ〜〜
俺のハラヘリサインが鳴り響く

「・・・ハラ減ったな、メシにすっかな」
俺は部屋から出て、メシを求めて食堂へと入った、ソコには談笑している仲間達が見えた、俺はその中に割って入る事にした

「全員綺麗にそろってんなぁ〜関心関心」

「あっお兄ちゃんおはよ〜」

「あっせんぱ〜いおはよ〜〜っす」

「・・・・ぉ・・・・・」
一応ロリロリも「おはよ」って言ってくれたみたいだな

「おうっ!おはよーさんっ!」

「おはよっイイ夢は見れた〜?」
ソッコー嫌味かよツンデレっ

「おかげさまでね」
秘技「嫌味返しっ!」・・・技にまで昇華させるモノじゃねぇんだけどなぁ・・・

ガタッドス
俺はイスにどっかりと座った後、店員にステーキ定食を注文した

「お兄ちゃん、またステーキ定食〜?たまにはステーキ定食以外も食べないと栄養偏るよ〜?」

「ん〜まぁ一番無難だからな〜値段の割りに量多いし」

「そうかもしれないけど〜」
その兄妹の会話に真っ先に反応したのはえみるだった

「せんぱい、好き嫌いとか多いの〜?肉好き〜?」

「んぁ?いきなり何だよ?えみる?」

「いいからっいいから〜」

「ん〜、まぁ、好き嫌いは特にねぇかな、肉好きかと言われると好きだけど、一番好きなのは・・」

「女好き?」

「そうそうそうっ!ソレよっ!!ソレっ!!って違うっつのっ!好きな食べ物の話じゃなかったのか!?女は食料扱いか!?俺はどこぞの食人族かよ!?」

ダンッ!!

体をオーバーリアクションさせてテーブルを叩いてまでの久々のノリツッコミ
けど、否定できるような否定できないような・・・自分でも女好きって言ったからなぁ〜

「違うの?お兄ちゃん」
おいおいおいっ!食人族な兄を持ちたかったのかい?マイシスター?しかし、これも『違うの?』と言われると否定できるような否定できないような・・

「違うわっ!俺が一番好きなのは『可愛い娘ちゃんの手作り弁当なら何でも』だ」
手作り一番、愛情万歳っ!おかしくないよな?本当にそう思っているし・・・

「えっ!?キモォッ!!!」

「・・・頼むから『うわっキモッ!』って顔したままにならないでください、お願いします」
何故か丁寧口調、そしてツンデレっ!そこまでストレートに言わなくて良いだろがっ!予想してたとは言えっ!そう言われるとつらいものはツライんだっつ〜の!
それに比べ、ロリロリは無反応〜良い娘だな〜後で頭なで・・
って
あっ!今『キモっ!』て顔しやがったっ!反応遅っ!

「良かった〜だったらだったらさ〜ボクアキラの好物にぴったりだよね〜」

「はぁ?」

「だぁかぁらぁ〜可愛い娘ちゃんなボクがおべんと作ってあげよっか〜?って事〜」
今この娘自分の事『可愛い娘ちゃん』言いました?

「はっ?」

「えっ?」

「はぁ?」

「なっなんだよっなんだよ〜その意外そうな顔〜ボクだってお料理ぐらいちゃぁ〜んとできるんだから〜〜」

そう言って両手を縦方向にぶんぶん手を振り回すえみる
料理うんぬんというより、自分を可愛い娘ちゃん宣言の方の反応がほとんどじゃないのか?
いや、料理できるっつ〜のも意外と言えば意外なんだけどさ

「・・・あ・・・」

くいくい

「んぁ?」
ロリロリが俺の服をくいくいと引っ張ってきた

「コレ・・・」
そういうとロリロリは何かのちらしを俺の目の前に差し出した

「ん〜なになに?料理コンテストォ?と審査員のバイト募集〜?」

「あっいつのまに〜返して〜っよっと」
バッ サッ
えみるがちらしをとろうとしたので、俺はサッとチラシを持った方の手をモーチルの方へと動かした

「ん〜?はっは〜んなるほどね〜〜」

「どうしたの?ちるちるちゃん?」

「えみるぅ、アンタこのバカ(クロノ)を料理の実験台にしようとしたんでしょ〜?」

「んなっ!?」

「あっちゃ〜バレたか〜えへへ〜」

「本日一番のナイススマイルでさわやかに言うなっ!!」
危うく明日が命日に・・・いやっ流石におおげさ過ぎたな・・・過ぎたん・・だよな?

「料理コンテストか〜私も参加してみようかな〜」

「おっ珍しく乗り気っすね〜えみる選手〜」

「ふ〜ん、歩も出るんだ?一番のライバルになりそうね」

「そうなるね〜けど、ボクは負っけないよ〜」
な〜んか盛り上がっているな〜女性陣、てか、モーチルの言い方が気になる・・・もしかして、あのツンデレ・・

「ま、チルが出れば優勝間違いなしよっ!だから、歩もえみるも出なくてもチルが優勝してあげるからっ!」

「・・・」

「・・・ぇ?」

「はぁ・・・やっぱなぁ・・」
出る気マンマンな発言だったよな〜アレ・・・
チルちゃん優勝宣言後、言い争いになったのは言うまでもない・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パタン
ボフっ
言い争う女性陣をなだめるためムダに疲れた俺は、水浴びを終えた後、ベットに顔からダイブした

「はぁ〜〜疲れた〜」
そのまま俺は目を閉じ、そのまま夢の世界へと行く予定だったのだが・・

コンっコンっ!!

ドアをノックする音に俺の目は覚まされた

「んぁ?こんな時に誰だよ?」

コンコンコンコンッ!

再びドアをノックする音、さっきより、回数が多いうえに、早い

「そう、せっかちさんにならなくてもちゃんと開けてやるって」

ガチャ

「はいはい、おまっとさんっ!」
俺はしぶしぶ、起き上がり、ドアを開けた、開けた瞬間

ガバッ

「うぉっ!って!ロリロリっ!」
ノックしてた相手はロリロリだったようだ、開けた瞬間俺に抱きついてきた・・・いや、しがみついてきた
まるで、怖い目にあって怯える子供のように
ロリロリの目は涙でにじみ、『うりゅうりゅ』っとしていて、ただでさえ幼女なのに、更に幼く見えたせいか普段より可愛いく感じた

「どうしたんだよ?もしかして、一人で眠るのが怖いとか?だったら、俺が添い寝してあげてもいいぜ?」
いつもより、幼く見えたので、子供扱いしてみた、勿論冗談だった
冗談のつもりだったのだが・・・

「・・・・・いいの?」
いいのぉ!!?

まさかの嬉しい展開だっ!しかし、一体どうしちまったんだ?ロリロリ?

トテテッボフっバサっ

じーーー

色々考えている間に、ロリロリだけ、早足で移動し、俺のベッドへとダイブ、ふとんにくるまり、俺を見ている、その目はやはりわずかに涙目で『うりゅうりゅ』していた

「・・・頼むからそんな目で見ないでください」
何故か敬語でロリロリにお願いしたのは、理性を保つためだ、夜、突然添い寝を求める女の子が来たならやる事は・・・『自重します』だな
ただ、それができるか危ういワケでして・・・

バサッ

ロリロリはくるまっていたふとんをくるまる前の状態に戻すと、横になった後にふとんを被った
これで『うりゅうりゅ』されてないので、少しは潜入しやすくなった

バサックルッ

「うっ!!!」

「・・?」

俺はロリロリが被っているふとん内部へとに潜入、横になり、首をロリロリの方向へと向けると・・・
予想以上に超近所だった・・・
吐息はかかり放題、甘い女の子のニオイ嗅ぎ放題、俺の理性も崩れ放題っし放題っ!
そんなご近所なのに、相変わらずのうりゅ眼(涙目)でこっちを見つめている
我慢できるか?いや、できねぇ、いやいやいやっ諦めるの早すぎだろっ!もちっと頑張れ俺っ!

理性との葛藤の中、俺の崩れ放題気味な理性がとった行動は・・

スッ・・・カチッ

フッ

俺はランプの火を消した・・・ランプと言ってもどうやら形だけでスイッチ式ライトみたいな感じで手をのばして電源をONからOFFにするだけで消えた

俺の理性さんの出した結論は
『うりゅ眼を見るのがヤバイなら、見えなくすれば、イイっ!』だった

ただ、この行動からあんな事になるなんてなぁ・・・今の俺には想像すらできなかった

「さぁ、寝よう・・」
言葉を全て言い切る前に・・

「いやぁーーーーーーー!!」

「うぉわぁっ!!」
ロリロリの初悲鳴
ちょっと待てっ!俺まだ何もしてないぞ!?

「うぇええ〜〜〜んこわぁ〜〜〜〜い〜〜」

「おぃっ!?どうした!?ロリロリっ!?」
しかもっ!泣き出しちゃったよ!?一体どうしたってんだ!?

「くらぁああ〜〜〜〜い〜〜〜〜うえぇぇ〜〜〜〜ん」

「えっ?Cry?」

「うえぇえ〜〜〜〜〜〜んくらぁあい〜〜〜こわ〜〜い〜〜〜」

「もしかして・・・」

スッ・・・カチッ

パッ

俺はOFFにしたランプの電源をONにした、部屋は明るくなったし、俺のボケは完全に流された
そして明るくなった途端、ロリロリが『ふぁっ』っと言って泣き叫ぶ悲鳴も止んだのだが・・・

「暗所きょうふしょ・・ぐぉっ!?」

「ダメーーーー!!見ないでーーーっ!」
そう言って、ロリロリは手で俺の眼をふさごうとしたのだが、片手だけでは完全に塞げていない・・
塞ぎきれてない視界に移ったのは・・・

「みっ!みっ!ミミガー!じゃなかったっ!!耳がっ!?耳がっ!!」
獣耳が萌えっ!な娘になったロリロリだった

「ふぁっ!みっ見ないでーーーーーー見ないでぇーーー」

「どうなってんだよ!?いつから、そんな獣耳萌えっ娘になったんだよ!?・・・いや、うんっソレ大歓迎だけど・・」

「ぐす・・・ホント?ホントに大歓迎?・・・いじめたりしない?閉じ込めたりしない?追い出したりしない?売り飛ばしたりしない?」

「しないしないっつ〜かさ、何でいきなり、いじめるとかだのの話になるんだ?」

「だって・・・見た目、変だし、コウモリに半獣化しちゃっうなんて・・・そんなのおかしいもん・・・だから・・・またいじめられると思って・・・」
ロリロリはビクビクぐすぐすしながらそう答えた

「・・・・」
なるほどね、そういう事か・・・獣化してしまった事で、いや、昔は制御できずロリロリは常に獣化してたのかもしれないな、だから、その見た目でいじめられたり、酷い事をされたりしたのだろう・・・
誰だって、自分が定めた『普通』と違うと恐れたりして嫌うもんだ、特に体の作り、見た目が違ったり、他種族とかならなおさらだ
そんな辛い過去から心を閉ざし、無口になったのかもしれない・・・

俺は今のロリロリが『本当のロロー・リリー』だと確信した、そして・・・

「ふぁっ!!」
俺はロリロリへと手を伸ばす、ロリロリは短い悲鳴と共に眼を閉じビクっとした
俺が手を伸ばしただけの行動が『いじめられる』と思いおびえているのだろうな・・・
だが、俺はそんな事しない、俺が手を伸ばした理由・・・
それは・・・ロリロリを安心させるため

ポンっなでなでなで・・・

「ロリロリ、例え、全世界の人が『ロロー・リリー』をおかしな存在だと認め嫌おうとも、俺だけは絶対に嫌わない!ただ、見た目が変わっただけであって、確かに『ロリロリ』は変わらずココにいる、何もおかしな所なんてない、俺はおかしな事を言ってるか?」
俺はロリロリの頭をなでて、今思っている事を正直に話した

「ぐす・・・ホント?ホントに・・そう思ってる?」

「勿論っ!当たり前だろ?」

「・・・私自身もおかしいと思って嫌っていても?」

「言っただろ?全世界の人が嫌おうとも、その中にロリロリがいようとも、俺だけは絶対に嫌わないって」

「うっ・・・ぐす・・」
節目がちにしてたロリロリが、顔を上げ、微笑む俺と眼を合わした

「あぁっああああーーーーーーーーーーーーー」

ガバッ

今まで表に出すのを我慢してきた感情全て吐き出すように、言葉にならなら程、泣き叫ぶロリロリは俺にしがみついてきた・・・

落ち着くまでずっとこうしてるよ
俺はロリロリの頭をやさしくなで続けた、ロリロリが俺の腕の中で泣き止むまで・・・

ずっと・・・

続く


なんか「これなんてギャルゲー?」的展開になってしまったような・・・それでもがんばろ
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.25 )

日時: 2007/08/29 10:11
名前: アンナ
情報: p7059-ipad207funabasi.chiba.ocn.ne.jp

はじめまして。アンナです。私からアドバイスを1つ。
会話文などを1文ずつ改行したらいいと思います。
良ければ参考にして頂けないでしょうか。

 どうぞよろしくお願い致します。
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.26 )

日時: 2007/08/31 02:08
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

初めまして、これからもヨロシクお願い致します。
アドバイス有難う御座います!会話文は1文ずつ改行すれば良いのですね〜わかりました〜アドバイスわざわざ本当に有難う御座いました!早速活かしていきます!
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.27 )

日時: 2007/09/25 01:28
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

2章
第3話(第16話)「暗所恐怖症」

「落ち着いたか?」

「・・うん」
ひたすら泣き続けたロリロリもしばらしくして泣き止み、少し落ち着いた様子だった
今なら色々聞けそうだ

「なぁ、ロリロリ、ロリロリは最初から、え〜と・・・なんだっけ?」

「獣化の事?」

「それもあるっけど、違うんだ、え〜〜と、あっ!そだっ!暗所恐怖症だったのか?」

「・・・私が暗所恐怖症になったのは、私がちっちゃかった時」
今も十分ちっちゃい時な気がすんのは俺だけか?

「私は娘を魔族によって殺された、家族に拾われたの、私はその娘に凄く似てたらしいの、だから、その娘の生まれ変わりだっていう、理由で私を実の娘のように「ロロー・リリー」と呼んで可愛いがってくれたの、だから、私もパパっママって呼んで幸せに暮らしてたんだけど・・・」

「拾われた・・・か、つ〜事は、その前は?」

「覚えてないの・・・目覚めたのはパパが運んでくれた病院内で、名前すら、わからなかったの・・・」

「そっか、捨て子だったのか・・・」
嫌な所で接点あったんだな、ロリロリとは
俺と歩は捨て子だった、施設の『タナカ先生』と呼んでいた人に拾われる前の記憶はお互いにない・・・
ただ、俺の本名は『クロノ』だという事は服にご丁寧に描いてあったらしく、ソレは確からしい、『明』と『歩』はタナカ先生がつけてくれた名だ

「うん、けど、拾ってくれたパパ、ママはすっごくやさしかったよ!」

「そっか、良かったな」

「うんっ!・・・・けど、ある日ね・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はい、こっからロリロリ視点で回想シーン

「ん〜〜〜〜〜〜〜」

ぴょこぴょこん

「あっ!!出せた〜〜っわ〜〜〜い」

ある日、激しく喜んだり、心が不安定になったり、悲しくなったりすると、獣耳が出てくる特性を知った、
私は鏡の前でソレ(半獣化)の練習をしていた
その日、初めて自由に出せる方法を覚えて私は喜んだ
初めて、半獣化してしまった時、一緒に遊んでいた友人は驚いた、だけど、誰一人私をいじめる事をしなかった、むしろ、
皆は私を可愛がってくれた・・・

だから・・・

「パパ〜っ!」

「ん?どうしたんだい?そんなに喜んで?何か良い事でもあったのかい?リリー?」

「うんっ!見て見てっ!ん〜〜〜〜〜〜〜」

「どうしたんだい?いきなり、そんな事を言って・・・」

ぴょこぴょこん

「出た〜〜〜っ!!ねっ!凄いでしょ?パパっ!」

「っ!?リリー・・・」
私が耳を出したのを確認すると、パパは私の方へと手を伸ばした

「エヘヘ・・・」
私はきっと頭をなでてくれるだろうと思っていた、
だから、頭をなでやすいように首をすくめ、頭を出した

ガッ

「なんだ!?この耳は!?」
パパは私の耳を思いっきりひっぱり上げた、ひきちぎれるかもしれないと思うほど・・・

「痛っ痛いっ痛いー離してっパパーーーー!」
いくら、泣いてもパパは離してくれなかった
そして、そのまま私の耳をひっぱって離さないまま、外にある、使われていない暗くて少し狭い物置場へと私を放り込んだ

ガゴンッドザッ

「痛いっ!?う・・・あっパパッ!?パパっ!?」

ガゴンッガチャン

「パパ!?パパっ!!何で!?どうして!?パパァ!!パパーーーーーーーーー開けてーーーーーーー!!」

ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

「−−−−−−−−−−−−−−−−−−!!!」

ドンドンドンドンドンドン・・・・・・・・・・・・・

いくら扉を叩いても、泣き叫んでも、パパは開けてくれなかった
私はいつまでも暗闇の中で泣き叫び続けた

私が出れたの数日後・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・回想終了

「数日後?」

「うん、パパは私が最初私を魔族と認めたくなかったんだと思う、だから、『魔族にとりつかれているだけだ』と思いたくて、退魔師に依頼したんだと思う」

「退魔師?ん〜エクソシストって奴か?」

「うん、それで退魔の儀式のために、私を出してくれたの」

「その後どうなったんだ・・・?」

「・・・最終的に私は売り飛ばされた『珍しい動物扱い』でね・・・そうなる前は退魔の儀式っていっての虐待、ううん・・・拷問・・・」

「・・・」

カタカタカタカタ・・・

ロリロリの体が震えていた、コレ以上は辛い過去を思い出させるのを止めさせないとな

「もう、いいっ!もう、いいよっ!それ以上は言わなくていいからな、ロリロリ!」

「・・うん・・・ありがと・・・」

「・・・」
暗所恐怖症・・・閉じ込められ救いの見当たらない暗黒の闇の中で生きる恐怖・・・そんな経験したならば、いくら強くても誰だって暗所恐怖症になるな・・・
けど、ロリロリの場合の暗所恐怖症の『暗所』は・・・
人間の暗い(残酷な)部分・・・
そして、オマケで何か暗い所

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そのままお互い、重たい空気に包まれ、何も言えなかった

「・・・もう寝よう?」
重い空気の中で声をかけてきたのはロリロリからだった、今の状況なら、『寝ませんか?』も立派な救いのお言葉だ

「あっあぁ、そうだな、そうすっか!じゃぁおやすみ」
そう言って俺は部屋を出ようとした・・・・・

「ってココ俺の部屋じゃんっ!つ〜わけで、部屋にもど・・」
俺はロリロリに部屋に戻るように言おうとしたのだが・・・
なんかすっごいムスっとしてにらまれた・・・

じぃーーーーーーーー
まだ、にらんでるよ・・・このままず〜〜とあのまんま?

「・・・なんだよ?ロリロリ、ムスっとして俺をにらんで・・」

「むぅ・・・うそつきっ!」

「はぁっ?」

「むぅ・・・・・添・い・寝!」

「・・・・・・え?マジで?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちゅんちゅん

そんなこんなでロリロリと添い寝・・・色々あったが
何とか平和な朝を迎えた
朝が来て、ロリロリが目覚めるまで俺は『理性』と「本能・欲望」という1対2という不利な状況だが、格闘し続けた

俺はそのハンディマッチで何ラウンドぐらい頑張ってたのだろうか?

「よぉ・・・おはよぅ、ロリロリぃ・・・・・」

「・・・やつれた?・・・V系に目覚めた?」

「・・・んなわけあるかぁ」
何故ヴィジュアル系を知っているのかはともかく、目にひどいクマが出来てしまったらしいな、ソレがV系メイクに見えるほどのひどいクマ・・・たった半日以下で・・・どんだけ頑張ってたのでしょうか?俺・・・
そして、心なしかツッコミにも生気がないようなぁ・・・

「・・・クス」

「お?笑った?今、笑った?」

「クスッ・・うん、だって、今日はまるでクロノの睡眠時間分奪ったかのようにぐっすり寝むれたから・・・」

「・・・いつもはぐっすり眠れないのか・・・」
暗所恐怖症だからなぁ、ライトつけっぱなしが常識なんだよなぁ・・・寝る時も・・・う〜む・・不憫・・・

「久々にぐっすり眠れたし、これからは『ライトが壊れちゃったから』っていう理由とかなしで添い寝してもらお・・・・何で・・・土下座してるの?」

「・・勘弁してくださいっていう意味で御座います・・・」
嬉しい提案だが、ソレだと毎日脳内が『戦』日和だっ!そして戦いの末、V系メイク(クマ)になっちまうのも嫌だからな

「・・・むぅ・・・・」

「・・・・あ〜なんだ、朝だしさっ、準備して皆と合流しようぜ?」

「・・むぅ・・・」
ロリロリは不満ありまくりながらも、自分の部屋へ戻っていった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は支度して、部屋へ出て、宿屋外近くの集合場所へと駆けていった

「・・・いつも以上に変よ?眼つき黒男っ」
新手のアダ名考えて即投下してきやがった・・

「あぁ・・そりゃどうもっあと、それとおはよーさんツンデレ」

「・・先輩・・いつからV系メイクに目覚めたの?」

「気にすんな、えみる、それと、これはメイクじゃなく天然素材だ」

「天然素材?何ソレ?お兄ちゃん?」

「歩も、気にすんな」

「まぁ、いいやっ!早速、トステンコの街へゴー」
と言って、笑顔で拳をグーにして突き出すえみる、元気だなぁ

「トステンコ?何でソコに行く事になったんだ?」

「料理コンテストが近々開催される街だから・・・」
俺の問に答えたのは意外にもロリロリだった

「そゆこと〜昨日チラシ見たんだし、わかってるでしょ〜?」

「わかってねぇから、聞いたんだって、つ〜かお前らマジ参加するつもりかぁ?」

「もっちろんっ!だから、昨日夜中に歩と一緒にヒミツの特訓したんスよ〜〜ねっ歩」
ヒミツの特訓ねぇ・・・ばらしてるし、公式の特訓に言い換えた方が親切だぞ?えみる?

「うん」
通りでロリロリがいくら悲鳴を上げてもこいつら突入してこなかったワケだ・・・けど、そうなるとモーチルは?アレだけ近所迷惑上等大音量御礼祭りでも寝てた?
・・・流石にソレはないか・・・つ〜事は

「ツンデレも夜中遅くまで特訓してたのか?」

「えっ?ふっ・・フンッ夜中ぐらいしか暇がなかったからねっ」
ちょっと気恥ずかしそうに答えて首をそっぽむかせるツンデレ、素直じゃねぇなぁ

「ほぉ〜そりゃぁ旨いモンが食えそうだな?期待していいか?モーチル?」

「えっ?モーチルに期待するの・・・?」
待てっ!何故ソコでロリロリちゃんがツンデレより先に入ってくるんだ?

「何よっ!?ソレ!?アンタなんか、出場すらできない程、料理下手のクセにっ!!」
当然モーチルが反論してくる

「むぅ・・・そこまで言うのなら、出場だけでなく、優勝してみせます・・」
・・意外と負けず嫌いなんだよなぁ・・・ロリロリって・・

「ふっ・・ふ〜ん、そんな見栄はっていいの〜?まぁ、いいわっ!ぜぇ〜〜〜たいっ!アンタみたいなロリッ娘には負けないからっ!!」

「・・・そっくりそのままおかえし・・・」

「・・・とりあえず、お前がロリっ娘言うなっツンデレ」

「へぇ〜二人共負けず嫌いなんだね〜お子様だね〜」
たぶん、お前もギリギリお子様の部類に入ってると思うぞ?
口には出さないけどな

「今さらって感じだけどね、それじゃぁ、トステンコに向かおう皆っ」
・・・かなぁり珍しく歩がしきりやがった・・・
雪が降るかもなぁ・・・傘買っといた方がいいかな?
いや、ヤリが降って来るかもしれんっ!盾を買っておかなければマズイかもなぁ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トステンコに俺達は目指して歩いた、途中ツンデレが怒ったり、愚痴ったり、ロリロリと喧嘩したり、己の人生に悩んだりと色々あったが
無事心の傷以外は傷を負う事なく、あっさりトステンコの街にご到着っ

「わかりました、アユミ選手、リリー選手、モーチル選手、えみる選手の以上4名がコンテストの参加メンバーでよろしいのですね?」
俺は、街につくなり、皆が「特訓するので、忙しくなるから、皆の分、選手欄に登録しといて」と言われ、その通りにしていた

「それで、審査員希望がアキラ様でよろしいですね?」

「おう」

「本当によろしいのですね?」

「・・おう」

スッビシっ
受付の人は俺に向け、綺麗な敬礼ポーズを見せてくれた

「わかりました、民間人代表審査員として登録しておきます、アキラ様・・・」

「おう・・・って何故敬礼してんだよ?」
そんなにヤバイもんなのか?そのコンテスト・・・もしかして、ゲテモノ限定とかどんだけ不味いもん作れるかのコンテストとか?そう描いてなかったけど・・・まぁいいか・・・
・・・いいのか?

「・・・甘い物大好きちゃん(モーチル)探してみるかな」

俺は一番料理させると何か不安になってくる奴(=モーチル)を探す事にした、
・・・ヘタしたら、またチョコレートケーキに砂糖ぶちまけられたモノが、出されるかもしれないしな

「はぁ〜〜やっぱ審査員なんて引き受けるんじゃなかったな・・・だいたい・・・ぶつぶつぶつ」
深くため息をつき、俺はブツブツと愚痴っていたら

「なぁ〜に、ため息ついて、ぶつぶつ言ってるのよ?」
探す必要もなく、今探したい人No1ちゃんが多くの買い物袋を持って、俺の背後からご登場

「おわっっと!・・・ん〜〜いやぁ、不快ため息もついてみるもんだなってな」

「アンタ、おかしいわよ?頭が」

「はっきり言うな、ツンデレッ!まぁ、探す手間が省けたからちょうど良いか」

「ふ〜ん、実はチルもね、そう思ってた所」

「あ?そりゃどういう事だ?俺を探してたって事か?」
ほほぉ〜う珍しい事もあるもんだ、ようやく、「ツンツン」から「デレ」の片鱗を見せ始めたって事か、地味に可愛い所あるじゃねぇか

「え?別にアンタを探してたワケじゃないわよ、荷物持ち係りを探してたのっ」

「荷物持ち・・・あっあ〜なるほどな〜」
前言撤回っ!やっぱ地味に可愛くねぇっ!

「そゆこと、ほらっさっさと運んでよねっ」
そう言って持っていた荷物を俺の前に突き出すモーチル

「わざと掴むフリして足元に荷物を落とすぞっソレが人にモノ頼む態度か?モーチルちゃんよ?」

「はい、任せたわよっ」

パッドサッドスッ
モーチルが荷物から手を離す、落下物は見事俺の足の指に衝突した

「ぐぉっ!っ〜〜〜〜〜〜・・・こんにゃろぉうめっ!!今のは、しゃーなしでノーカンな、けど、せめて、『お願いします』ぐらい言ったらどうなんだよっ」
ホントは手をグーにして突き出す程怒る所だったが、ちびっこ相手にそれはマズイよな・・

「わかったわよ、手伝ってくださいぃお願いしますぅ・・・ほらっこれで良いんでしょっ」

「終始棒読みじゃねぇかっ!!もっとマゴコロ込めてっサンッハイッ!!」

「手伝いなさい」

「命令文かよっ!?・・・・・・・・・はぁ・・もういい・・俺の根負けKO、んで、どこまで運べば良いんだ?」
頭下げて頼まないわ、命令文だわと、モーチルのプライドの高さに怒る気力も萎えた俺は素直に従う事にした・・・
もう、こうなったら、意地でもツンデレの口から『アリガトウ』って言わせてやるっ!覚悟しろっ!ツンツンロリ・モーチルッ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドサッ
「荷物ココでいいのか?」
俺は運んだ荷物をツンデレの指定ポイントに置いた、

「食材なんだから、丁寧に扱ってよね」

「へいへい、にしても、くあぁ〜〜なかなか重労働だったなぁ〜」
『お疲れでーす』という事を俺は大いにアピールした

「・・・何よ?」

「いやぁ、肩がこったなぁ、腰もいてーし、疲れたし、誰か癒してくんね〜かな〜?」

「じゃぁ、ソコのイスにでも座って休んでていいわよ?」

「揉んでくんない?」

「バカ言わないでよね、けど、ソレよりもっと良い事してあげるっ」

「えっマジで!?何!?何してくれんの!?」
なんだ!?ついにデレの片鱗を見せてくれたのか!?

「だ・か・ら、イスにでも座って大人しく待ってなさいっそしたら、チルのおいしい手料理食べさせてあげるからっ」

「へ?手料理?」

「そ、だから、楽しみに待ってなさい」
そう言って、得体の知れない食物を袋から取り出すツンデレ、身の危険を感じてしまった俺だったが・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい」
悩んだ結果の肯定文
コレはもはや一種の罰ゲームでは?
そう思った俺だったが、口には出さなかった

次回俺死んでるかも・・・

続く
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.28 )

日時: 2007/10/29 02:23
名前: OKI
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第2章
第4話(第17話)「開き直れ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
モーチルに言われるまま、俺はイスにどっかりと座り、今いる部屋を眺めながら、モーチルとたわいのない日常会話していた、その日常会話の中で流れに身を任せ足と荷物を運んだココがどこなのかはわかった
明日の料理コンテストのため、早く店閉まいにした店の台所だと言う事

『普通に許可は取れたわよ』とモーチル本人が言っていたが本当に『普通』だったかは危うい気がしたが、ソレを聞くのも俺の身体が危うくなる気がして俺は聞かない事にした

どれだけの時間が過ぎただろう・・つっても一時間ぐらいか?そう思った所で

「できたわよ〜」
モーチルの声が俺の耳に入り、食欲が刺激された

「待ってました〜〜」
俺の心の中では今の言葉はちょうど真逆、むしろ、待ってない、酷いモノが出た時のリアクションをどうしようか等について悩む時間を忘れてしまってたくらいだからだ

「・・・・・・遅いな・・」

「何やってるのよ?早く来なさいよ」

「へ?・・・普通運んでくるもんだっろ〜?」

「作ってあげただけ感謝してよね!あんたがこっちまで来なさい!」
相変わらずの高慢の態度に俺はため息をもらす

「は〜〜口に運ぶのも、足を運ぶのもセルフサービスって事ですか・・」
ついでに皮肉も漏らしながら、モーチルの元へと足を運ぶ

「おお〜〜〜〜〜〜おぉ!?」
豪華絢爛・・・とは程遠く、ただの野菜を切っただけなのを皿に乗せたヤツと、メロンらしきモノを切って皿に乗せたモノが見えた・・ただ単に食べれる物を切ったモノがモーチルの言う手料理なのか・・

「どう?おいしそうでしょ?」

「あ〜まぁな〜」
とりあえず、これなら害はなさそうだし、リアクションに困ることもない・・・けどな・・

「ちょっとまてーーー!!これが手料理なのか!?」
俺は頑張って作ってあったならば例え死ぬ程不味いモノでも食べてやろうって思ってた
モロ失礼な事考えてるワケだが、かな〜り本気だった、だからこそ、この切っただけという誰でもできるような事して、手料理って言ってる事が許せなかった

「うっ・・けど、チルが手を加えたんだもの、手料理になるわよっ」

「ほっほ〜う・・じゃぁ・・」
この『切っただけの奴で手料理と呼べるなら、魔物を切断しても手料理になるっつ〜事だよな?』と続こうとしたが

「・・・確かに簡単な事しかしてないのは認めるけどね・・・」
モーチルには珍しく自分の非を認める発言、俺が続けようとした言葉は音声に出さないまま消えた・・・
何かワケありそうだな・・けど、触れないでおいてやるかな・・と思った俺は・・

「はぁ・・・まぁ、せっかくの手料理なんだし冷める前に、おいしく頂くとするかな」
俺はため息を漏らしながら、しぶしぶ自称手料理を頂く事にした

「冷める・・ね、その心配は必要ないけどね・・」

「あ?・・・あっ!おいおいおい・・」
冷める心配は必要ないの言葉の理解した、目の前の料理(?)を見ると、火の通ってないものばかり、というより、さりげなく適当に買ってきた感じのアイス等のデザートが多い事に気付く
俺は忘れかけていた不満がまたこみ上げてきた

「人を・・・」

「・・炎恐怖症なのよ・・チルはね」

「バカにすんのも大概に・・」と続く予定の言葉は俺の頭の中から消えうせた

「・・・・ハイ?何ておっしゃいましたか?今?」
あまりにも突然の告白に、モーチルの言った言葉を忘れかける・・確か『ぼんのうトウフしよう』?
・・・なんじゃそりゃーーーー!?

・・・一人ノリツッコミ決めたよな、今、俺、そして確認できたよな今、・・良し!意外と冷静だ!うん、たぶん

「何よ・・・何とか言いなさいよ・・・」

「いや、悪い、今ちょっと頭の中生理中だ」
・・冷静してたようで、凄い動揺してるなぁ俺・・・

「フン・・・どうせ、バカにする、言葉探してたんでしょ・・」

「あ?」

「炎なんて基礎中の基礎なのに、ソレが使えない魔術師なんて落ちこぼれ以下だって事よ・・・」
そんな事は俺は知らない・・だから

「あぁ・・それで俺がモーチルの事バカにすんのかと思ったのか〜なるほどな」
思った事をそのまま素直にストレートに言い放った

「なるほどなってアンタ・・・」
落胆する、モーチルを見て俺は鼻先で笑ってやった

「フッ・・俺はモーチルの事を本気でバカにはしないぜ、つ〜かした事ないし」
この言葉にムっとした表情に変わったモーチル、相変わらず良い反応するロリっ娘だよ、お前は

「うそつきっ!いつもしてるじゃない!」

「モーチル・・俺は、人をからかっても、本気で人をバカにする事はしない、コミュニュケーションと罵倒は全然違うモンだ、OK?」
そう、『可愛いからいじる』のはセーフだが『虐める』のはアウト、まぁこんなん常識って奴だな

「えっ・・・・・・うん・・・OK」
理解・納得するのに結構時間かかってない?あの娘、何か不服でもあるのですか?
思うだけで聞かないけどさ

「モーチル・・俺から言わせたらモーチルは凄いロリっ娘だと思っている、何が凄いかは、モーチルからは検討もついてないだろ?」
俺は多少ニヤニヤしながらそう言い放つ

「えっ?・・・え〜と・・・・・・・・・ヒン・・」
『ト』は言わせないまま、強制タイムアウトにする事にした

「はい、残念時間切れ、正解は、『魔術師で魔術が使える』からさ、俺の居た世界では魔術師は居なくて普通だったんだ、だから、魔術を使える魔術師なお前が凄い人に見えるし、凄いとも思ってるってワケさ、だから、バカになんてしない」

俺は自信満々に答えた

「・・・でも・・それでも私は炎恐怖症の時点で・・」
どうしても自分を罵倒したいらしいな、コイツは

「炎恐怖症という事で自分自身を罵倒すんなら、いっそ魔術師をやめちまうか、『そんなの関係ねぇ!』って開き直れよ、それともモーチルは『チルは炎恐怖症なんです〜同情して、慰めてください〜』って感じに接して貰いたいのか?」

俺はさっき以上に自信満々で答えた、俺は思ってる事をそのまま言い放った、ムリにヘタに同情して慰めるフリをした所で尚更不快にさせるだけだろうからな

「はぁ〜〜・・・・・」
モーチルが頭を下に向けて長いため息をはいた
何故ソコでためいき?良い事言ったよね?俺・・・ねぇ、言ったよね?俺?

「そんなの、ぜぇ〜〜〜たいっに嫌!!・・・そんな事したらアンタに絶対にバカにされるからね、それに・・」
モーチルは顔を上げ、首だけはプイっとそっぽ向いてるが流し目で俺の目と目を合わせて話した、この行動、言動で俺のテンションは大きく上昇した

「チルはエリート魔術師だものっ!そんな事するワケないでじゃない!」
ようやく、モーチルらしくなってきたので、俺はいつも通りの

「ははっさすが、じ・しょ・うエリート魔術師ちゃんだな」
いつものコミュニューケションをモーチルの頭をなでながら開始した、勿論、雷撃覚悟で

「自称って言うなー!」
両手をグーにしてふり上げ怒る、オーバーアクションモーチル

「じゃぁ、撤回できるように頑張れよ、つ〜かさ腹減ったよな、一緒に食おうぜ、つ〜かお前も冷たい料理食い放題ディナーに道連れな」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺とモーチルはモーチル特性の手料理を食べる事にした、からかったり、モーチルの嫌いな野菜を口にむりやりおしこんだりしながら、笑いながら、雷撃を喰らいそうになりながら、料理を喰った・・・ついでに最後は雷撃もくらった・・

そんなこんなで次の日、いよいよヘタすると命日になるかもしれない・・・料理コンテスト当日だ・・・俺がそう思うのは大げさに感じるかもしれないが・・実際マジでそう思ってる・・・
何故なら、聞いた話によると実はゲテモノ・・・
ようはどれだけ初めからまずい食材をおいしく料理できるか?っていうコンテストらしい・・・
とびっきりマズイ食材でクソ不味くなるよう作るなんて危険物取り扱い上等!毒薬作成コンテストだっつーの!!
どうりで素人の俺が料理の審査員にあっさりなれるワケだ・・
俺は受付の人が敬礼した意味を理解した・・・

「はぁ・・・朝から憂鬱だ、いっそ、もうアキレス腱を何か炒めてしまった気がするからっとか何とか言って逃げようかな・・」

「・・・字、誤字してる」

「どわっ!!ロリロリ!びっくりしたっ!」
いきなり背後から出現した、ロリロリが誤字を指摘してきた、まったく気配を感じさせぬとは、流石アサシン・・

「・・・仮病使って棄権したら・・・」
そう言って、ムーー!と睨んでくるロリロリ・・目を逸らした俺はロリロリの手が見えた・・その手にはしっかりと凶器(天召器)を握り締めていた・・・

「わっ・・わかったよ、ロリロリ、棄権しない、しないから、しまえ、頼むから、なっ?」

「・・・うん」

「・・・しまってください、お願いします」

「・・うん」
『うん』と言っておきながら、全くしまう気配がない所か、更に握り締めているように感じた俺は覚悟を決める事にして、皆と合流後、コンテスト会場へと向かった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワーワーキャーキャーニャー

俺達は大会会場へとついた、すでに歓喜か、悲鳴か、応援か、獣かわからない声が会場外からも聞こえてきた

「何で大会会場外からでもキャーだのニャーだの聞こえてくるんだっつ〜の、選手も審査員も来てねぇってのに、そんなに盛り上がんのかこの大会?」
その言葉にハッとした顔になったロリロリが口を開く

「ちょっと待って・・・これは・・ヤバイです!」

「どした?ロリロリ?」

「・・・私と歩、えみるが聞いた話だと食材として『魔物』も扱っているそうです・・」
『ここから先の言葉は言わなくてもわかりますよね?』そんな感じな表情で俺を見つめるロリロリ
俺はその言葉に『やべぇ』と感じた!
さっきから聞こえている声はかなりの高確率で悲鳴だっ!!

「っ!!!それって!」
歩が驚いた声をあげる、おそらく俺と同じ想像をしたのだろう

「ああ、やべーぞ」

「私達遅刻しちゃった・・・?」

「「「「そうそうそうそう・・ってぇ!!」」」」

「「「「「違うだろっ!!」」」」
俺とロリロリ、モーチル、えみるの4人は素敵なノリツッコミハーモニーを奏でた

「あわぁっ!びびびびっびっくりしたぁ〜」

「『びっくりしたぁ〜』じゃないわよ!!アンタバカでしょ?さすがバカの妹よね!」

「歩をバカにすんのは後でまったりとやろうぜ?モーチル、今はとにかく、悲鳴かどうか確かめに行くぞ、念のため武器は出しとけ」

「え?えー?何で?何でぇ?どうして?」

「はぁ〜〜まだわっかんないの〜?あゆみ〜ん、たぶん、先輩も私もちるるんもロリロリも、食材である『魔物』が暴れて、それで観客予定の人たちが悲鳴をあげ助けを求めてるって思ったから、助けに行こうと思ったって事っ」

「あ〜なるほど〜・・・ってわぁーー!!大変だよー!どうしよう!」

「今言うたじゃろがい!!!助けに行くぞ!」

「バカに付き合ってらんないわ!」
そう言って、俺より先に走り出したモーチルに

「とにかくだ!武器出してついて来い!歩!!」
合わせるように、俺も走りながらそう言い放った

「えっ!ちょ!ちょっと待ってよーー!」

俺達はコンテスト会場となる予定だった場所へと急いで向かった



つづく

メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.29 )

日時: 2007/11/06 01:17
名前: OKI
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第2章
第5話(第18話)「魔王四天王」

わーーーーーーきゃーーーーーーーーーにゃーうわぁーーーーー・・

悲鳴の元へと走り近づく程声が大きく聞こえてくる、その悲鳴に耳をふさぎたくなったが、受け入れなければいけない現実だと思い、俺はふさぐ暇があるなら、そのぶん急ぐ事にした

俺と歩は会場内に入る

そこはまるで闘技場のような場所・・
ソコではすでにモーチルとリリーが牛の頭をした鬼のような・・ミノタウロスを聞いた事をあるなら真っ先にソレだと思うような魔物と応戦していた

「遅いわよ!・・邪魔よ!」
バチバチィ・・ドシャーン 
ぶももぉぉーーー

魔物に雷撃を放つモーチル、魔物が悲鳴をあげる

「はっ!やぁ!!」
ブワッベキャッッ! 
ぶふぉもぉ〜〜〜〜

雷撃をくらい、しびれて動きがにぶくなった魔物の腕に回し蹴りを放つリリー、魔物がまた悲鳴をあげる

シュバババババっ!!
突然、何かが飛んできた

「うぉわっ!!あっぶねぇ・・」
俺はとっさのバックステップでソレを避けた

「・・大丈夫ですか?アキラ」

「おうって!!うぉわ!いやいやいやっ!!お前が大丈夫かよ!?ロリロリ!?」

「・・・大丈夫です・・・これはクナイですね・・」
ズボッピュ〜

そう言って、飛んできて頭に刺さった赤く染まったクナイを引き抜くリリー、抜いた瞬間ちょっとした洒落た赤い噴水が吹き出てきていたのだが・・・
本人が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうな、凄い赤い以外はいつもと変わらない表情してるし・・・

シュバッ!タッ!
何かが降って来た

「我は魔王と意味と同じ『レアル』の名を貰いし、魔王四天王が一人!レアル・カナデ・リ・アルナ!・・命が惜しくば早々に立ち去るが良いぞ!・・・で御座る」
語尾の『御座る』と服装で忍者っぽい感じでなかなかにグラマラスな女の子が目の前に現れる
どうやら降って来た何かはこの魔王四天王と律儀にも自己紹介してくれたこの女の子だったようだ

「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」

あまりの突然な自己紹介と出来事に皆沈黙してしまった、最初にその沈黙をやぶったのは

「御座る・・・御座るって・・御座るって言ったね、忍者なのかな?あの人」
以外にも歩だった、『御座る』が凄い気になってる御様子だ

「・・やっぱお前もソコが気になったか、実は俺もだ!」
本当なら、『魔王四天王』という所に反応する所なんだが・・『御座る』とかいう珍しい奴、初めて見たからなぁ・・

「実は・・私もです」

「えぇー?とか言って実はボクもー!」

「何でこうあんたらバカばっかなの!?あんなの『御座る』なんてベタなセリフ言わなくてもっ!服装からして忍者に決まってるじゃないっ!」

「・・・満場一致で魔王四天王という、凄い事実については・・その〜・・眼中に無しで御座るか、おぬし等?」
何故か控えめな態度になる魔王四天王、なんとなく不憫な子っ的空気を感じる・・・

「おうっ!!」
魔王四天王には不憫な気がしたが、自信満々にそう答えてやった、しかもナイススマイル!のオマケ付きで

「・・・うぬぅ・・まぁ・・良い、それよりもおぬし等、先ほどの話の内容は覚えておるで御座るか?」
その言葉に俺達はさっきまでこの人が何かを言っていたのかを思い出す・・・

「・・・御座るって言ってたな」
「・・・御座るって言ってたよね」
「・・・御座るって言ってたね〜」
「・・・御座るって言ってました」
「・・・御座るって言ってたわ」
全員大体同じタイミングでそう答えた

「やっぱり満場一致で『御座る』だけで御座るか!?くぬぅっもう良い!!おぬし等の首、この魔王四天王が一人っ!カナデが貰いうける!!」

シャキ、ババッ
「ニンッ!!来たれっ!風神っ!!」
腰に指してあった、左手で短刀を逆手になるように抜き、右手で忍者っぽい印を結ぶ動きをした後
天高く右手を掲げ、カナデが『風神』と呼ばれる物を呼応する、その声と共に・・・

ぢゅるん

良くわからないけど、とにかく、嫌な音を奏でながら、篭手が出現し、それが腕に絡んだ

てか、どうでもいいかもしんないけど、忍者だからって「ニン」とかベタすぎじゃないか?

・・・グッ!!

そのまま、ゆっくりと左足を前に出しながら、短刀を持った方を俺(明)から見て前方へと突き出し、
短刀の切っ先を俺へと向ける
天高く掲げた手は力強く握り締め腰のくびれあたりで止め
それっぽい構えをとった

バッ!!
「いざっ!!参るっ!!」
構えた瞬間その言葉を発する前に俺目掛けて襲いかかるっ!!

「そういうのは言いきったあとに行動しろってのっ!!来いブレイバー!!」

ブゥウン・・グッ!!

俺の右手にブレイバーが出現する、俺は強く握り締める

そして、間一髪の所で俺はカナデの襲撃を・・・

ザグシュー・・・

「へっ不意打ちご苦労様っけど、残念だったなっ!」

「・・・いや・・・お主良く見るで御座るよ・・その〜・・・刺さってるで御座るよ?」
んなわけねぇだろぉっ・・てっ!!

「アレェッ!!!?刺さっとるがなーーー!?」
見事に間一髪でもないかもしれないほど見事に刺さっていた・・

ブレイバーが縦になるよう突き出して防ぐつもりだった俺だったが、突き出した手とブレイバーと俺の腹の間にカナデが手にした刃が突き刺さっていた・・

「まさか、防げぬとは思わなかったで御座るが・・・いや、しかし、コレは好機っ!さぁどうして欲しいで御座るか?引き抜いて出血多量で逃れられぬ死ぬ運命の時を引き伸ばそうか?いっそ、更に刺して傷をえぐり、早々に殺してくれようか?選べっ!!」

何気に怖い事言っちゃってる魔王四天王の一人、ご丁寧に死に方をチョイスさせてくれるってんだから・・いや、親切ではねぇか・・・
俺は死を覚悟しそうになったが、一応命乞いをする事にした

「悪いけど、できれば・・さっきのシーンカットして、テイク2希望で」
果てしなくムリそうだが、一応思った事をそのまま言ってみた

「かっと?ていくつー?何を言っているので御座るか?お主?」

・・・やっぱダメか


続く



いつもより、短く終わるようにしてみました、いつも終わり所が見当たらず長くなってましたので・・
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.30 )

日時: 2007/11/09 02:09
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

第2章
第6話(第19話)「魔王四天王 パート2」
*主人公メインの視点で書いていきます。

「おにいちゃーーん!?え〜と・・エンゼルヒールッ!!」
歩が俺のカナデの襲撃によって刺された傷を癒す
しかし、タイミングバッチリだな〜密かに『明刺されるから歩、ヒール準備』的ノリな打ち合わせしてたんじゃないのか?台本どこだよ?

まぁ、とにかく、俺は歩の『エンゼルヒール』により俺の傷は短時間で塞がれた、オマケに簡単綺麗で色褪せてないっ!

傷が塞がれたのだが・・・
どうやら、短刀がぶっ刺さったまま治したせいで、そのまま短刀も俺の体の一部になってしまったみたいだ・・これじゃぁ通勤ラッシュ時の電車内=死に場所になったもんだ

「・・・ぬっ抜けぬ・・・ちょっと力強く引っ張ってみても良いで御座るか?」

ぐっぐぐぅ〜〜
カナデが明の体に刺さったままの短刀を抜こうと少し強く、それでいてしつこくなく、まったりと引っ張った、ぴゅ〜っぴゅ〜っでろり・・と血が出てきた

「いだっいだだだっ!うぉいっ!コラっ!ニンニン娘!(カナデ)人のどてっ腹から刃を抜く時はもっとやさしく・・・いや、もうやめろ、抜くな!頼むからっ!!」

「むぅ・・・いやしかし・・すまぬ・・せめてもの情け・・一瞬で抜いてやろうぞっ」

『どっせいっ!!』と掛け声と共にズボッと心地良い音をたて俺の腹から短刀が引き抜かれた・・・まぁ、この時、更に深く刺されたり、えぐり殺されなかっただけマシと判断しとくか・・

・・・当然その後、歩のエンゼルヒールで回復・・・ご利用は計画的にしたいのだが・・・まぁ、そんなこんなで・・はいっテイク2!!

「ゴホンっではっいざ参るっ!!」

バッ!!ババッ!
今度は全て言い切った後に行動するカナデ、俺との距離を一気につめ、体事、空中でダイナミックに縦回転させ遠心力を加えたまま・・

「貰ったーーー!!!」
フォンッ!!
右足でカカト落としを放つ!

ガギィィンッ!
俺はブレイバーでそのカカト落としを両手を使ってガードした、片手だと遠心力をのせたカカト落としを完全に防げる可能性が低いと考えたからだ

「残念っ!ガードしてくださいって言ってるもんだぜ?」

「勿論っ、ソレが狙いで御座るよ!」
バッ!ギュルッ!
カナデは体を半時計周りにひねり、足を力強く伸ばし蹴り飛ばすような動きをすればドロップキックが出来上がりそうな体制に入るという、ありえない体術を見せ付けた

「んなっ!?やべぇっ!!ちぃっ!」
もっと警戒していれば・・良く見ると、さっきの縦回転した時に取り付けたのか、ご丁寧にも殺傷力を増すためにクナイが蹴りを出そうとしている左足に付いている
こんなのがマトモに入ったら致命傷確実だっ!

「こうなったら・・」
自爆覚悟で、ブレイバーの特殊能力「爆発」を発動っ!

『・・炎恐怖症なのよ・・チルはね』

発動っ!!となるはずだったのだが、こんな状況だっていうのに、昨日のモーチルの言葉を思い出す

ビクッ
発動をためらう、一瞬の戸惑い、俺は反撃、回避共にチャンスと呼べる時期を失った

「もらったーーっ!!」
グォッ!!
勢い良くクナイ付きの殺傷能力高めな足で蹴りを放つカナデ

「しまっっぐがぁっ!?」
ドカッ!
ギィィンッ!

「ぬぉっ!?」
「・・残念でしたね・・・」

ドシャッ
「ぐほっロリロリツ!!」
どうやらロリロリが俺を蹴っ飛ばした後、カナデの蹴りをガードしたらしい
荒っぽいとはいえ、俺はロリロリに助けられた
クナイ付きの足でドロップキック喰らうのに比べたら、ロリロリの蹴りなんて可愛い・・・・・?
いや、強化人間になってたかったら良かったモノの・・・一般ピーポーなら肋骨何本かイッてかもしれねぇ・・・・

「悪ぃ、ロリロリ!助かったっ」

バッフォンフォンフォンガッ!!

ロリロリがある程度トンファー(天召器)を回して、決めポーズ

「ぬぅ・・拙者はあの者と一対一で闘っていたというのに、横やりとは関心できぬなっ!」

「・・・ここからは明の変わりに私がお相手します」

「むぅ・・拙者が申した言葉は無視で御座るか?しかし、それは面白そうで御座るな〜では、是非お手合わせ願おうっ!」

「・・・はい・・・」

「「では・・・」」
ババッグッ!!
ババッグッ!!
「「いざっ参るっ!!」」

ダダッ!!バッ
お互いが構えを取った後に拳を強く握り締める、掛け声を言い切った後に地面を強く蹴り飛ばしっ眼前に居る者へと駆けて跳躍する二人共

「「はぁあああああーーーっ!!」」

ガガギギィィンンッッ!!!!

刃と・・・・アレ何だ?あ〜とにかく何か金属製っぽい物とがぶつかり合い・・・

開戦の合図が鳴り響いたっ!!


続く
メンテ

Re: えるえるえ〜る( No.31 )

日時: 2008/06/07 16:53
名前: OKI
情報: softbank221071006021.bbtec.net

第2章
第7話(第20話)「魔王四天王 パート3」
*主人公メインの視点で書いていきます。

ギギィィィンッギリギリギリギリギリ・・・
互いの武器と武器での力比べ空中バージョン・・・
カナデは片手に対し、ロリロリは両手を使っていた・・いや、使わざるを得なかったのかもしれない・・片手と両手では雲泥の差っ
ロリロリが

「はぁあっっ!!」
ググッッ!ガギィィィンッ!フォンッ

ロリロリが「万歳」しているようなポーズで思いっきり、カナデの武器を弾き返したっその瞬間勝つ事を想定していたのかロリロリが体を反らせ、縦回転し、カナデから見て、下からサマーソルトキックを彷彿させる蹴りを・・

「甘いっ!で御座るよっ!」
ガッ!ブフォンッ!
放とうとした瞬間、弾かれてない方の手で『甘いっ!』と言いながら、足を掴み押さえるっ同時にカナデも縦回転し、頭を地面方向へと移動させ、ロリロリから見て、上からオーバーヘッドキックを彷彿させる蹴りを放つ

ドガッ
「っ!?がっ!!」
その蹴りは見事にロリロリのガードしようと上げた腕とガードしきれなかった頭にヒット、ロリロリは地面目掛けて吹っ飛ばされたっ

「まだまだーーっ!」
バッヒョォォォーーー
追い討ちをかけようと、カナデが叫ぶっ
吹っ飛ぶロリロリへと竜巻を発生(おそらく風神の特殊効果だと思う)させ、風を切る音を奏でながら急速接近し、そのままロリロリへと腕を突き出し突撃する

ドゴーーン もわもわもわ・・・
「げほげほっ!ロッ・・ロリロリーーーッ!!って・・」
カナデの追い討ちはロリロリの腹へと見事ヒットし、そのまま地面に激突、土煙があたりを覆う、土煙の発生箇所であり、ロリロリが激突したと思われる地面方向へと俺は叫んだ、やがて土煙が風で流れハッキリとロリロリの姿が見えた、その姿が・・

「・・・・・・・・」
「何でだよっっ!!?」
ロリロリが仰向けに寝っ転がってカナデの腕と足を締め固め、天高く上げている
簡単にまとめるとロメロスペシャルというプロレス技をロリロリがしている状態だった・・・
何故こうなったのか、カナデの方で何があったのか、凄い気になるし、ロリロリの方も、『気がついたら自然とこうなってたんですけど・・』って感じな表情している事も凄い気になった

あっちなみにカナデの方はタップタップする余裕すらなかったのか、見事に(意識が)おちていた

「・・・・・・・」
ロリロリは俺の方を向いて、この後どうしよう?的な表情を見せる・・

「いや、どうしようって眼で見られても・・・」
俺は『こっから先はお前に任す!』とジャスチャーを送ってみた・・・
おっ!どうやら伝わったらしくロリロリはコクコクとうなづいて見せた

「うんしょ・・・・・・・・・・」
ザックザック・・
「全て任すと言ったけど・・・そこで、埋めるかよ・・」
ロリロリのとった行動はカナデを埋める事だった、天召器を上手く使ってすぐさま、まるっと一人分入れそう・・もとい、埋めれそうな穴を作ってカナデを埋めた

「ふぅ・・・・・・」
その後、言葉を続けるならば『良い汗かいた〜』って所か、そんな声が聞こえてきそうな程満足気な表情(実際、無表情がスタンダードだから、わからねぇけど)でカナデを埋め終えた後、ロリロリは汗を手でぬぐった

「まぁ、何はともあれこれで終わり・・」
俺の言葉途中で・・・

「・・では御座らんよ・・」
ボゴンっ
地面から、地面が盛り上がった音と共にいきなり目の前・・いや、目の下からそう言いながら埋められた後、もぐらのようにもぐって移動したカナデが現れた

「っ!?」
ドゴォンっ!
「うわっぷ」
シャキッ!
「動くなっ!動けば殺す」
地面から、爆発するかの如く、勢い良く飛び出す、カナデ
その時に、飛んで来る、土砂が目隠しとなり、カナデの姿を見失った俺は右を向いた、その目に映ったのはカナデが持っていた刃

どうやら飛び出るとほぼ同時に一瞬で背後に回り、首元へと刃を向けたらしい・・

「拙者の目は誤魔化せぬ、お主、我らと同じ魔族で御座るな?」

「・・・何の話?」

「とぼけるなっ!拙者に一撃を入れられた時、耳と尻尾が生えたではないかっ!まさか萌えグッズとは言わせぬぞっ」

まさか・・萌えとか・・おまえ・・ここでそんな言葉が出るなんて・・

「まぁ、良い、お主、魔族ならば我らの所へ来いっ!」

「・・断るとか言ったら」

「そうか・・ならばっ!」
バッ!
カナデがわざとらしく大きくふりかぶる、この後、俺の首をかっきるつもりなんだろう・・

「待ってっ!」

がらんがらん・・
ピタッ
そう言うとロリロリは持っていた天召器から手を離し、お手上げのポーズ、地面に落ちた天召器が音を立てた、その音を聞きカナデが俺の首めがけて振り下ろした腕を止める

「ふぃ〜あぶねぇあぶねぇ・・しかし、やばい状況だな」
と言いながら俺は、ロリロリに向けて何回かウインクして見せた

「命拾いしたで御座るな、しか・・・」

「お前がなっ!!今だっ!!歩っ!モーチル、えみるっ!」

「なぬ!?」
俺の言葉を聞き、言葉途中で驚きあたりを見渡すカナデ

バキィっ!ふぉんふぉんふぉんふぉんっ!
ガガッ!

「うごはっ」
「ぬわっ!」
そのカナデの一瞬の隙をつき、ロリロリがさっき地面に落とした天召器を蹴っ飛ばす、蹴っ飛ばされた天召器は見事カナデと・・・俺に当たった・・
しかし、そのおかげでカナデからの拘束を解かれた俺は、その場で倒れ込んだ

続く
メンテ
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